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彼の声

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彼の声 2017.5.27 「切っても切れない関係」

2017/05/27

 そんなのはありえない空想でしかないかも
しれないが、そこに何が優先されるべきでも
ない状況があるとすれば、そこでは何が正し
いことでもなくなってしまい、ではそんな状
況の中で何をやればいいのかと問われるなら
ば、現にやっていることが優先的に行われて
いることであり、別に正しいことが優先的に
行われているわけではないかもしれないし、
正しいという価値よりも優先される何かがあ
りそうにも思われるが、それが欲望であろう
と利益であろうと、それを優先している人や
集団にとってはそうすることが正しい行いで
あり、そうすることが間違っていると思われ
るなら、他に正しいと思われるような何かが
ありそうにも思われるだろうが、それが何だ
かわからなければ、何が正しいことでもなく
なってしまい、何が優先されるべきことでも
なくなってしまうだろうか。要するに優先事
項の不在がその場での混乱をもたらしている
のかもしれないが、現に何かしらやっている
現状がある限りはそれほど混乱しているわけ
ではなく、ただ誰もが従えるような納得でき
る規範がないのではないか。そこでの最優先
事項というのが規範に従うことだとすればそ
うなるだろうが、どうもそんなことがはっき
りと意識されているわけではなく、自覚がな
いまま何となく規範に従っているのであり、
何が規範なのかがわからないまま規範に従っ
ているのだとすれば、社会規範とはそれと意
識できないような何かなのかもしれず、例え
ば世の中でそうすることが合理的だとは思わ
れないような、何らかの差別が明らかとなれ
ば、そんなふうに差別することが規範に適っ
た行為となるだろうか。否定的な行為として
の規範ならそうかもしれないが、何も規範の
すべてが否定的に作用するとは限らないわけ
で、そうすることが肯定的に思われるような
行為もいくらでもあるのかもしれず、自らが
やっている行いが周囲で大して軋轢を生じな
ければ、少なくともそれが規範に則った行為
である可能性が高いのではないか。

 その周囲では確かにそうかもしれないが、
別のところではそうではないかもしれないし、
場所や状況や時期によって規範が異なるのは
ありそうなことで、その場では受け入れられ
ても、そこから時宜や時機を逸してやればひ
んしゅくを買う場合もあるだろうし、このよ
うな場合はこういうことをやるべきというこ
とが規範としていったん確立されていると、
それが継続的に行われる限りで儀式的な行為
となって、そのような行為をやればやるほど
マンネリ化や形骸化を被ることにもなりそう
だが、そんな何かをやることが他の誰にとっ
ても否定しようのない行為というのは、悪く
言えば人畜無害な行為なのかもしれず、それ
とは逆に周囲に軋轢を生じさせるような行為
というのは、それをやり遂げるには相応の力
が必要とされる行為となるだろうし、それが
権力の行使を必要とする行為となると、当然
そうすることに抵抗したり反感を覚えるよう
な人たちの存在が想定されるわけで、たとえ
そのような抵抗や反発が表面化していなくて
も、例えば金銭を払って黙らせていたり、暴
力による脅しを前提としていたり、様々な無
理が暗黙のうちに必要とされる場合がありそ
うだが、社会の中で何をやるにしても、人や
集団との直接の接触があるところでは、それ
に伴って大なり小なり無理や軋轢が生じてし
まうわけで、それを可能な限り和らげるため
の手法というのも、様々に考案されているの
だろうし、それらが実践で試されている限り
で成り立っているのが、人や集団の間で成り
立っている様々な関係なのだろうから、それ
が肯定的な連携関係であるにしても否定的な
対立関係であるにしても、そんな関係に依存
しながら人も集団も活動しているわけだから、
そこに働いている力に支配されているとも言
えるだろうし、そんな力が働いている限りは、
その力に従っているにしろ逆らっているにし
ろ、それなしでは成り立たないことをやって
いる現状があり、それなしではやっているこ
とを正当化できないわけだ。だから何よりも
そこで優先されるべきなのは力の継続であり、
そんな行為を可能としているような権力関係
の維持なのだろうし、たとえそれに反発して
抵抗しているような人や集団であっても、暗
黙のうちにそのような関係を前提として活動
しているのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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