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彼の声

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彼の声 2017.11.17 「茶番劇という醜態」

2017/11/17

 それが生産過程や流通過程や販売過程で使
われるにしろ、消費者に売られて利用される
にしろ、何らかの機械が世の中に普及してい
くにつれて、それを使うことが慣習として定
着していくと、便利だから使うというよりは
それを使うことを前提として他の関連する動
作もその機械を使ったシステムの中に統合さ
れていってしまい、それに関連する動作も含
めてその機械なしでは活動が成り立たなくな
ってくる事態となり、そのような活動を伴う
のがいわゆる制度の特徴かもしれない。だか
らといって別に制度には機械が必要不可欠と
いうわけでもなく、機械を使わない制度も世
の中にはいくらでもあるのかもしれないが、
制度が人々に一定の動作を要求していること
は確かで、その中で人々を一定の動作に巻き
込む機械の存在は重要であり、人々を何らか
の制度に拘束する上で機械が果たしている役
割を無視できないことは確かだが、一方で政
治的な権力が制度の中で果たす役割となると、
例えば制度の中で使われる機械の選定に関し
て特定の納入業者に便宜を図ったり、また制
度そのものを自分たちが権力を行使する上で
有利になるように作り変えようとしたり、何
かと公平かつ公正な判断基準を歪めるような
ことをやりたがるわけで、その際に政治勢力
が目指すのは制度を利用して人々を自分たち
の思惑通りに従わせたいということであり、
何のためにそうしたいのかといえば、それが
権力を行使することだからとしか言えないの
だが、そのようにしてそこで主導権を握って
いる政治勢力が権力を行使する成り行きを一
つのシステムとして捉えられるわけで、いっ
たんそのようなシステムが作動してしまうと、
どんな勢力が主導権を握っていようと権力を
行使したがるのであり、ただ自分たちの都合
のいいように制度を作り変えて人々を従わせ
ようとする以外にはやることがないのであり、
そのように人々を従わせようとすることが目
的化してしまうと、なりふり構わず強権的な
行為も辞さないやり方が横行してくるわけで、
そのようなやり方のエスカレートに歯止めが
かからなくなってくるのかもしれないが、実
際にそうなるともはや機械的な動作の比喩で
語ることができる状況になってくるのだろう
し、場合によっては歯止めが利かない機械の
暴走のようなことが起こるわけで、実際にそ
うなって軍隊が住民を大量虐殺するような事
態が起こると、何か人間の集団としての凶暴
性が忌まわしい惨事として語られることにも
なるのだろうが、たぶんその頻度が高くなっ
てきたのは産業革命以後の近代的な国家体制
の中でのことだろうし、実際に人を効率的に
大量虐殺できる武器や兵器などの機械が発明
されて以後のことなのかもしれない。そして
そのような大量破壊兵器と政治的な権力シス
テムの合体が住民の大量虐殺などの忌まわし
い惨事を招いたとしたら、それは近代的な国
家体制と資本主義経済の発達が招いた否定的
な副作用と言えるだろうか。

 資本主義経済と国家体制は戦争による大量
虐殺とともに平和時には人口爆発も招いたわ
けだから、どちらにしても機械の動作ととも
に人の活動にも一定の動作をエスカレートさ
せるような効果があったことは確かだし、そ
れは情報革命以後の情報処理技術の発達とと
もに金融資産が飛躍的に膨張したことにも言
えることかもしれず、何らかの機械技術の飛
躍的な進歩が人の活動に極端な作用をもたら
して、その結果として社会情勢を大きく変動
させることになったのではないか。そしてそ
のような機械技術を伴った制度を管理制御す
るのが行政機構の役割となるわけだが、そこ
には制度を歪めて恣意的な権力の行使を狙う
政治システムが介入してきて、その場で主導
権を握った政治勢力の意向が通るような制度
改正が目論まれるわけで、実際にそうやって
制度が歪められたとしても、政治的な権力闘
争の過程ではさらにそれを歪めるような権力
の行使が行われる可能性もあるわけだから、
そのような行為の前提となる制度の存在が必
要であることは変わりないわけで、政治シス
テムに巻き込まれている政治家や官僚にして
みれば、絶えず制度を利用して自らや自らが
属する勢力の意向を通そうとする思惑がある
わけで、結局そのような政治家や官僚や政党
などにしても制度なしには存在し得ないわけ
で、そんな制度に依存して活動しているメデ
ィア関係者も含めて、制度の外で何が行われ
ているかについては興味がないのかもしれず、
制度外からもたらされる作用についても考慮
していないだろうし、それが彼らの思考や意
識の中で盲点になりやすいのだろうが、具体
的に制度外から制度の中に組み込まれている
人々に向かってはどんな作用が働いているの
だろうか。たぶんそれはオカルト的な終末論
が危惧する大げさな滅びの前兆ような深刻な
ものではなく、たわいない作用なのかもしれ
ず、別に無視しても構わないような何の影響
ももたらさないような作用かもしれないが、
逆にそれにとらわれないでいられることが彼
らに油断をもたらすのかもしれないし、それ
が意外なところで躓きの石となって、制度自
体におかしな動作を引き起こすのかもしれず、
それが人々の権力の行使に対する無関心を呼
ぶわけで、それが熱狂とは無縁の冷めた反応
とともに煽動も宣伝も無効化するような成り
行きになっていくとすれば、制度の形骸化が
促進していることに証しとなるだろうし、政
治システムが空回りしつつあるとも言えるの
ではないか。それがまだテロや内戦などに明
け暮れているような紛争地域では政治システ
ムの暴走によって大量虐殺などが起こりうる
のかもしれないが、そのような熱狂状態を通
過してだいぶ時間が経過してしまった冷めた
地域では、政治システムの空転が目立ってき
たとも言えるのかもしれず、確かにそこで主
導権を握った政治勢力が権力の行使とともに
盛んに制度を歪めようとしているわけだが、
普通に考えてそれがくだらないとしか思えな
いことに権力が行使されているわけで、その
ことがそれに関わっている政治家や官僚やメ
ディア関係者が馬鹿に見えてくるという否定
的な副作用を生んでいるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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