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彼の声

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彼の声 2017.6.16 「優柔不断」

2017/06/16

 結果的にそうなってしまうことがそれなり
に当然のことのように思われるなら、それが
最善だとは思われないにしても、概ね妥当な
結果がもたらされていると思うしかないが、
そのような結果をもたらすそれなりの事情が
反映されて、そんな結果がもたらされたのだ
としたら、実際にそうなるのが当たり前のこ
ととなるように事が運んだと思えば、別にそ
れほど事態の推移も結果も奇異には感じられ
ないだろうし、たとえある種の価値観からす
れば許し難い結果であろうと、結果的にそん
な状況がもたらされていることに関して、そ
れほど違和感を持たれるわけでもなく、もは
やそんな状況に慣れてしまった感覚からすれ
ば、とりたててどうということはない事態で
しかないだろうか。今のところはそうかもし
れないが、またそこから何かのきっかけで状
況が一変すれば、現状で当たり前のように思
われることが、極めて異例な異常事態であっ
たことが明らかとなるかもしれないが、現状
の延長上でそうなる可能性はあまりないだろ
うし、それよりも時が経てばそんなことはど
うでもよくなってしまう可能性の方がなきに
もあらずで、現状で主導権を握っているよう
に思われる政治勢力が、いくらごり押しのよ
うな行為を積み重ねて既成事実をこしらえて
みても、やっていることが状況に合わなくな
れば、それなりの形骸化作用を被るしかない
だろうし、そんな対策によって彼らが対峙し
ていると思われる対象というのが、疑心暗鬼
の心理状態から作り出された幻影というわけ
でもなく、それなりに現実感を伴った事物で
あることは確かかもしれないが、そうだとし
ても世の中のかなり狭い範囲に限られた現象
から構成されていて、そうした現象もそれを
含んだ時代の大きなうねりの中で形成された
些細な挿話に過ぎなければ、遠からず意味を
なさなくなるような現象でしかないのかもし
れないし、そんなことに今さらのごとくに気
を取られていることが、それを含んだ状況の
本質的な変化を見ないようにしていることに
もなりそうで、それに関して世間で話題とな
っている表層的な現象に多少は気をとられる
としても、それ以上の深刻さを示しているわ
けではないことはわきまえておかなければな
らないだろうか。

 政治の表層に浮かび上がってくる様々な不
祥事や、議会などで演じられるこれ見よがし
のパフォーマンスなどが、事の深刻さを示し
ているとは思えないにしても、それが深刻だ
とは思えないところが深刻なのでもなく、世
論の支持を背景として政治的な主導権を握っ
ている勢力がそれほどお粗末なことをやって
いるのでもなく、実際にそんなことをやって
いる現状があるのだから、それがまぎれもな
い現実なのであり、やっていることが期待通
りだろうと期待外れだろうと、そこに作用し
ている様々な関係の中でやっていることがそ
れなのだろうから、それを当然のこととして
受け止めるしかないだろうし、何も奇異で不
自然なことをやっているわけではないと思っ
ておいた方が良さそうで、現実に存在する人
や集団がそういうことをやろうとしてやって
いるわけだから、それをやっている人や集団
にとっては、そうすることが必要不可欠なの
であり、そうしたい意図や思惑も介在してい
るだろうし、やっていることに関しては充分
に意識しているわけで、はっきりした意志が
あってそんなことをやっているわけだから、
それを自覚している分には、そうすることに
関して別におかしいとは思わないようなこと
をやっているつもりなのだろうし、彼らにと
ってはそれが当たり前の行為なのであって、
そんな当たり前の行為が世論の前に示されて
いるわけで、それを世論も支持しているのだ
とすれば、それで何の問題もないのかもしれ
ないのだが、例えば必ずしも世論が支持しな
いようなことをやっていて、しかもそのよう
なことをやっている勢力を世論が支持してい
るとしても、世論の方がおかしいことになら
ないのかもしれず、それを世論が支持が充分
に得られていない対抗勢力や反対勢力のせい
にすることはできないし、論理的整合性を重
視するなら世論がおかしいとみなしておけば
いいわけだが、そもそも自分たちが支持しな
いような勢力に何を求めるわけにもいかない
のであり、そのような状況も別に深刻な事態
でもなく、そうなって当たり前の事態だと思
っておいていいだろうし、それの何がおかし
いわけでもなく、政治情勢としてはそんなこ
とでしかないのかもしれず、無い物ねだりの
ようにそれ以上を求める方がおかしいのであ
り、そんなふうにして世論という漠然とした
水準では、具体的に何をどうすることもでき
ないだろうし、そこで何が求められているわ
けでもないのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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