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彼の声 2017.9.23 「政治の限界」

2017/09/23

 世の中では様々なシステムが競合関係にあ
る一方で、システム間の連携も模索されてい
て、実際にうまくかみ合えば複数のシステム
が統合されて、一つのシステムとして動作す
る場合もあるのだろうが、その中でも絶えず
様々な作用から生じる偶然の巡り合わせによ
る撹乱も起こっていて、その影響でシステム
自体も変形を被り、当初からあった目的も変
わる可能性まであるだろうし、恒常的に一定
の動作が保たれるわけではないのだろうが、
そうであるとしてもシステムは相変わらず一
定の動作を目指す限りでシステムと言えるだ
ろうし、そこで扱われる人や物や情報を一定
の方向へと導く仕組みとして設計されている
ことは確かで、それに関わる人もシステムが
導く一定の方向に同調することで、システム
の動作がもたらす恩恵にあずかれるわけで、
それで万事がうまくいくなら困らないわけだ
が、実際はそうではなく、システムの動作は
絶えず恩恵とともに弊害ももたらすわけで、
弊害がもたらされるからシステムに逆らう人
が出現するわけで、また誰もがシステムの動
作に同調できるわけでもなく、システムが目
指す方向とは違う方向へ行ってしまう人もい
るわけで、そんなわけで必ずしも一つのシス
テムが社会全体を覆っているわけでもなく、
そこで複数のシステムが競合関係にあるとし
ても、各システム間で摩擦や軋轢が生じてい
るとともに、互いに目指す方向が違っている
場合があり、全てのシステムを統合できるわ
けではなく、目的が一つの方向へと向かって
いるわけでもなく、それを統合する必要も同
じ方向へとまとめる必要もないわけで、確か
にある水準においては資本主義経済を動作さ
せているシステムが優勢なわけだが、そこに
は金融システムや生産システムや流通システ
ムや消費システムなどがかみ合っている面も
あるが、部分的には噛み合わずにずれている
面もあるだろうし、中には消費などのように
システムのていをなしていない部分もあるだ
ろうし、またそれらのシステムを支えるため
に保険システムがつながっていることが確か
だが、保険は保険で金融システムとの間に補
完関係があって、それが場合によっては金融
恐慌の時のように保険システムを危うくする
要素も持っていて、さらにそれらすべてを制
御するために政治システムがあるわけだろう
が、その制御がうまく行ったためしはないだ
ろうし、ただの気休め程度にしかならない場
合の方が多いわけだが、いつの時代でも人々
は制度的に政治に幻想を抱かざるを得ないわ
けで、政治によって世の中が変わるのではな
いかと期待しながらも、その期待はいつも打
ち砕かれてしまうが、それでも制度的には政
治に幻想を抱いてしまうように仕向けられて
いるのではないか。

 メディアが政治に対して幻想を抱くように
仕向けていることは確かだろうし、またその
メディアを通して政治批判を行なっている人
も大勢いるわけだが、メディアの中でも様々
なメディアが競合関係にあって、必ずしもそ
の中でどのメディアが主導権を握っているわ
けでもなく、政治批判にも様々な方向性があ
るだろうし、その対象にも様々なものがある
のだろうが、そこで少なくとも言えることは、
メディアが直接政治を動かしているわけでは
ないだろうし、さらに政治が世の中のシステ
ムを直接制御しているわけでもないというこ
とだ。メディアも政治も世の中のシステムも、
その間には何らかの連携関係や競合関係があ
るのだろうが、それは常に間接的な関係だろ
うし、また世の中のシステムといっても、そ
れはあくまでも様々なシステムであり、それ
をシステムの集合体と捉えても、それぞれが
直接繋がっているものもあれば間接的な関係
もあるだろうし、中には全くの無関係な場合
もあるのではないか。それらすべてが互いに
何らかの影響や作用を及ぼしあっているにし
ても、その影響や作用を及ぼす程度にも強弱
があるだろうし、それらを一概に一括りにし
て判断したり評価したりはできないだろうし、
その中で個々の事例に関して政治的に取り上
げるにしても、それは外部から作用を及ぼせ
るだけで、結局は何らかの法律を制定して規
制したりあるいはその規制を緩和するような
ことしかできないわけで、政治システムでは
そのようなことしかできないのであり、政治
がそれ以上のことをやろうとすれば強制的な
執行にしかならず、それは強権的な支配を意
味するわけで、そんなことをすれば世の中の
硬直化を招くだけで、人々の活動の自由を制
限する方向にしか行かないわけだ。そういう
意味で政治力には限界があると言えるだろう
し、ある一定の方向にしか働かない性質があ
るのではないか。だから他方向にわたる世の
中の様々なシステムをすべて制御することは
できないわけだが、政治ができることといえ
ばそれらを規制したり管理したりして、制約
を課すということであり、しかも制約を課し
すぎるとシステムの活動が停滞して、そうな
ると人も物も情報も滞って社会そのものの活
力が衰えてしまうわけで、それでは人々が期
待していることとは真逆の結果となってしま
うわけだ。要するにシステムの動作が何らか
の弊害をもたらしてしまうとしても、政治が
そのシステムに制約を課してしまうと、確か
にそれによってシステムの動作が滞って、弊
害を減じることができるかもしれないが、そ
れと同時にシステムが弊害とともにもたらし
ていた恩恵も減ってしまうのであり、人々が
期待していたのは弊害を減らして恩恵を増や
すことかもしれないが、システム自体がそん
な都合のいい構造にはなっていないわけで、
しかも政治システムにもそのようなことがで
きる機能はないのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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