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彼の声

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彼の声 2017.12.25 「問題の解決と事態の進展」

2017/12/25

 現代文明は産業技術や科学技術などの発明
や革新などによって、人が生活していく中で
遭遇する様々な不具合や困難を解決してきた
経緯があることは確かで、今後もそういう方
面での解決が図られていく可能性はあるのだ
ろうが、全てがそのような技術的な解決で事
足りる可能性さえあるのかもしれないものの、
解決しようとする行為に対する抵抗も当然生
じてくるわけで、それが制度的かつ慣習的な
抵抗となって現れてくるだろうし、世の中の
制度や慣習を守っている側にしたら、当然そ
れらを守ることで何らかの利益を得ているわ
けで、そのような既得権益を守るためには解
決してもらっては困ることも一つや二つでは
ないのかもしれないし、特に何らかの犠牲を
伴うような制度や慣習となると、そのような
犠牲をなくそうとする行為には激しく抵抗す
るのではないか。そもそも権力を行使すると
いうことは、行使される側に犠牲を強いる行
為であるわけで、そのような行為をやらなく
ても物事がうまくいってしまうと、権力その
ものが不要となってしまい、権力を行使する
側の権威が消滅してしまうことを意味するわ
けで、そうであるなら権威を守ろうとする側
にしてみればそうなっては困るのはもちろん
のこと、権力の行使を介して成り立っている
世の中の秩序を守るためにも、制度や慣習の
変革には頑なに抵抗するのではないか。また
それには権力を行使される側も抵抗するかも
しれないし、世の中で権力を行使されるとい
う役割を担っているわけだから、その役割が
なくなってしまうと自らの存在意義自体も消
失してしまうわけで、そうなるとその先はど
うやって生きてゆけばいいのかわからなくな
ってしまうだろうし、だからたとえ権力を行
使される犠牲者ではあっても、犠牲者がいら
なくなってしまったらもう用はないというこ
とになってしまうと犠牲者自身も困ってしま
うわけだ。たぶんそれが人工知能やロボット
技術などによって職を奪われる労働者の立場
なのかもしれないし、またその場合は権力を
行使する立場とはそのような労働者に命令す
る側の中間管理職の立場なのかもしれないが、
いずれにしてもそれで利益が出るならそうい
う方向で物事が進行するだろうし、現にその
ような分野も世の中にはあるのだろうし、今
後それが産業の全ての分野に浸透するかどう
かは定かではないが、そのように事態が進展
していくにつれて新たな問題も生じてくるだ
ろうし、その問題の中には当然そのような進
展を妨げるような抵抗も起こるのではないか。
そしてそんな抵抗とともに世の中も変わって
いくのだろうし、事態を進展させようとする
思惑とそれを阻止しようとする思惑が複雑に
絡み合いながらも、双方の思惑から外れるよ
うな新たな事態も起こりながら世の中が変わ
っていくのだろうし、そうやって変わってい
った先に何が待ち受けているかは、そこまで
実際に到達してみないとよくわからないこと
が多いだろうし、今から何を予想してみても
そんな予想はほとんど裏切られてしまうのか
もしれず、人はただそのような変化の過程を
体験するので手一杯となってしまうのではな
いか。

 少なくとも加害者と被害者の双方の存在が
事件を成り立たせているわけで、問題の解決
とは双方の存在をなくすことにあるとすれば、
そうなると事件から利益を得ている側にとっ
ては死活問題となりかねず、そうなっては困
るなら事件があった方がいいわけで、問題を
解決して事件をなくすような行為は阻止しな
ければならなくなるのかもしれないが、それ
を事件という比喩で語ること自体も間違って
いるのかもしれず、では何なのかというと経
済的な活動というしかないのかもしれないが、
集団で行う経済活動にはその集団自体の維持
存続が欠かせないわけで、物や情報やサービ
スなどの生産と流通と販売と消費という経済
活動が行われている中で、それを行う役割を
担っている集団の維持存続が何よりも優先さ
れること自体は、そのような集団の組織形態
としての官僚機構の都合が優先されることに
なるわけで、その官僚機構の中で行われてい
るのが権力の行使という事件になるわけだが、
仮に権力を行使する側が事件の加害者で行使
される側が被害者という立場を担っていると
すると、そのような権力の行使が問題だとす
れば、問題の解決とは権力の行使をなくすこ
とになってしまうわけだが、そうなると権力
の行使で成り立っている官僚機構そのものが
崩壊してしまうという結果が想定されるかも
しれないが、それでは物事を単純化しすぎて
いるように思われるだろうし、実際に現状の
世の中ではそうはならない現実に直面してい
るわけで、ではそうなっては困るからそれを
阻止するような作用が働いているとみなすと、
それを実際に阻止しているものは何かという
と、それが世の中で働いている制度や慣習と
いってしまうと漠然としすぎているわけで、
ではそれらを守っているのは何かと言えば、
その制度や慣習に従っている人々だろうし、
その中には権力を行使する側の人もいるし行
使される側の人もいるわけで、まさに加害者
側と被害者側の双方が権力の行使という制度
と慣習に依存している実態があるのではない
か。もちろんそこでは力の不均衡や不平等が
あって、そこで主導権を握っているのは権力
を行使する側であるわけで、主導権を握って
いる側が自らが有利な状況を改めるつもりに
はなれないのはもちろんのこと、そのような
権力の行使に抵抗する側でも抵抗活動をやめ
る気にはなれないだろうし、その抵抗活動が
権力の行使の口実になっているとしても、悪
いのはあくまでも権力を行使する側だと主張
するしかないわけだが、そうであるならでは
どうしたらいいのかという問いが出てくるし
かないわけだが、そのような関係から外れる
ようなやり方を模索するしかないのかもしれ
ず、問題の解決とは別のやり方を模索するこ
と以外にはあり得ないのかもしれず、そこで
生じている二項対立をずらすようなやり方が
模索されるべきで、それがある意味では産業
技術や科学技術などの発明や革新がもたらし
てきたことなのではないか。そして現状でも
人工知能やロボット技術などの進展がそれら
の構造的な権力行使の問題を解決するきっか
けをもたらす可能性があるのかもしれないが、
実際にそういう成り行きになったところでま
たそれとは別の新たな問題が生じてくる可能
性もなきにしもあらずであることは容易に想
像できるところだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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