文学

彼の声

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彼の声 2017.8.31 「機械の使用」

2017/08/31

 機械は一定の作業をこなすのには欠かせな
いもので、決まり切った動作を正確に行うよ
うに設計されている。それは道具の進化形態
だとも言えるが、道具とは違って人の手を離
れて機械自体が作業の主体となって、人力で
はできないことをやるようにできている。も
ちろん機械自体は人が手で操作することが多
いわけだが、駆動している部分は人力ではな
く、人から独立して駆動しているわけで、そ
れは家畜などの動作に近いだろうか。家畜と
違って生命体ではなく、エンジンなどの内燃
機関やモーターなどは電力で駆動するわけだ
が、電力は発電施設から送電されるわけで、
自家発電も含めて発電には資源となる燃料や
水力や太陽光や風力などの自然エネルギーを
利用している。機械は人力で行うよりは飛躍
的に大量の作業がこなせるので、資本主義経
済の中で生産量の増大と富の蓄積には欠かせ
ないものとなっているわけで、機械の技術革
新と資本主義経済の拡大が一体化して進行し
てきた歴史的な経緯があるわけだが、それに
伴って人口も飛躍的に増大して、増大した人
口を養うために経済もそれだけ拡大したわけ
だ。経済の拡大には人口の増大とともに、一
人当たりの消費量の増大も相乗効果となって
その拡大に貢献してきたわけだが、人口が増
えずに人当たりの消費も増えなければ経済が
拡大する必要はなく、実際に経済の拡大が止
まるはずなのだろうが、機械の技術革新の方
もより少ないエネルギーで効率的に作業をこ
なせるように進化してきたわけだろうし、ま
た人工知能などを利用した自動化技術の進化
とともに、より人手がかからずに作業できる
ようになると、人そのものが必要なくなって
くる可能性があるわけで、そうなるとますま
す人口が増える必要がなくなって、それと同
時に一人当たりの消費量も増えなければ、経
済の拡大が望めなくなってくるわけだが、そ
うなると経済が停滞して富の蓄積が難しくな
ってくるだろうか。

 実態としてはまだ世界的には人口の増加が
続いている状態だろうから、はっきりしたこ
とはわからないのかもしれないが、富の蓄積
には富の集約が欠かせないだろうし、実際に
世界的に貧富の格差が増大しているとすれば、
絶えず富裕層に向かって富が集約し続けてい
て、経済的な不均衡が拡大しているとも言え
るわけだが、一方で金融資産の増大とともに
負債も拡大しているとも言えるし、負債も資
産の一部なのだろうから資産が増えて富の蓄
積が続いていることにはなるのだろうが、蓄
積した富を投資に回さなければ経済活動が停
滞してしまうわけで、経済活動が停滞すれば
富の蓄積も停滞するわけだから、そうなると
簡単でわかりやすい理屈では説明しづらくな
ってくるのかもしれないが、結局は富の蓄積
が絶え間なく続いているとしても、一方で失
われる富もあるわけで、その中には事業の失
敗なども含まれるのだろうが、その大部分は
富を消費する行為が蓄積する行為と同時に起
こっているからではないのか。富を蓄積しな
がらも消費し続けているから、絶えず蓄積す
る行為を行わないと富が消尽してしまうわけ
で、例えば蓄積と消費の収支がプラスマイナ
スゼロなら均衡が保たれていることになるだ
ろうが、もちろんそこで蓄積と消費が時間的
に前後しているのが普通で、一つの成り行き
としては蓄積した後にそれを消費しているこ
とになるわけだが、複数の成り行きが錯綜し
ながら同時進行していることを考慮すれば、
蓄積しながら消費していると同時に消費しな
がら蓄積していることにもなるだろうし、結
局は大量に富を蓄積して大量に富を消費する
過程と少量の富を蓄積して少量の富を消費す
る過程の間で、様々なケースがあることが考
えられるわけで、たぶんそこに機械が関わっ
てくると大量の富の蓄積と消費が実現してい
て、その反対に機械が関わってこない部分で
は少量の富の蓄積と消費が行われていること
になるのではないか。そして機械がそれほど
関わってこない分野で生きている人は少量の
富の蓄積と消費で間に合っているのだろうし、
実際にそうやって生きている人も世の中には
いくらでもいるのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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