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彼の声 2017.9.13 「平和な時の政治感覚」

2017/09/13

 投資家は資本を投資してさらなる資本の蓄
積を目指し、事業家は投資された資本を事業
に活用してさらなる事業の拡大と資本の蓄積
を目指し、事業の拡大と資本の蓄積は社会的
な信用を生み、信用されている事業は確実な
利益を期待できるから投資の対象として魅力
が増して、結果的に資金が集まりやすくなる
のだろうが、そんな社会的な信用をもたらし
ているのが何かと言えば、それは資本の蓄積
なのだろうし、一概に資本の蓄積といっても
それはキャッシュフローなどから読み取れる
資金の蓄積だけではなく、事業規模や売り上
げや収益なども資本の蓄積を裏付ける根拠と
なるだろうし、またそれは国家的な信用にも
言えることであり、いくら財政赤字が膨大な
ものとなっていても、その国の経済規模が一
定の水準を保っていて経常収支などが悪化し
ていなければ、一応は国際的な信用が保たれ
ていることになるのだろうし、そこで人や企
業などによる経済活動が行われている限りで、
絶えず資本の蓄積が目指されていて、結果的
に一定規模の資本の蓄積が実現されれば、そ
れが投資に回されてさらなる資本の蓄積が目
指されることになるのだろうが、そのような
資本の循環の中で、資本を蓄積する手法の一
つとして保険も活用されていて、危機に直面
した時に金銭的な助けを得られるように、大
勢の人や企業などから保険料を徴収して資金
を蓄積しておくわけだが、そうやって集めら
れた資金も資本として投資に運用されている
実態があるわけだから、それも経済活動の一
部を構成しているわけで、何ら特別な資金で
はなく、それは行政上の予算にも言えること
であり、税収は経済活動からもたらされ、国
債や公債などの債券も金融市場で取引され、
全ての資金が経済活動に関係しているわけで、
他の資金の活用と繋がっているわけだから、
それらのうちの特定の資金だけを操作して都
合のいいつじつま合わせをやろうとしても、
他の資金にも作用が及んでしまうわけで、結
果的に期待するような効果は得られないのだ
ろうし、そういう意味で政治的な操作がうま
くいかない事例はいくらでもありそうだが、
ではそんなことをやっても無駄なのかという
と、政治の場でできることはそういうことで
しかないのかもしれず、うまくいかないこと
はある程度承知しつつも、制度的にはやらざ
るを得ないような成り行きとなっているので
はないか。

 そうであるならたとえそれがうまくいかな
くても、人々を納得させる意味でも政治的な
操作は欠かせないものとなるのだろうし、経
済に作用を及ぼす行為として政治的な操作が
あるわけで、実際に他の様々な作用とともに、
政治的な作用も人や企業などの経済活動に何
らかの作用を及ぼしているのだろうし、その
影響は無視できないものとなっているのでは
ないか。そして確かに無視することはできな
いが、その作用や影響は限定的なものにとど
まるだろうし、全てを政治的な操作によって
調整できるわけではなく、操作できないとこ
ろも調整できない面もあるのではないか。そ
んなわけで行政上の予算を活用して住民の生
活を守るのにも限度があることは確かなのだ
ろうが、住民の生活を守るための予算を削ろ
うとすれば、住民から反発を招いて政治家が
選挙で当選が危うくなってしまうだろうし、
そういうところでも政治的な操作に制約が課
せられているわけで、住民の側でもあまりに
も盲目的に現状の政治に信頼を寄せてしまっ
たり、メディアによる煽動行為に踊らされて
選挙で誤った選択をしてしまうと、自分たち
で自分たちの首を絞めるようなことにもなり
かねない可能性もないとは言えないだろうし、
そういうところで政治に対する監視の目を光
らせておいて損はなさそうにも思われるのだ
が、そうであっても政治に万能の力があるわ
けではなく、また一般市民が全くの無力であ
るわけでもなく、あまり事を大げさに考えな
いことが肝要なのだろうし、実際に大げさに
考えていないから日本では平和が維持されて
いるとも言えるわけだが、他の紛争地域では
実際に政治的な権力闘争によって多数の死傷
者まで出ているのだから、いやでも大げさに
考えざるを得ない事情が発生しているわけで、
しかも公然と政治家や官僚の汚職が行われて
金権腐敗が蔓延しているような地域では、も
はや政治に対する信用も信頼も地に堕ちてい
る状況にもなっているわけで、そういう地域
と比較して日本の現状を肯定するわけにはい
かないのだろうし、また日本よりはるかにう
まくいっている地域と比較して日本の現状を
卑下するわけにもいかないだろうが、選挙で
の政治的な選択がそれなりに何らかの作用を
及ぼしていることは確かなのだろうから、現
状のゴリ押し的な自画自賛や自虐的な卑下や
悲観とは別に、なるべくニュートラルな感覚
を保ちながら政治に関わることが大事なのか
もしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
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