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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.10.13 「実感と現実との落差」

2017/10/13

 何か現状で世の中がうまくいっている面が
あるとしたら、それは政治的にも経済的にも
様々な不祥事が明らかになることだろうし、
しかも不祥事が明らかになっても世の中が変
わる気配が見られないことであり、本当に変
わらないのかどうかはよくわからないにして
も、そういうところでメディア上で危機感を
煽っている人たちの思惑通りには行っていな
いことは確かで、それが何を意味するのかは
人によっても立場によっても見解が分かれる
ところかもしれないが、人の思惑と世の中の
変化とは必ずしも重なるところはないのかも
しれず、変わるとしたら思惑からずれたとこ
ろで変わるのかもしれず、誰もが気づかない
ところでいつの間にか変化が進行していて、
それによって現状で危機感を煽っている人た
ちの当てが外れるような事態となっているの
かもしれないし、それは実際に世の中を変え
ようとして、様々な方面から作用を及ぼして
いる人や何らかの勢力についても言えること
かもしれないが、誰の予言や不安が的中しよ
うと、それは結果的にそう思われてしまうこ
とでしかなく、誰もが結果を評価したり批判
することしかできないわけで、それはいつも
すでに起こってしまったことであり、これか
ら起ころうとしていることではなく、実際に
これから何が起こるのかは常に未定でしかな
いだろうか。もちろん様々な方面で様々な予
定が組まれていることは確かであり、予定通
りに滞りなく物事が進行すれば、それに反対
している人たち以外は誰も困らないのかもし
れないが、予定を組んでいる人たちはそうな
ることを目指して、世の中の各方面に様々な
働きかけを行なっているのだろうし、そんな
努力が功を奏して予定通りに物事が進行して
期待通りの結果が得られたら、様々な方面へ
の働きかけも無駄でなかったことになって、
予定を組んだ人たちの努力が実を結んだこと
が証明されてしまうわけだが、果たしてそれ
を阻止しようとする行為が報われることはな
いのだろうか。たぶんそれは報われなくても
構わないような行為なのではないか。人が集
団で行う作業というのはいつも予定を立てな
がら計画的に行われるのであり、作業の途中
で内外からもたらされる計画を狂わせるよう
な作用と格闘して、それを退けながら計画を
推し進めようとするわけで、そういう意味で
政治活動にも企業活動にも計画が付き物とな
ってくるのだろうし、それらの活動を推し進
めている勢力は日夜それらの計画を阻止しよ
うとする勢力と戦っているわけだ。

 たぶん計画を阻止しようとする勢力に欠け
ているのは、計画を立案してそれを推し進め
ようとする行為であり、また計画をメディア
を介してプレゼンテーションする能力でもあ
って、またそれを世間に信用させる力も欠け
ているのかもしれないが、それは世の中を変
えようとする意志の顕れとなるべきだろうし、
誰も現状のままでいいとは思えないなら、現
状とは違う未来像を示すべきだろうが、たと
えそれが示されているとしても、世間から信
用されなければ内容も伝わらないのかもしれ
ないし、そうなると世の中の人々から信用さ
れて支持を得られるような未来像を提示すべ
きとなるのかもしれないが、たぶんそんな都
合のいい未来像があるとは思えないだろうし、
実際にやるべきはそんな大げさなことではな
く、まずは現状でできそうなことを提示する
ことだろうか。だがそうなると夢のない話と
なってしまうだろうし、できそうなことをや
っても現状が延長でしかないだろうし、そん
なことには誰も興味を持たないのかもしれず、
それでは宣伝にはならないだろうし、世間の
支持を得ることも不可能だろうか。ならばそ
うなると宣伝するのはすぐには実現できそう
もない夢物語となってしまい、そんな内容で
はメディアからも世間からも嘲笑され馬鹿に
されてしまうことになるだろうか。そのどち
らでもないとすると、たとえば現状でできそ
うなこととできそうもない夢物語の両方を織
り交ぜながら語れば、メディアも世間も騙す
ことができるだろうか。政治宣伝とは大方そ
んなものだと相場が決まっていて、たぶん宣
伝から信用が生まれるのではなく、実際に世
の中の様々な勢力を味方につけていることか
ら信用されるのだろうし、そんな信用から現
状の世の中が構成されているわけだから、味
方についている各勢力も政治勢力を介して様
様な便宜を図ってもらっている限りで味方に
ついているのだろうし、それらの勢力は実質
的にはひとかたまりとなって利害共同体を形
成しているともいえるだろうが、そうなって
いるからこそ政治的にも経済的にも様々な不
祥事が明らかとなっても、それがきっかけと
なってそれらの勢力が衰退する兆しは見えな
いし、世の中が変わる気配も感じられないし、
それらの不祥事を行なった勢力を批判する人
たちにも広範な支持が集まるわけでもなく、
いくら批判しても無駄なようにも思われてし
まうのかもしれないが、だからと言って批判
しないわけにはいかないだろうし、実際に様
様な方面から批判がされているわけだが、そ
んな思いからずれたところで誰も気づかない
何かが作用して、今も世の中が変わり続けて
いるのかもしれないし、そのような変化は人
人の実感を置き去りにするような変化なのか
もしれず、人々の意識はいつもその時代を覆
っている集団意識のようなものに囚われてい
て、いつも実感はそこからしか感じ取れない
から、変化に気づけないのも無理はないのか
もしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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