文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2017.12.4 「企業と従業員の関係」

2017/12/04

 人が何かをやっていることが世の中にそれ
なりの影響を及ぼしていることは確かなのか
もしれないが、その程度から言えば個人でや
っていることよりは集団で組織的に行なって
いることの方がより強く影響を及ぼしている
のだろうし、資本主義経済の中では企業が行
なっていることがその主要な役割を担ってい
て、企業活動がその恩恵を受けている人の生
活や活動に都合がいいような環境に変える原
動力となっているのだろうが、直接そのよう
な使命を担って活動しているわけではなく、
企業の主要な目的である経済的な利益の追求
をやっている結果として環境を変えてしまっ
ているわけだから、確かに企業活動に関わり
そこから利益を得ている人にとっては都合の
いい環境となるわけだが、逆に企業活動によ
って損害を被っている人にとっては、環境の
変化によって生活しにくく活動しにくく変わ
ってきているのかもしれず、実際に辺境の地
で狩猟採集などを行いながら暮らしている人
々は、他の人々の活動に追い立てられて世代
を重ねていくにつれて徐々に辺境の地に追い
やられてしまった歴史的な経緯があるのだろ
うし、実際にそれは企業活動よりもさらに広
範囲な産業規模で起こった変動なのだろうが、
企業活動の中でもグローバル企業の活動がよ
り規模の小さい地域に限定された企業の活動
を圧迫している事例もあるだろうし、単純に
企業活動によって利益を得ている人と損害を
被っている人を区別できない面もあるだろう
が、具体的に特定の企業で働いてそこから報
酬を得ている人にとって企業活動はなくては
ならないものだろうし、金銭的な利益を得て
いる反面で多大なストレスを背負いこんで寿
命を縮めている面があるかもしれないが、そ
こから一概に損得勘定など計算できないだろ
うし、そういう成り行きの中へと絡め取られ
ているだけなのかもしれないが、ともかく企
業活動にとって都合のいい環境を維持してい
く上で、企業内で働く人たちに報酬と引き換
えにしてそれなりの犠牲を強いているのかも
しれないが、企業活動にはそこで働く人員が
欠かせないわけだから、とりあえず働くに値
する報酬が確保されなければならないのはも
ちろんのこと、絶えず競合している他の企業
との比較でその企業で働くことのメリットも
求められているのではないか。そのメリット
というのが報酬以外では職場環境の良し悪し
になるだろうし、企業はそれなり有能な人材
を確保したければ、例えば福利厚生の充実を
図ったり、他にも働く上で無用なストレスが
かからないような職場環境を整備しなければ
ならないのかもしれないが、それも需要と供
給の関係で、黙っていても就職希望者が殺到
するような企業なら、企業内での競争も熾烈
なのかもしれず、むしろ去る者は追わずで、
企業内の熾烈な競争を勝ち抜いた者だけが残
って出世して、負けた者は閑職に追いやられ
た挙句にリストラの対象となってしまうよう
な運命も待っているだろうし、そのような職
場環境ではストレスがあるのが当然で、スト
レスに耐えて打ち勝ってこそ一人前の企業戦
士として活用されるという論理がまかり通っ
ているだろうか。

 その企業内での競争というのが企業自体に
活力を生んでいるのか、あるいは勢力争いや
派閥争いに明け暮れていて、逆に企業を衰退
させている要因となるかは何とも言えない面
があるのかもしれないが、結果的に業績の好
調を維持している企業ならそれが良い方向へ
と作用しているのかもしれないし、逆に派閥
人事などが悪影響を及ぼして無能な人材が出
世して最高責任者にまで上り詰めてしまった
ような場合には、業績が低迷して場合によっ
ては経営危機に陥ってしまうような結果をも
たらすかもしれないし、別にそうした要因が
なくてもそれ以外の要因が作用して業績の好
不調に表れるわけだから、一概に企業内での
競争や争いが企業の業績に影響を及ぼすとは
言えないのかもしれないが、それとともに企
業間での競争も業種や企業が立地している国
との関係で様々な影響を世界に及ぼすのだろ
うし、それが貿易摩擦などに発展すると国家
間での国際的な緊張関係をもたらすし、乱開
発や環境汚染などは企業間競争の過熱によっ
てより一層の悪化をもたらすかもしれないし、
結局そうした場合の歯止めとなるのは行政の
役目となるわけで、場合によっては多数の国
による国際的な協調関係を利用して貿易摩擦
の調整や環境汚染などを食い止める方策が話
し合われている現状があるわけで、またグロ
ーバル企業による市場支配にも、さらにタッ
クスヘイブンなどを使った企業や富裕層など
の課税回避行為にも、国際的な協調体制によ
る歯止めが不可欠となるだろうし、行政と企
業の関係は企業活動が税収をもたらして行政
の財源となる面に関しては、行政が企業を保
護育成したい思惑がある一方で、その活動が
行き過ぎてしまう面に関しては、行政がその
歯止め役にならざるを得ない面があるわけで、
その二面性がお互いに相殺してしまってはま
ずいわけで、二律背反する面の両面で上手く
舵取りしていかないとならないわけだから、
政府や企業に批判的なメディアからしてみた
ら、結果的には嘘やごまかしと見られても仕
方のない面があることは確かなのだろうが、
行政だけに責任があるわけでもないだろうし、
企業だけに責任があるわけでもなく、その行
き過ぎてしまうところを絶えず批判するチェ
ック機能がそれらのメディアには求められて
いるわけで、もちろんそうしたメディアだけ
があるわけでもないし、行政や企業と癒着し
てそれらの宣伝ばかりしているメディアの方
が、そのメディアの企業活動としては業績が
好調となるのだろうから、メディアの方でも
批判と擁護という二律背反的な二面性を抱え
込んでしまっているわけで、そちらの方も互
いに相殺してしまうわけにはいかないだろう
し、絶えず両面の方向で活動していかなけれ
ばならない宿命にあるわけで、そういう面で
もそのメディアから情報を受け取っている一
般の民衆にとっては、欺瞞であり偽善である
ようなことをメディアが行なっていると疑っ
てしまうわけだが、それは民衆の側にも言え
ることかもしれないし、それらの民衆の中に
は批判されている企業や行政やメディアなど
で働いている人も含まれるわけで、結局は互
いが互いを批判したり擁護するような立場が
生じてしまうことは確かで、しかもそれらを
相殺してチャラにするわけにはいかず、時に
は耳が痛い批判を甘んじて受けないと、当の
批判されている事態を改善することはできな
いわけだ。 

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。