文学

彼の声

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彼の声 2017.6.20 「外の世界」

2017/06/20

 例えばどこかの国の政府が自国の不利にな
らないように貿易不均衡を是正するような措
置や対策を講じて、それがある程度は功を奏
して不均衡が多少は解消されたところで、相
対的に貿易量や額が増減する程度で、貿易そ
のものが滞るわけでも収支が激変するわけで
もなく、多少は商品の価格が上下したり物価
の変動が起こるだろうが、それによって現状
で機能している制度や仕組みを根本から変え
ることにはならないだろうし、そもそも政府
はそれらの制度や仕組みを変えるのではなく
支える側なのだから、わざわざそれを根本的
に変える理由などないわけで、政府というの
は現状で成り立っている秩序を維持するため
の組織であり、そこから大幅に役割をはみ出
して何かをやろうとしているわけでもなく、
たとえ政府内で主要な役職を占めている勢力
が、現状で成り立っている秩序を歪めるよう
な行為に及んでも、そのような行為に対して
は必ず組織内から反発が起こって、場合によ
ってはそのような勢力が粛清されるような事
態も起こりうるのではないか。そういう意味
で政府が全体として組織内の特定の勢力への
支配を強めることはあるとしても、逆に特定
の勢力が政府内で他の勢力への支配力を増そ
うとすれば、そのような勢力は秩序を乱した
ことを理由に政府内から駆逐されてしまう危
険性もあるのかもしれず、一時的に特定の勢
力が改革派として政府内で栄華を誇っても、
何かのきっかけで思わぬところから足元をす
くわれてしまうこともあるだろうし、絶えず
やろうとしていることや実際にやっているこ
とが、現状を維持する方向へと収束していっ
てしまうのかもしれず、だからと言って現状
でできることだけをやろうとするのでは、世
論的にもメディア的にもあまり魅力を感じら
れないだろうし、そうであるからこそ政治的
な宣伝の範疇ではいつも大風呂敷を広げて見
せるのだろうが、それを実際にやろうとすれ
ば様々な障害に直面して、途中で立ち往生し
てしまうことにもなりかねず、それでもやっ
ているように見せかけないと世論の支持を失
ってしまうだろうし、そんなわけで政府など
の行政の水準でやろうとすることは、実質的
には現状で機能している秩序が維持される範
囲内でしかできないことだろうか。

 政府が社会の秩序を維持している範疇では
そうなるのかもしれないが、それが機能して
いなければ何かしら混乱を招いて、しかも混
乱の収拾がつかずに慢性化すれば、国内で様
様な勢力が群雄割拠する内戦状態となる可能
性もあるのかもしれないが、少なくとも平和
な地域にある国家では政府がまともに機能し
ていて、国内の秩序を守り近隣諸国との関係
も戦争にならない程度には維持されているの
だろうし、世論もよほどのことがない限りは、
可もなく不可もなくといった程度の水準で政
府への支持が保たれているのかもしれないが、
逆に大したこともやっていないのに極端に支
持率が高かったり不支持率が高かったりする
場合は、どうもメディア経由で怪しいバイア
スがかかっている可能性があって、特定の政
治問題に関して対立する政治勢力への偏向し
た批判キャンペーンが行われていたり、そう
した批判キャンペーンの裏で争点隠しや争点
ずらしが横行して、また争点からずれたとこ
ろでそれとは別の話題で不自然な盛り上げや
煽り立てが行われていたりするのかもしれな
いが、そういった人工的な世論の形成という
のが、何か重大で深刻な事態をもたらしてい
るかというと、そういうわけでもないのかも
しれず、メディア経由で偏向した批判キャン
ペーンが行われようと、特定の政治問題に関
して争点がずらされようと、行政的には大し
て問題ではないのかもしれず、メディア上で
煽り立てられる有形無形の政治問題とは無関
係に、行政が滞りなく機能していることが肝
要で、何が起ころうとも実際に秩序が保たれ
平和裡に事態が進行していれば、大したこと
は何も起こっていないようにも思われるかも
しれないが、それが平和以外のどんな状況を
示しているのでもなければ、そんな中でも着
実に何かが進行中なのかもしれず、それがと
りたてて危険だとは認識できないような現象
だとしても、そのような現象に注目すべきな
のだろうか。あるいはそれに関して現状では
何の問題も起こっていないように思われるの
なら、それを無理に問題化すること自体が間
違っているだろうか。たとえ問題化したとこ
ろで解決しようのないことなら、放っておい
ても構わないようなことかもしれないが、そ
れは行政が守っているはずの秩序でも、その
結果として実感できる平和な世の中でもなく、
現状で絡み合い縺れ合いながらも錯綜する様
様な出来事の束としての現実だろうか。たぶ
んそれを分析することはできるだろうが、肯
定や否定の判断は不要かもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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