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彼の声

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彼の声 2018.1.29 「戦争と平和のバランス」

2018/01/29

 批判は批判している対象との対立関係を装
ってなされる場合が多いわけだが、批判とい
う行為に関しては確かに批判の対象としての
行為と対立関係が生じているかもしれないが、
批判している当事者の社会的な立場や地位が
批判している対象の人や団体と必ずしも対立
しているわけではないだろうし、社会の中で
同じような立場や地位を共有している者同士
で批判し合っている場合があるわけで、その
場合の批判はやっていることの方針をめぐっ
て対立しているとも言えるだろうし、その人
が占有している社会的な立場や地位に伴って
やれる行為があり、そのやっていること自体
は批判者も批判の対象者も同じようなことを
やっているわけだが、同じようなことをやっ
ているだけにやっていることが競合してくる
わけで、それが対立的な敵対関係か競争的な
競合関係かあるいは両方が入り混じったよう
な関係なのかはその場の状況にもよるだろう
が、両者が同程度の社会的な立場や地位を占
有しているわけだから、そのことに関しては
別の社会的な立場や地位の人や団体とは無関
係だろうし、それとは別に利害関係が生じて
くるとすれば、それは批判の対象となってい
る行為が別の社会的な立場や地位の人や団体
と直接関係してくる時だろうし、そのような
行為がそれらの人や団体に弊害をもたらして
いるとすれば、そのような行為に対する批判
を支持するような成り行きとなるのではない
か。結局それは批判者やその対象者の社会的
な立場や地位が問題なのではなく、そのよう
な立場や地位を利用して行われている行為そ
のものが問題となっているわけで、そのよう
な行為がそれに対する批判によって改められ
ることにでもなれば、問題がなくなって弊害
が解消して一件落着となるのかもしれないが、
それによって批判の対象者が占有している社
会的な立場や地位がなくなるわけでもないだ
ろうし、そのような立場や地位を利用してや
っていることが弊害や問題を起こさなければ
別に批判されることはないわけだ。そうだと
すればそのような立場や地位を伴うような社
会的な役割分担も維持されるだろうし、その
ような立場や地位からもたらされる特有の利
益もそれを占有している人にもたらされ、結
局社会の中で様々な立場や地位を伴った役割
分担が生じていて、それぞれの立場や地位を
占有している人たちの暮らしが成り立つだけ
の収入がもたらされていれば、それらの立場
や地位を伴った役割分担は維持され、結果的
にそのような役割分担を構成する社会も成り
立っていることになるのだろうが、それの何
が問題なのかといえば、限られた人にしかそ
の立場や地位は占有できないわけで、それを
占有しようとして人や団体の間で争いや競争
が起こっているとすれば、結果的にその立場
や地位を得られなかった人や団体の中で不満
が渦巻いているだろうし、そのような人や団
体は自分たちが優位な立場や地位を占められ
るような社会を築きたいわけで、それが実際
に実力行使などを伴って表面化してくれば、
そこで何らかの争いが起こるだろうし、そう
いう争いが激化してきて事態の収拾がつかな
くなってくると、テロや内戦などの泥沼の状
況に陥ってしまうわけだろうが、実際にそう
なっている地域は世界の中では限られている
し、他のほとんどの地域ではそうはなってい
ないわけだ。

 もちろん平和な地域ではそのような争いが
起こっていないわけではなく、争い自体が制
度化していると試験や試合で優劣を決めるよ
うな成り行きにもなるわけで、そのような競
争には特有のルールが設けられて、社会の平
和が維持される範囲内で競争が行われるよう
な制度になっているわけだろうが、もちろん
全ての競争が制度化されているわけでもない
だろうし、逆に制度化されていないような範
囲で争っている人には自由が生じている場合
もあり、さらに特に争っている感覚を伴わな
いような成り行きも中にはあるだろうし、そ
ういうところでは人々の間で共通の利益が生
じていないわけで、利益の奪い合いが起こら
なければ争いも起こらないわけだ。つまりそ
こでは社会化が進んでいないことになり、特
に目的を伴うような役割分担も生じていない
だろうし、社会の中でそういう余地が生じて
いるとすると、その部分では平和が維持され
ていることになるのではないか。結局社会の
豊かさを実現するにはそういう部分をいかに
して増やしていくかが課題となってくるのか
もしれないが、一方で制度の内外で争いや競
争を伴うような行為が経済的な富をもたらし
ているのだろうから、矛盾しているといえば
その通りなのかもしれないし、日夜争いや競
争に明け暮れていれば豊かさを実感できず、
実感するには争いや競争のない余地を社会の
中に増やしてゆかなければならず、その両方
が必要だとすれば両者の間で何らかのバラン
スをとる以外にあり得ないのかもしれないが、
バランスをとったところで争いや競争がなく
なるわけでもないのだから、それは一種のご
まかしとなってしまうのかもしれないし、た
とえごまかしになろうと相矛盾する両方の状
態が社会の中で必要となっているわけだろう
し、実際に人も団体もそれをはっきりと意識
しているわけではないにしても結果的に両方
の状態を求めているのではないか。そして実
際に起こっていることは経済的な富を獲得し
た人たちが余暇を持て余して観光に耽ってい
るわけで、その余裕のない人たちは働いてい
ることになるのだろうが、別にそれで問題が
なければ社会を壊すような争いは起こらない
わけだが、実際にはそれに不満を抱いている
人たちの中から社会の破壊を目指す人や団体
が出てくるわけで、現に平和な地域でもテロ
行為が断続的に行われているし、それで問題
がないわけではないことを示しているのだろ
うが、根本的には問題を解決できないだろう
し、争い自体を平和的な競争に制度化するの
にも限界があるだろうし、結局それは人や団
体の間で生じている争いに関して暴力的な攻
撃から平和的な競争までの間で強度や程度に
差があるということを示していて、そこで程
度や強度に差が生じてしまうことについては
人為的な調整が難しいことも示していて、結
果として起こってしまったことについては対
処するしかないわけで、また起こるのを未然
に防ぐための対処も施されているのだろうが、
そういうことの積み重ねの中で現状が維持さ
れ、また新たに生じる出来事に影響されて現
状がそれなりの変化を被るわけで、それが資
本主義的な経済活動を伴いながら世の中に様
様な矛盾を生じさせるのだろうが、そうした
中でも何らかのバランスが実現している地域
では見せかけの平和が保たれ、バランスを欠
いた地域では社会そのものを破壊する力の方
が優ってしまい、テロや内戦に明け暮れてい
るような状態となってしまうわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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