文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.5.28 「不透明な事情」(再)

2017/05/28

 配信する前に十分に読み直して間違ってい
る箇所を訂正しているつもりですが、それで
も間違っている箇所が後から見つかって、そ
れが気になってしまったので再配信します。

 物事には透明な面と不透明な面とがありそ
うで、そうなるのが確実に思われる面と不確
実で偶然に左右される面とがある、といえば
わかりやすいだろうが、必然的な成り行きを
求めているにしても、それ以前に偶然に何か
が発見されるわけで、その偶然に発見された
事物や理屈を応用して、新たに何かが発明さ
れるわけだ。偶然に見つけ出された何かを必
然的に再現するわけだから、そういう意味で
発明というのは偶然の必然化だと言えるかも
しれないが、その逆に必然的に偶然を再現す
る試みもあるだろうし、乱数を発生させるシ
ステムとか、カオスな現象を計算から求める
試みとかがあるわけだが、さらに偶然と必然
が結合した現象として確率的な現象があるだ
ろうし、確率が低ければ偶然の割合が大きく、
確率が高ければ必然の割合が大きくなるわけ
で、それが起こる確率が百パーセントでなけ
れば、必然的に起こるとはいえないわけだが、
計算から確率が求まらない場合もあるだろう
し、全てが計算できるわけではないのだから、
しかも確率的に求まるような現象だと、そう
なる確率がゼロか百パーセントでない限りは、
確実なことは言えなくなってしまうだろうし、
物事には確実に言えるような透明な面と、不
確実な偶然に左右される不透明な面とがあり
そうなのだが、努力する目的としてはどうし
ても全てを確実にしたいわけで、不確かで不
透明な面を取り除こうとする傾向にあるのだ
ろうし、たぶんそれが完璧にできないからそ
こで無理が生じるわけで、それでも無理を押
し通そうとすると、やっていることがうまく
いかなくなるのだろうが、そうだとしても確
実性への追求をあきらめて、偶然に身をまか
せるわけにはいかないのだろうし、そんな事
情からもやっていることのすべてがうまくい
くなんてありえないことがわかりそうなもの
なのだが、そんな不可能に直面しながらも、
確実な可能性を追求せざるをえない事情がそ
こに生じているのだろうか。

 確実性への追求は何をもたらすのか。たま
たま偶然にそうなったことを忘れさせる効用
でもあるのだろうか。それが努力への信仰を
生むことは確かで、努力すれば報われるよう
に思いたいのだろうし、たまたま何らかの事
情で努力できなかった場合の偶然性を無視し
たいのだろうか。例えば利益を出す確実なや
り方が確立されているところでは、すでに何
らかのやり方で利益を出している前提がある
だろうし、利益が出なかった別の事例は無視
されていて、ある一定の水準で利益を出して
いることが、さらにそこから利益を出すやり
方を試すための前提条件となっているだろう
か。その辺で何か循環論のようなごまかしが
ありそうだが、一応はそんなふうに利益を出
すやり方がシステム化されているとすれば、
そのシステムを利用できる人は限られている
場合があるだろうし、誰もがそれを利用でき
るわけでもなく、それを利用するには何らか
の資格が必要とされるのではないか。そうな
っているとすでにそこでは、利益を確実に出
すための連携やネットワークが確立されてい
て、そこにアクセスできるごく限られた一部
の人たちだけに、利益がもたらされるような
仕組みが作動していることにもなるわけだが、
そのような必然性を享受できるのは、利益が
出たり出なかったりする環境であがいている
その他大勢の人々から、利益を効果的に吸い
上げるシステムが出来上がっているからとも
言えるわけで、それに関して簡単な例を挙げ
るなら、公務員が他の民間の人々と比較して
優遇されているような確実な事情があるとす
れば、それは徴税や国債の発行によって安定
的に財源が確保されているからだろうか。そ
んな制度の恩恵に浴することで優遇されてい
る例は他にもいくらでもありそうだが、そう
いう確実なやり方が様々に確立されている社
会では、そのような制度から外れて利益を得
るのは困難を極めるだろうし、そのような制
度が確立された社会というのも、世界の中で
はほんの一部に過ぎず、制度によって優遇さ
れているごく一部の人たちと、制度の恩恵に
与れないその他大勢の人々との間の格差は、
開く一方なのかもしれないし、そんな制度を
守る側とそれに歯向かい制度の崩壊を目論む
側との抗争も、今後も激化する一方だろうか。
そしてそれを象徴しているのが世界で多発す
るテロなのだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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