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彼の声

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彼の声 2017.4.21 「資源と資本」

2017/04/22

 資源と資本には微妙な違いがありそうで、
大雑把にいうなら自然の営みからもたらされ
たものが資源であり、経済活動によって蓄積
されたものが資本といえるだろうが、その使
い道には共通点がありそうで、人の活動に利
用されることで消費の対象ともなるだろうが、
消費される以前には蓄積されるのも共通点だ
ろうか。前もって蓄積されているからこそ、
利用したい時に利用したい分だけで引き出さ
れて、消費に当てられるわけだが、資源はい
ったん消費されてしまうとそのまま消失して
しまい、一部は何らかの形で再利用されるこ
ともあるわけだが、一般的に資源は再利用さ
れる度に目減りして、その量は少なくなって
いってしまうの対して、資本はそのほとんど
が再利用されるばかりか、再利用される度に
目減りするどころか、逆に増殖していく場合
もありそうなのだが、果たして資本は本当に
増えているのだろうか。資本を何らかの事業
に投資する度に利益が出て、その利益をまた
資本に組み入れれば、結果的に資本は増殖す
るわけだが、その分事業で資源が消費された
とすると、事業が行われる過程で資源が資本
に転化したといえるだろうか。そうなると資
源が枯渇しない限りは資本がどんどん増えて
いくことになってしまうわけで、何らかの事
業が行われている限りは、資本が増殖してい
くことになるわけだが、利益が出ないと事業
は行われないだろうか。実際は利益どころか
損益が出ても継続される事業があるわけで、
それも資本の投資が続く限りでのことだろう
が、その辺の全体としての収支が謎なのであ
り、資本の増減を無視すれば、単純に資源を
利用して人が活動しているに過ぎないわけで、
それが人類が主に狩猟採集生活をしていた頃
からの変わらぬ営みでしかないわけだが、だ
からと言って単純に資本の蓄積は幻想であり、
資本主義という宗教が生み出した幻影でしか
ないと述べてみても、ほとんどの人がその幻
想なり幻影なりを信じることで、経済活動が
成り立っているわけだから、その根本のとこ
ろをいくら批判してみても、そんなのは何で
もないことだし、実際に行われている経済活
動を停止させることなどできないし、停止さ
せるわけにもいかないのであり、そんなこと
を述べること自体が正気でないと見なされて
しまいそうだが、根本的なところは資本の増
減よりは資源を利用する仕組みにあるのだろ
うし、何らかの形で資源を利用しながら人の
活動が継続されている実態があるのではない
か。

 そしてまた根本的なところでは、資本を増
やす行為が経済活動を成り立たせていると思
われているのかもしれないし、本来の資源を
利用しながら人の活動が継続しているのとは
微妙な違いがありそうで、資本を増やす行為
の原因となる蓄積への衝動と、人が生きてい
くのに必要な活動との間に、何かわかりやす
い関係があるとすれば、それは生きていくに
は何らかの蓄えが必要で、その蓄えを利用し
たい時に利用したい分だけ引き出せれば、便
利だし好都合なのだろうし、そのような人工
的な資源として、資本という観念が発明され
たということだろうか。それは社会の中で通
用する一種の決まり事であり約束事なのだろ
うし、基本的には所有している通貨や有価証
券などの量や額で決まるものだろうが、さら
に資源や資源を加工して作られる製品と交換
される量や額によっても決まるだろうし、ま
た直接他の通貨や有価証券と交換される量や
額によっても決まるのだろうが、その交換に
際して常に利益となる分が上乗せされれば、
資本が絶えず増殖していくことになるだろう
が、それが必ずそうなるのかといえば、必ず
しもそうならない場合もあるのだろうから、
資本の増殖に関しては詐欺的な疑念も湧いて
くるわけで、何かどこかでごまかしが行われ
ていて、騙されているのではないかと思いた
くもなるのだが、世界全体で物価の上昇が永
続的に続いてゆけば、物価が上昇した分だけ
利益が出るという理屈が成り立つのかもしれ
ず、果たしてそれでいいのかというと、必ず
しもそうでなくても構わないのかもしれない
が、では物価の上昇がなくなれば、収支の均
衡が保たれて資本の増殖も止まるのかという
と、それも必ずしもそうなるとは限らないだ
ろうし、それでも利益が出ている現状がある
とすれば、利益が出ている分だけ、その逆に
損益が出ている部分もありそうで、全体とし
て収支の合計がゼロになるような均衡が保た
れていることになるだろうか。そのほとんど
が国家の財政赤字に収斂しているわけではな
いのだろうが、そうなっていると勘ぐりたく
なるような巨額の財政赤字を抱えているわけ
だが、だからと言って無理やり物価を上昇さ
せようというのも、物価が上がらないことに
ついては他の要因もありそうだから、どうも
そういうやり方はうまく行かなそうで、実際
にリフレ派という人たちのやり方ではうまく
行かなかったようで、期待したほどには物価
は上昇せずに、経済状況は人為的な操作でど
うにかなるようなものではないということが
はっきりしたわけだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
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