文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.5.3 「欲望の対象」

2017/05/04

 それがどう考えてもどうでもいいことでは
なさそうだが、そんなことにこだわらなけれ
ばどうでもいいことになってしまい、実際に
どうでもよければそれで構わないのかもしれ
ないのだが、やはり実際にはどうでもいいわ
けではないらしく、そこにこだわっている人
たちによって、何かが行われているわけだ。
それが政治のすべてだろうか。すべてと考え
て構わないし、そこで行われている具体的な
中身にこだわらなければならないわけで、そ
こで何かが行われていることに関して考えな
ければならないわけだが、それ以前にやって
ほしいことがあるとしても、諸般の事情から
それはできないことなのだろうし、その代わ
りに別にやらなくても構わないように思われ
ることについては、逆に熱心に行われている
のだろうし、世論などというものがどこで作
成されているわけでもないのだろうが、いつ
のまにか何らかの世論があるような話が構成
されていて、その世論自体がどうでもいいよ
うな内容であることは確かなのだが、人々の
関心がそこにあるかのような話となってしま
い、そんな成り行きについて誰も疑問を感じ
ていないわけではないのだろうが、そういう
疑問は世論には反映されず、結局やってほし
いことが世論に反映されているようなことと
なってしまうわけだが、どう考えても世論の
内容も政治の場で実際に行われていることも、
自分にとってはどうでもいいようなことでし
かないとすれば、無関心でしかないわけだが、
別に無関心でいることにもこだわる必要が感
じられないわけだ。要するに現状でそれほど
困っていない人にとっては、政治に無関心な
のは当然であり、政治的に問題とされるのは、
現状で困っている人たちに対してであり、平
和な世の中であれば、そういう人たちは社会
の中では少数派となってしまう人たちなので
あって、本来なら大して不自由なく暮らして
いる多数派に属する人たちに、政治が配慮す
る必要はないわけだが、それが本来そうある
べきとは思われないわけで、多数派に属して
いると思われる人たちには、当然自分たちの
ことが優先されるべきと思われるだろうし、
政治が少数派を助ける理由がわからないのか
もしれない。

 多数派と少数派との間で利害が対立してい
るのなら、当然多数派の利害が優先されるわ
けで、そうなると少数派の人たちが困るのが
目に見えているわけだが、大雑把に言って差
別をなくすには、社会的に不利な立場にある
少数派に配慮しなければならないわけで、そ
れが政治的な課題だとするなら、多数意見よ
り少数意見を尊重することになり、選挙で多
数派に支持された候補者が当選して議員に選
ばれる制度で、そんなことが可能なのかとい
えば、たぶん不可能なのだろうが、なぜか日
頃から政治に批判的な少数派の人たちはそれ
を求めているわけで、そうであるからこそ抗
議活動や反対運動を積極的に行なっているの
だろうが、そこに生じている根本的な齟齬を、
果たして政治が解決することができるのだろ
うか。それ以前に本当に多数派と少数派との
間で利害が対立しているのかといえば、貧富
の格差という視点に立てばそうなのかもしれ
ず、しかも少数派に属する富裕層が有利にな
るような配慮がされていると批判されるわけ
で、さらに選挙で当選して議員になるような
人たちは、所得の面から見るなら少数派の富
裕層に属するだろうし、そうなると少数派の
富裕層を支持している多数派の人たちは、社
会的にも所得の面でも有利な立場にある少数
派の富裕層を支持していることについて、何
か利益を得ているのかといえば、その辺がよ
くわからないのかもしれないが、それに関し
ては高額所得者のテレビタレントやプロスポ
ーツ選手なども、多数派による圧倒的な支持
を得ているわけだから、要するに少数派の富
裕層に属する人たちは、多数派を喜ばせるこ
とによって支持を得ていることになるのかも
しれず、簡単にいえば欲望の対象になってい
るのだろうが、それに対して抗議活動や反対
運動をしている少数派は、多数派に倫理を求
めているのかもしれず、世の中で困っている
人たちを見捨ててはいけないと諭しているの
だろうが、それが多数派には鬱陶しく感じら
れるわけで、またこのままの状態を放置すれ
ば、いずれあなた方も困った立場になると危
機感を煽っているのだろうが、それも毎度お
なじみで聞き飽きたと思われているのかもし
れず、平和な状態が長続きしている間はそれ
で何とかなっているのかもしれないが、戦争
になっても真っ先に弾圧されるのは抗議活動
や反対運動をしている少数派なのだろうから、
どういう状況になろうと、政治が利害を超え
て欲望にとらわれている多数派を味方につけ
ている状況は変えようがないだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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