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彼の声

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彼の声 2017.7.18 「信用の生成」

2017/07/19

 人を騙すにしてもその人が信用されている
限りは騙されたとは思われないだろうし、何
をやるにしてもそれが詐欺にならないために
は信用されていなければならないわけだが、
どうやって信用を得るかは、そこで生じてい
る様々な経緯や成り行きの中で信用を獲得で
きる場合もあるだろうが、信用されないまま
の場合もあるだろうし、そこに人と人との関
係があり限りは、信用されるかされないかの
二者択一が迫られる場合もあるだろうし、ま
たある程度は信用されているが、完全には信
用されていない場合もあるだろうし、あるい
は何らかの条件付きで信用できる面もあれば
できない面もあるような場合までありそうで、
時と場合によっては信用できるが、信用でき
ない時と場合もあるわけで、期待を裏切られ
れば信用を失ったり、その逆に期待に違わぬ
働きをすれば信用を得られて良好な関係を築
けるだろうし、信用できるかできないかだけ
で一概には言えないところもありそうだが、
人と人あるいは集団との関係も、お互いがお
互いをそれなりに信用していないと関係を構
築できず、ちょっとした行き違いからすぐに
猜疑心が芽生えてくることもあるだろうが、
それによって関係が壊れようと決定的な対立
が生じようと、友好関係と敵対関係とにはっ
きりと別れるようなわけにもいかない場合も
あるだろうし、様々な方面で感情や利害が入
り混じっているのが普通の関係であり、いが
み合いながらもお互いの利害が一致している
から関係が持続することもあるわけで、そう
いう面でも相手を信用できるところとできな
いところが入り混じった関係というのが、妥
協の産物として一般的に成り立つ関係なのだ
ろうが、相手を裏切るつもりがなくても結果
的に裏切ってしまったり、当人の意志や思惑
とは違う結果がもたらされるようなら、そこ
で信用を失ったとしても、当人のせいとまで
は言い切れないような成り行きであっても、
信用できないことには変わりなかったり、ど
うにもならない外部的な要因が関係をこじれ
させる場合もあるわけで、そんな人為的には
修正できないような成り行きの中では、方法
的にも戦略的にもそこに絡んでくる思惑がど
うであれ、それとは無関係に必然的な結果が
もたらされて、そんな出来事に巻き込まれて
しまう人たちを途方に暮れさせることにもな
るかもしれないが、そんなどうにもならない
ような結果に直面することで、人は自らの無
力さと限界を悟らざるを得ないし、それでも
諦めるわけにはいかない事情があることを知
ってしまうわけだ。

 人はどんな状況に直面しても、どうにもな
らないような成り行きの中でもどうにかしな
ければならないし、実際にどうにかしようと
して何かをやっているわけだろうが、別にそ
れが報われなくても構わないわけで、とりあ
えず何らかの状況に直面して、それに対処し
ようとして何かやっているわけだから、それ
を否定するわけにはいかないだろうし、たと
え思わしい結果が得られなくても、そんなこ
とをやらせる成り行きに巻き込まれているこ
とは確かで、そんなことをやった結果がうま
くいったりいかなかったりするわけで、そん
なふうに人の行為には成功と失敗があるよう
に、結果的に成功する原因や失敗する原因を
導き出せなくても、何らかの結果がもたらさ
れることは確かであり、その結果をどう受け
止めようと、結果そのものは変えられず、ま
たそんな結果を踏まえて新たな活動が始まる
わけで、そうやって何かをやっている状況が
継続されるわけだ。そしてそのような活動が
続いているうちはどうにかなっているわけで、
たとえそれが思わしい結果でなくても、どう
にもならない状況を切り抜けようとしていて、
実際に切り抜けている最中なのであり、かろ
うじて何かをやっている現状の中に踏みとど
まっていると言えるのではないか。そういう
意味では状況がいかにこじれていようと、何
かをやっている事実が、もはや何もできなく
なってしまったわけではないことを証明して
いて、まだ絶望するような段階ではないこと
を何かをやっている現状が示しているわけだ
が、逆に絶望して何もできなくなってしまう
ような段階を想像できるかといえば、実際に
そんな状況に至っていない限りは、そんなこ
とまで想像する必要はないのだろうし、そう
いう意味でも何かをやることによって、まだ
希望が失われているわけではないことを確か
めようとしているのかもしれないのだが、た
ぶんそこから信用が生まれるのであり、それ
が誰に対する信用であるわけでもないのだろ
うが、ただ漠然と未来への可能性を信じてい
る限りで、まだそこに現れていない未知の人
たちを信じようとしているのかもしれず、こ
れから出現するかもしれない人たちを信用す
るしかないわけで、その中には将来において
出現するかもしれない未知の自分も含まれて
いて、その現状では形を成していない姿が、
今やっていることをやり続けているうちに、
いずれ何らかの姿形を伴って現れることを信
じていないと、虚無主義に陥るしかないだろ
うし、実際に今さら何をやっても無駄な面が
あることは確かであり、何事も手遅れを実感
してからでないとやり出さない性分なのかも
しれないし、やはりそういう意味ではすでに
手遅れな状況であるのかもしれないのだが、
だからと言って手をこまねいている状況では
ないことは、現に何かをやっている事実が示
しているわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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