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彼の声

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彼の声 2017.12.1 「サービスと労働の関係」

2017/12/01

 サービスというのは簡単に言えば人が他の
人に対して何かやってあげることを言うのだ
ろうが、やるだけで具体的に物のやり取りは
なく、やった後に何も残らないような行為を
サービスというのかもしれないが、それが報
酬を受け取るのと引き換えして何かをやると
なると、何も残らないわけではなく報酬が支
払われるわけだから、それもサービス業など
の類いとしてはサービスだろうが、いわゆる
賃金労働と解釈されるのだろうし、サービス
の中には労働も含まれるし、サービス業の中
での労働もサービスには違いないわけだ。そ
れとは違って何かを生産してその生産物を渡
すのはサービスではないだろうし、生産をし
ないでただ生産物を運ぶだけならサービス業
となるのではないか。また何かを販売してい
るのは商業だが、小売業者に雇われて店員の
類いになるとサービス業だろうし、また生産
者に雇われて製造過程で労働力を提供するの
も厳密にはサービス業と言えるのではないか。
その辺は定義上は間違っているかもしれない
が、直接商品を作ったり販売しているのでは
なく、労働力を提供するだけの人はサービス
を提供していることになるのだろうし、そう
いう意味で労働者に分類される人々はサービ
ス業者になるのかもしれないが、労働という
のは常に何か道具を用いて行うものだろうし、
それはサービスを提供する人にも言えること
で、道具を使用しないサービスというのはま
ずあり得ないだろうし、生産者や小売業者に
とっては雇用している労働者も道具でしかな
いのかもしれないし、そしてその生産者や小
売業者にしても個人がやっているというより
は企業などの法人である場合がほとんどであ
るから、何か特定の個人が労働者を道具扱い
しているというよりは、集団的な組織形態の
システムが人を道具のように取り扱っている
とみなした方が妥当なのかもしれず、もちろ
んそこで道具の延長上に機械があるわけで、
人を道具であると同時に機械のようにも扱っ
ている可能性もあるだろうし、その辺は表現
の問題だから何と言っても実態は変わらない
わけだが、人と道具と機械を厳密に区別する
ことは可能だが、役割や機能としてそれらが
混同されるような状況はあるだろうし、産業
はそれらを使って利益を出せれば事業が続い
ていくわけだから、使う用途によって道具を
持たせた人を使ったり全面的に機械化したり
するわけで、必ず人を使わなければならない
事情というのがそれほど切実ではないところ
では、コスト的に割りに合えば容赦なく機械
に置き換えるだろうし、そういうところの判
断基準としては人道的な配慮はあまり働かな
いのではないか。それよりは採算がとれるか
どうかが優先されるだろうし、それ以前に人
は常に道具を改良して作業効率を上げてきた
歴史的な経緯があるわけだから、そして道具
の改良の延長上に機械の発明と使用とその改
良が続いて生じてきたわけで、そのような成
り行きの連続性を認めるなら機械を使うこと
に何の躊躇いもないわけだ。

 そしてコストや効率を重視する姿勢が機械
の改良に結びつき、さらにコストよりも機械
の性能を高めることにも人は魅力を感じるわ
けで、また効率にも様々な方向性があって、
至れり尽くせりのサービスを提供してそれに
伴って価格を高くしても、採算がとれるだけ
の利用者がいれば効率的に利益を上げられる
可能性があるわけで、消費者や顧客に魅力的
なサービスを提供できればそれが利益に結び
つくわけだ。そういう意味でサービスを提供
する面でそれなりに筋の通った理屈がある場
合もあるかもしれないが、それは結果論であ
る場合が多いのかもしれず、結果的に利益を
上げられるようなサービスが商業的には継続
して行われている実態があり、そういうサー
ビスにはそれなりに顧客が満足するような魅
力があるわけで、確かにコストや効率が重視
されている面もあるわけだが、それ以外のと
ころでサービスを受ける側の嗜好が重要な要
素となる面もあるだろうし、それに加えて世
の中の流行現象も重要な作用を及ぼすことも
あり、何かが流行ってそれがある期間を境に
して急速に魅力を失って衰退した場合、それ
を後から振り返ってみると、なんでそんなく
だらないことが流行っていたのか首をかしげ
るようなこともあるわけで、それはサービス
だけではなく商品の流行現象にも言えること
かもしれないが、人が何に魅力を感じるかは
実際に魅力を感じるような物事が出現してみ
ないとわからない場合があるわけで、そうい
うところでは単純なコストや効率の追求だけ
では利益に結びつかない場合があるわけだ。
そこに成り行きの偶然的な巡り合わせがある
わけで、それは誰から見てもお粗末な人物が
民主的な手続きを経て首相や大統領となって
いる現状を見ても十分に理解できるところだ
ろうが、それは人が行なっているサービスの
内容にも言えるのかもしれず、誰が見ても非
効率で無駄だらけのサービスが慣習や制度の
助けを借りて平然と行われている場合がある
一方で、いくらコストや効率を重視しても全
く流行らないサービスもあるだろうし、そう
いうサービスが現れては消える一方で、特定
の勢力にとって利権となっているサービスは
そのような勢力が権力を行使して継続させる
ような成り行きにもなるわけで、そしてその
ような勢力と連携しているメディアがサービ
スの宣伝に力を入れていると、そのような宣
伝を真に受けた人々にはそれが魅力的に感じ
られてしまうわけで、そういう宣伝の欺瞞性
に気づいている人にとってはくだらないこと
にしか思えないのかもしれないが、宣伝して
いるメディアの方が社会の中で影響力を持っ
ている場合が多いのだろうし、そういうとこ
ろで強引に権力を行使したり宣伝によって魅
力的に見せかけたりしながら続いているサー
ビスもあるわけで、何か少数派に属する人た
ちがくだらないと思われることが世の中で流
行っている場合は、それらの人たち認識の方
が勘違いでない限りは、多数派の属する人た
ちが特定の勢力による過剰宣伝や権力の行使
によって欺かれていることになるのかもしれ
ない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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