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彼の声

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彼の声 2017.6.17 「批判の封じ込め」

2017/06/17

 うまくいっていることだけを宣伝すれば、
すべてがうまくいっているように思われるが、
必ずしもそうではないことが明らかになれば
騙されたと思うだろうし、少し考えればすべ
てがうまくいくなんてあり得ないのは、すで
に誰もがわかっていることなのかもしれず、
そうであるならうまくいかなかったことだけ
を取り上げて批判するのも、何か不公平な気
がしてくるし、批判する側にはそうせざるを
得ない事情があるにしても、別に批判する側
に与する必然性を感じられなければ、そんな
批判を真に受ける気も起こらないのかもしれ
ないが、なぜ批判するのかといえば、やって
いることがうまくいっていないから、あるい
はうまくいっていないことを隠そうとするか
ら、それを批判したいのだろうし、とにかく
うまくいっていないことは批判されなければ
ならず、それを批判したからといって、うま
くいっていない現状が改められるとは限らな
いが、批判されたくなければ改めようとする
だろうし、実際に改めようとしても改められ
なければ、延々と批判され続けることになる
のかもしれないが、一方で批判をかわしたり
封じ込めようとする行為も出てくるわけで、
たとえやっていることがうまくいっていなく
ても、批判をかわし続ければやり続けられる
ような場合もありうるだろうし、実際にはう
まくいかないことから利益を引き出せれば、
それを延々と継続する理由ともなるだろうし、
その辺をうまく取り繕えばやり続けることが
可能となるのかもしれない。だがそういう場
合はうまくいかない部分で絶えず犠牲が生じ
ているのかもしれず、何らかの犠牲を出しな
がらもそれが継続されるような実態があると
すれば、そこが批判の対象となるのだろうし、
現実に被害や損害を被っている犠牲者の立場
から批判がなされ、そんな批判をかわしたり
封じ込めようとする側との抗争が繰り広げら
れることになるのではないか。

 一般的にいって個人や集団を巻き込んで社
会の中で行われているような行為には、その
犠牲となる人の存在が欠かせないのかもしれ
ないが、犠牲が大きければ批判もそれに比例
して大きくなるとすれば、批判をなくすには
なるべく犠牲を出さないようにすればいいわ
けで、理想的には誰も被害も損害も被らない
ような行為が推奨されるだろうが、現実問題
としてそれでは何もやらないのと同じことに
なってしまうのかもしれず、実際にやられて
いることは、ある程度の犠牲が出るのは承知
の上で様々なことが行われていて、やってし
まった後から犠牲者に対して補償や賠償が行
われれば、法的には問題が解決するかもしれ
ないが、他の問題は解決しないだろうし、解
決しないうちは批判にさらされながらも、そ
れをうまくかわしたりごまかしながらそのよ
うな行為が継続され、場合によっては批判を
封じ込めたり、封じ込めるような法整備が行
われたり、そんなことが行われているうちは、
やっていることついての正当化が何らかの形
で表明されるだろうし、行為を正当化する理
屈が導き出されて、そんな理屈への賛同者た
ちが連携し協力しながら、そのような行為を
維持しようとするのだろうが、そういう意味
で何らかの行為がメディアを通じて公な批判
にさらされるような行為は、まだマシな部類
に入るのかもしれず、それどころかメディア
までもがグルになって、批判を封じ込めるよ
うな行為がまかり通るようになれば、相当悪
質なことが行われていることの証しともなる
だろうし、それに関して少しは良心的な態度
を示すには、批判されればそれを真摯に受け
止めて、少しは改善する方向で努力している
ように見せかけなければならないだろうし、
それが見せかけではなく実質的に改善された
ような効果が見られれば、良い意味で批判に
対処したことにもなるのだろうが、実際にそ
うなるのは稀なことかもしれず、現状で批判
への対処として主流を占めているのは、批判
の封じ込めることになるのかもしれないし、
いかにして批判を封じ込めるかが、目下のと
ころは様々な方面で切実に求められているこ
とだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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