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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.10.31 「問題の共有」

2017/10/31

 世の中の情勢が流動的に推移している中で
何らかの利益を出そうとするには、その推移
に合わせて絶えず戦略を練り直さなければな
らないだろうし、そんな中で特定の価値観で
凝り固まっている人や集団に揺さぶりをかけ
て彼らを出し抜くためにも、様々な攻撃を断
続的に仕掛けていく必要も出てくるだろうか。
そうすることが状況の中で主導権を握るきっ
かけを作るのだろうし、自分たちに都合のい
いような世の中にしていくためにもそんなこ
とをやっているわけだろうが、結局の情勢の
流動化というのはそのような行為の積み重ね
から生じるのかもしれず、そうやって何らか
の勢力が世の中に何らかの揺さぶりを仕掛け
ているから情勢が流動化するのであり、その
揺さぶりを仕掛けている勢力というのが、特
定の国家であったりその国家から独立を画策
している勢力であったり企業であったり、あ
るいは国際テロ組織であったりするわけで、
そのような勢力でなくても何かメディア上で
煽動や宣伝を仕掛けている集団があるとすれ
ば、それは世の中が流動化することを狙って
いるわけだろうし、その混乱に乗じて何らか
の利益を確保したり政治的な主導権を握りた
い思惑があるのではないか。またいったん主
導権を握ったら自分たちが有利な状態を保ち
ながら、今度は世の中を安定化させたいわけ
で、今の日本の現状ではむしろそちらの方向
へ状況が推移しつつあるのかもしれず、政治
的な主導権を握った勢力が自分たちの優位性
を確保しながらも、そんな状態のまま情勢を
安定化させようとしているのであり、現状で
はすでに混乱の後始末をつけている最中なの
かもしれないが、それが思惑通りになるかど
うかは何とも言えないところかもしれないし、
握ったつもりの政治的な主導権を使って何が
できるわけでもないとすれば、そんなものは
どうでもいいことにもなりかねないのだろう
が、何らかの制度改正を行うとしても、その
制度改正によってそれ以上の何を起こせるわ
けでもないだろうし、国際情勢の中ではすで
に一定の決着がついていることを覆せるわけ
でもなく、では何のための制度改正なのかと
言えば、それは国内での主導権を盤石に保つ
ため以外のことにはならないだろうし、もは
や政治的にはそこから先がないわけだから、
それ以上は何がどうなるわけでもないのでは
ないか。結局は全てが内向きにしか作用しな
いだろうし、外に向かう要素がないわけで、
政治的な主体性を実現しようとしてもそれが
向かう先がないわけだ。そんなわけで偏狭な
国家主義は国内で行き場を失ったままひたす
ら内側へと向かうしかなく、やがてそれが何
を意味するわけでもなくなるのではないか。
衰退期の国家が向かう先にあるのは何ももた
らさない冷温停止状態なのかもしれず、そこ
で政治そのものが無化するしかなく、しかも
それで構わないような成り行きになるわけだ。
それでも一通り過去への郷愁とその反復によ
って騒ぎ立ててみたのだから、それで幕引き
になっても騒ぎ立てた人々にとっては本望な
のだろうし、それで少しは気持ちが晴れただ
ろうし気が済んだのではないか。

 世界の中でまだ暑く熱している地域では延
延と内戦状態が続くのかもしれないが、それ
も武器の供給が続いている間だけだろうし、
世界全体としてどうなる要素がそこから生ま
れるわけでもないだろうし、昔の社会主義の
ような共通の目的が生じる余地がなく、すで
に一足先に冷温停止へと向かっている中南米
などの地域と同じように、イスラムのアジア
もアフリカの国々もこれから次第にそうなっ
ていくのだろうか。どうなっていくにしろ権
力への野望自体が中身のない空疎な夢なのだ
ろうから、そこで政治的な主導権争いを行な
っている限りで野望が生じているだけで、主
導権争いに勝った勢力に待ち受けているのは
何もない虚脱状態しかありえず、それを避け
るには勝利を延々と先送りにしながら戦い続
けるしかないわけで、絶えず争いの火種を絶
やさないように煽動と宣伝を続けるしかない
だろうし、そうであり限りにおいて勝利とい
う目的に向かう姿勢を保っていられるわけだ。
しかし一度騒いでしまったことを何度も蒸し
返しているうちにマンネリ状態に陥ってしま
うわけで、蒸し返すのにも限度があるだろう
し、そうかとって騒ぐネタがいくらでもある
わけでもなく、そういうところでジレンマに
陥るのは目に見えていて、そうであるからこ
そさっさと勝利を確実にして世の中を安定さ
せたいのだろうが、安定した後に待ち受けて
いるのが空疎な虚栄でしかないわけだから、
結局はそれ以上は何ももたらせないわけだ。
ならばどうすればいいのかと問われるかもし
れないが、政治的には冷温停止状態である方
が見込みがない分手間がかからないのだろう
し、政治的な争いがそうなる一方で経済的な
繁栄の方は繁栄している地域で経済活動が活
発化するに過ぎないことでしかなく、その反
対に寂れている地域では沈静化しているわけ
で、そんな中でも人が生きられるだけ生きて
いるのだろうし、生きられなくなればそこか
ら人がいなくなるだけだろうし、それで何が
困るわけでもないのではないか。そこにどん
な目的が生じているわけでもなく、どんな問
題があるとも思えず、絶えず人の活動が活発
化している地域で目的や問題が生じるだけで、
目的へと向かう一定の活動が問題を生むのだ
ろうし、目的に関わろうとする人や集団がそ
のような活動を問題化するわけだ。別にそれ
に関係のない人や集団にとってはそれがどう
でもいいような無関心な問題かもしれないが、
問題化しようとしている人や集団としては他
の人や集団を目的に巻き込みたいわけで、そ
うすることで他の多くの人や集団と目的を共
有しながら、それを共有している場で主導権
を握って、そこに構成される目的に向かって
全ての人や集団を導きたいわけで、それが煽
動や宣伝行為が目指すところなのだろうが、
そんなことをやっている過程で生じるのが人
や集団の間で行われる主導権争いや権力闘争
なのだろうし、そんなことをやっているうち
に争いがエスカレートしていけば、何かそこ
で大げさなことが行われているように思われ
るし、それを真に受ける人々の間で何か深刻
な問題が共有されていることにもなるのでは
ないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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