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彼の声 2017.11.16 「政治についてまわる嘘とごまかし」

2017/11/16

 仮にそれを政治システムと呼ぶとすれば、
メディアから得られる印象としては政治シス
テムにはいつも不正行為が付いて回り、不正
行為が行われないと回っていかないような仕
組みとなっているのかもしれないが、不正行
為が発覚した時に政治家や官僚などが無理に
嘘やごまかしによって自らの主張を正当化す
るにしても、何かそうせざるを得ない事情が
あることは確かだろうし、そのような成り行
きになってしまう事情というのが自らの権限
の外からもたらされているとすれば、それは
世の中の制度や慣習がそうさせている面があ
るのかもしれないが、経済的な利益への誘惑
が嘘やごまかしを行わせる場合もあるだろう
し、そうでなくてもそこで作動している何ら
かのシステムに従って行動すると必然的にそ
うなってしまうとすれば、そこでは嘘やごま
かしに頼らないとシステムが正常に動作しな
いことになり、システムがうまく回っていく
には不正行為に手を染める役回りが必ず必要
とされてしまうとすれば、そんな役回りの人
材を用意しなければならなくなるわけだが、
そんな犠牲者がつきもののシステムというの
は、古代社会ではよくある犠牲の供物を用い
た儀式を連想させるわけだが、そこで用いら
れる占卜の術というのが現代の合理的な基準
から考えれば嘘やごまかしの一種だと言える
のかもしれず、そういう意味で現代の政治シ
ステムもそうした古代社会の犠牲の供物や占
卜を用いた祭り事と地続きな面があるのかも
しれない。そしてそのような政治システムに
は機械の動作が入り込む余地がないとすれば
それはなぜだろうか。政治システムそのもの
が機械を排除した人間関係から構成されてい
るからといえばその通りなのかもしれないが、
政治の何もかもが機械的には決められず、そ
こでは必ず交渉が介在してきて、交渉におい
ては必ず人の判断が優先される事情があって、
法律に照らし合わせて機械的に決められてし
まうような案件を捻じ曲げて、それとは逆の
決定をするために政治的な権力が必要とされ
るのかもしれず、制度や慣例を打ち破る決定
を下すために交渉を介在させて、無理を通す
ために政治的な決定が下されるのであり、当
然それを通常の法律に照らし合わせれば不正
行為となる可能性が高く、そういう意味での
政治的な権力の行使というのは必然的に制度
や法律を破ることになり、しかもそれを行わ
なければならないのは制度や法律の庇護者た
る政治家や官僚となるわけだ。だからひとた
び不正行為が発覚すれば政治家や官僚は嘘や
ごまかしで言い逃れをしなければならなくな
って、普段からそのような言い逃れがまかり
通るような状況を整備しておかなければなら
ないのだろうし、そのための議会での多数派
工作なのだろうし、また現代的な大衆メディ
ア社会においてはマスメディアと連携した世
論操作も重要度を増すわけだ。

 そうであっても法律に照らし合わせて機械
的に合法と違法を決定できるシステムは必要
なのであって、それは政治的な権力を持たな
い人々を制御するために必要とされ、一方で
政治的な権力を持っている特権的な立場にあ
る人々だけが、法律を捻じ曲げて自分たちの
意向を通せるようにしなければならないわけ
だ。それがいわゆる政治システムと言えるの
かもしれず、法律で守られた制度的なシステ
ムの上にそれを恣意的に捻じ曲げられる政治
システムが必要であるのは、政治的な主導権
を握っていることを活かすには法律を超えた
決定をしなければならないからであり、法律
を守って合法的なことしかできなければそも
そも主導権を握っている意味がないわけで、
法律を捻じ曲げて違法行為を行っても処罰さ
れない権力を握ってこそ、政治的な主導権を
握っていると言えるのだろうし、そういう意
味で政治とは常に不正行為や違法行為の温床
となることが宿命づけられたシステムなのか
もしれず、それを恐れていたら政治家や官僚
をやっている意味がないのかもしれないし、
ある意味では見え透いた嘘やごまかしを平然
と主張してでも事を成し遂げようとしない限
りは、ただ法律に従うように強制された一般
市民と同じになってしまうのかもしれないが、
それの良し悪しは一応は選挙で有権者が決め
ることにはなっているわけだが、有権者の意
向というのが一人一人の市民の意向と同じと
は限らないし、一人の市民がどう思っていよ
うと結局は選挙で多数の票を獲得した候補者
が当選するわけで、集団意志を体現している
世論がマスメディアの世論操作によってどう
とでもなるわけではないだろうが、現状で示
されている選挙結果が誰の意向を反映してい
るのかといえば、一応は世の中の世論を反映
しているのだろうし、それがマスメディアが
行う世論調査と同じ結果ならそういう民意で
しかないわけで、それがある一人の市民の意
向と違っていようとそんなのは何の問題にも
ならないのではないか。もちろん一般市民の
方でも違法行為を行わざるを得ない事情など
いくらでも生じてしまう可能性があるわけだ
が、制度の方は合法と違法を区別するシステ
ムなのだから、別に違法行為を行ったからと
いってそのシステムから外れてしまうわけで
はなく、違法行為が発覚して裁判で懲役刑な
どの有罪が確定すれば、今度は刑務所などの
監視と処罰のシステムに組み込まれてしまう
わけで、刑務所は犯罪者を受刑者として取り
扱うシステムであり、そこでは機械的に他の
受刑者と同じ動作を一日中強要されるわけだ
が、刑期の間は機械的にその動作を繰り返し
ていれば、その期間が無事に終了すれば刑務
所システムから出てこられるわけで、そうな
ると前科がついて他の市民の見る目も変わっ
てくるだろうし、そのようなシステムを経由
してきた人は慣習的に差別の対象になる度合
いが高まるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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