文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.7.7 「平和に関して」

2017/07/08

 別に結果を予測できなくても人はそこで何
かやっていることは確かで、何の結果も得ら
れなくてもそれをやめるわけにはいかない場
合もあるだろうし、やめたくてもやめられな
い事情に付きまとわれている場合までありそ
うだが、人が世の中で何と関わりを持つかは、
そこで何に影響を受けるかにもよりそうで、
興味を持ったことをやる機会に恵まれるか否
かも、偶然の巡り合わせには違いないだろう
が、そこに自らの意志が介在していると思い
たければ、そう思っている限りで自らのやっ
ていることに対して自主性や積極性を実感で
きるだろうし、主導権を握りながらやってい
ると思えばそれなりに満足感を得られ、そん
なふうにしてそこで行なっていることとの関
連で、自らの存在を意識できるのかもしれず、
自我や自己の存在は自らの主体性とともにあ
り、主体的に何かをやっている自らを意識し
ている限りで、自己や自我があるように思わ
れるのではないか。逆にそうでなければ自己
も自我も不要なのかもしれず、自分が自分で
あることをそれほど意識しなくても生きてい
ければ、別に自己主張する必要はなく、自ら
の存在を際立たせようとする気がなければ、
自主性や積極性を感じられなくても済んでし
まいそうだし、人の群れの中に埋没していて
も構わず、そこでそれなりに自制心をわきま
えていれば、集団の中で目立つこともないだ
ろうし、他人より優れていなくても生きてい
けるような環境が整備されていれば、いたず
らに競争に加わる必要も感じられないだろう
が、ある面ではそうであっても、社会の中で
様々に結ばれる人や物に関する関係の中で、
他人とは違うレベルや方面で自己満足に浸る
こともできるのかもしれず、そこで自分独自
の価値観を設定して、その中で自足できれば
いいわけで、要するに趣味の世界に浸れる余
裕がありさえすれば、それほど不満は感じな
いのかもしれないし、社会的な名声などに関
してもある程度は諦めもつくようなら、でき
る範囲内で自分の世界に閉じこもろうとする
傾向が生じて、そこに閉じこもっている限り
は、周囲の人々にとっては人畜無害な存在に
感じられ、放っておいてもらえる立場を獲得
するに至るのではないか。そんな立場にして
もすべての人に与えられるわけでもないだろ
うが、そんな境遇の人が増えるほど、世の中
が平和になるのかもしれない。

 たぶんそれが偽りの平和でなければ、一方
でそうではない生き方が世の中の主流を占め
ていて、主流を占めていると言ってもその中
でもある程度は多様性が維持されていなけれ
ば、経済的にも権力的にも人々の間で著しい
偏りや不均衡が生じてしまうのだろうが、人
はその中でも競い合いに直面して、自己顕示
欲に導かれながらも争いの激化を避けるため
に適当なところで妥協を強いられて、不満を
残しつつもある程度は満足感を得ることとな
り、そうやってかろうじて社会の中である種
の均衡が保たれていれば、その中で人々はそ
れなりに平和を実感できるだろうが、誰もが
平和を実感できるわけではないのはもちろん
のこと、平和を維持している地域であっても、
経済活動や政治活動の中では争い自体が活動
を成り立たせているわけだから、そこで争わ
なければ活動していることにはならないわけ
で、争いの中で生まれる対立が差異をもたら
し、そこに差異が生じるからその差異を利用
して利益を得ようとするわけで、差異という
のは時間的な差異であり地域的な差異でもあ
って、利益を得ようとして商品を売ろうとす
る場所や時間が、他の場所や時間で売るより
も価格が高ければ相対的に利益が生じて、逆
に価格が安ければ相対的に損失が生じるのだ
ろうし、もちろんそこで売ろうとする商品が
常に同じとは限らず、ある時はより付加価値
の高い商品となったり、またある時はよりコ
ストの安い商品となったり、その量も質も様
様に異なる商品が様々な機会を捉えて売られ
ていて、経済的には何をどうやって売るかを
巡って争いが起こっていて、またどうやって
買わせるかを巡っても争われているのだろう
が、それとは別の政治的な次元では、いかに
自分たちの勢力に都合のいい制度にするかを
巡って争われているのだろうし、またその制
度をいかにして世の中に定着させるかを巡っ
ても争われていて、その勢力の中には自分た
ちがやっていることを支持してくれる一般大
衆も含まれていて、そんな支持を巡って選挙
や世論調査のレベルでも争いが起こっている
わけだが、それ以前に法整備された制度を基
にして体制が構成されていて、そこに何らか
の官僚機構を含んだ政治体制が確立されてい
るわけで、もちろん体制内でも体制外でも争
いが続いているわけだが、何らかの支配体制
が存在している時点で、支配を巡っては争い
に決着がついているとも言えるのかもしれず、
その支配体制が磐石でない地域においては軍
事的な内戦状態にあるわけで、すでにそれが
選挙や世論調査のレベルでの争いであれば、
その地域は平和な状態が保たれているとも言
えるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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