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彼の声

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彼の声 2017.7.10 「部分的で矮小なこと」

2017/07/11

 特定の政党が世論の支持を得る上で、何が
要因となっているのだろうか。その政党が信
用される理由としては、政権を担当している
という既成事実の積み重ねがあり、そうなっ
た背景には特有の歴史的な経緯があって、ま
た官僚機構や経済界やマスメディアなどから
手厚い支援があったり、それらとの緊密な結
びつきが明らかとなっていれば、人々に安心
感を与えるということもあるだろうし、政策
の内容や不祥事などがメディア上で話題とな
る以外では、実際に世の中で主導権を握って
いるように思われる勢力が、与党として政権
運営を任されているのが当然のような空気が
あって、そういう空気を読むことが暗黙の申
し合わせのように感じられて、それが世論調
査や選挙結果に反映しているのなら、そうい
うことだと思うしかないのかもしれないが、
そうなっている理由を他に求めても、理由自
体があまり重要には思われなければ、そんな
ことはどうでもいいと思っていても構わない
わけで、真剣に考えるようなことでもなくな
り、日頃から政治や経済やメディアを巡って
主導権争いを繰り広げている様々な勢力の対
立関係や連携関係や力関係がどうであれ、普
通の一般市民がそのような主導権争いに巻き
込まれているようには思えないだろうし、メ
ディア上で特定の政治勢力の応援団のような
論調を展開する人たちも、それほど多くいる
とも思えないし、そういう人たちなど無視し
ようと思えばいくらでも無視できそうだが、
ではそれ以外で何が問題となっているのかと
いえば、やはり政治家や官僚の不祥事が明る
みに出たり、それに関連して批判をかわした
り争点をずらす目的で、強引な議会運営に終
始するようになると、何やら政権への支持率
が下がって、それが問題だと認識されるよう
になるのかもしれないが、その程度で済んで
いるならそれでも構わないのかもしれず、そ
れの何が問題というわけでもなく、そうなっ
てしまうのはいつものことであり、これまで
も似たようなことが繰り返されてきたような
気もするし、これからもそんなことの繰り返
しようにも思われるし、政治的な主導権争い
の結果として、メディアを通じてそんなこと
が明るみに出た挙句に、ひとしきり政権批判
の類いが盛り上がることになるわけだ。

 だがそこで繰り広げられている勢力争いや
主導権争いの内容がそんなことでしかないと
すると、実際に政治の場で行われている活動
の実態が、何かどうでもいいようなことでし
かないようにも思われてくるかもしれないが、
直接の利害関係者にとってみれば切実かつ深
刻なことかもしれず、その辺で無関心な一般
市民との間で認識にずれが生じてくることは
明らかだろうし、そのずれが何から生じてい
るのかといえば、メディアから伝わってくる
批判の内容と、政治に対して期待しているこ
ととの間に無視できない背離があるからだろ
うし、政治活動によって実際に行われている
ことが、不祥事などによって明るみ出たこと
から推察される内容であるとすれば、もちろ
ん政治活動の全てが不祥事に関係することだ
けではないはずなのだが、それがあまりにも
部分的で矮小化されたことであるだけに、そ
れが一般市民による漠然とした政治に対する
期待からはかけ離れすぎていて、しかもそれ
をとりたてて切実に願っているわけでもない
だけに、そのどちらもが本質的な問題とは思
われず、結局一般市民の方では大して期待し
ているわけでもないが、主導権を握っている
政治勢力に取り入ろうとする人たちは過剰な
期待を寄せているわけで、その過剰な期待と
いうのが特定の利害関係についての部分的な
矮小なことなのだろうが、そこに直接の利害
を持ち込もうとする人たちにとっては、それ
が切実かつ深刻なことであり、是が非でも自
分たちに利益をもたらしてもらいたいわけで、
そのための政治活動を積極的に行ってもらい
たいわけだ。そうなると政治勢力に所属する
関係者の方でも積極的に動かざるを得なくな
るのだろうし、一般市民の曖昧で漠然とした
期待よりは、利害関係者が持ち込んでくる特
定のはっきりした目的を優先することになる
わけで、そうやって部分的で矮小なことに首
を突っ込んで、政治に頼み事をするぐらいだ
から、通常の手続きでやっても上手くはいか
ないようなことなのだろうし、結局は無理な
ことを積み重ねて首が回らなくなって、強引
なことをやらざるを得なくなるのかもしれな
いが、それは一般市民が期待するようなこと
とは全くの無関係となるしかないだろうし、
また強引なことをやったからには、従来から
あるしきたりや慣習にも抵触するようなこと
なのだろうから、それだけ敵も増えて、内部
告発などによって足元をすくわれる結果とな
るのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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