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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.1.10 「それ以外の部分」

2018/01/10

 政治を行う上で法制化と制度化は避けては
通れない成り行きなのかもしれず、それは主
に議会で検討されることになるのだろうが、
何か法律を作ろうとすると必ずそのような法
律を作った場合に生じる不具合や不都合を挙
げて反対する勢力が出てくるわけだが、それ
が場合によっては選挙での争点となったりす
ることもあるのだろうし、法律を作ろうとす
る勢力が選挙で勝利すれば法律が制定される
成り行きになるのだろうが、そうなると法律
を作った場合に生じる不具合や不都合が生じ
る可能性が出てきて、実際にその不具合や不
都合が社会問題化すれば、そのような法律の
制定に反対していた勢力が優勢となって、そ
れが選挙での争点となれば、今度は法律に反
対していた勢力が勝利する可能性が出てきて、
実際にそうなれば政権交代が実現する運びと
なるわけで、そのような成り行きを通して民
主的な政治制度が健全に機能していることが
示されるわけだろうが、実際にはそう簡単に
は事が運ばないだろうし、それに関わってく
る政官財+マスメディアなどから生じる思惑
も関与してきて、それが議会で主導権を握っ
ている勢力の味方をしている場合は、法律の
不都合や不具合をできるだけ隠蔽しようと画
策してくることもあるだろうし、そうやって
社会問題化するのを抑え込めば、世論が反対
意見になびいてこない場合もあるわけで、そ
うなれば法律の不都合や不具合は世の中の主
流をなす世論の中ではあまり問題視されない
ことになるわけだ。またそうやって実際に社
会問題化しなかった場合には、法律に反対し
ていた勢力の指摘は杞憂にしか過ぎず、法律
に制定によって予想された不都合や不具合も
幻想だと見なされてしまう場合もあるのかも
しれず、そんな成り行きを通して世の中の多
数意見としての世論が形成されるとすれば、
そのような世論は多分に心理的な要素が大き
いのかもしれないし、それに影響を受けて人
人が感じる世の中の実情というのも、はっき
りした事実や現実に基づいていない場合もあ
るわけで、そのような世論に後押しされて政
治的な主導権を握っている側が制定しようと
する法律自体が、はっきりした実利や損害と
は無関係な実体の定まらない曖昧模糊とした
内容になってしまう場合もあるのではないか。
そうなると法制化や制度化自体が世の中に何
の影響も与えないような行為となりかねず、
政治的な行為自体の実質的な効力がなくなっ
てくるのかもしれないし、それと同時に反体
制的なメディアなどが現状の政治情勢から煽
り立てる危機的な状況というのもフィクショ
ンでしかなくなってしまうだろうし、政治的
な主導権を握っている側が反対派の民衆に対
してはっきりとした弾圧などを加えて多数の
死傷者などが出れば、本当に危機的な状況と
いうのも真実味を増すわけだが、それは程度
の問題だろうし、また反体制的なメディアか
らすれば民衆の感覚が麻痺しているように感
じられることもあるかもしれないが、たぶん
その麻痺しているような感覚が主導権を握っ
ている政治勢力とそれを支援しているマスメ
ディアなどが意図せずに演出している世の中
の情勢そのものなのかもしれない。

 そういう意味ではっきりとした結果が出な
いような法制化や制度化は、政治的な主導権
を握っている側には有利に働くのかもしれな
いが、一方でそれは政治的な停滞を意味する
のかもしれず、そこで世論が麻痺しているよ
うな世の中の状況が醸し出されているとする
と、そうなっている間は政権が維持されるだ
ろうし、その状態が長続きすれば長期政権と
なるわけで、意図して狙っているわけではな
いにしても、成り行きとしてそうなってしま
う場合があるとすれば、どのような状態であ
るにしてもそれを否定的に見做すことも可能
だが、世の中の安定がそれをもたらしている
とも言えるのではないか。そしてそのような
世の中の状態の中で政権を担っている勢力は、
別に状況判断に優れているから政権を担って
いるわけではないだろうし、そうであること
よりも世間並みに凡庸であることの方が世論
の支持を得られるわけで、それは結果的に優
れていると思われるような政治力を発揮する
機会がないわけだから当然かもしれないが、
逆に政治的に優れた手腕を発揮していると思
われるのは、危機的な状況をうまく乗り切れ
た時にそう思われるわけで、それがないと誰
も政治に関心がないような場合には、政権を
担っている勢力が優れていようがそうではな
かろうが、取り立てて問題にすらならないの
かもしれないし、そのようなことを判断する
機会が巡ってこなければ、どのような勢力が
主導権を握っていても構わないような状況と
なってしまい、そうであるならなるべく世の
中の慣習に逆らわずに波風を立てないような
態度が好まれるのかもしれないし、何よりも
世の中で主導権を握っている政官財の各勢力
とそれらの広報を担当する体制的なマスメデ
ィアなどと懇意になっていれば、それらから
は批判されないばかりか支援さえ受けられる
だろうし、それらとの関係を重視して忖度す
ることが長期的に政治の場で主導権を握る上
で重要となってくるわけだろうし、そうなる
と政治の場で何をやれるのかとなるわけだが、
既存の制度や慣習に逆らわないことが政治的
にできることであり、もちろんあからさまに
そうしているように見えてしまわないように、
常に改革を目指していることにしておかない
と世論の支持を得られないだろうし、その改
革を目指していることを装うための法制化や
制度化が、批判勢力にはごまかしに見えると
しても、世の中の主流をなす世論がそれを支
持している状況をメディア的に演出しておけ
ばいいのだろうし、そうなると批判勢力の中
でも劣化している部分を誇張して取り上げる
こともメディア的には重要となってくるだろ
うし、何かあまり説得力のない稚拙な論理を
用いて批判を繰り返しているような人や団体
が、体制批判の代表格のような存在としてメ
ディア上で過大に取り上げられるようなこと
があるなら、それこそが世論を体制側に誘導
するための格好の宣伝材料となってしまうわ
けで、その辺を抜かりなく演出しておけば、
直接の外的な脅威がなければ世の中の安定を
保ちながらも長期政権を維持できるのかもし
れないし、確かに政治的な行為としては議会
での法案の審議や行政の長としての立ち振る
舞いなどが形式的には世間の注目を集めるわ
けだが、そのような行為が形骸化を被ってい
る時には、それ以外の部分が世の中の世論に
影響を及ぼしている面もあるのかもしれない。
 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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