文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.4.17 「主張の無効性」

2017/04/18

たぶん平穏無事に暮らしている限りは、身の
回りではとりたてて大変なことは何も起こっ
ていないように思われるのだろうが、そんな
実感を抱いているのならそこでとりたてて何
が問題となっているわけではないだろうし、
たとえメディア経由で大変な事態になってい
ることを知らされても、実感が湧いてこなけ
ればそれをやり過ごすこともできるだろう
し、そんな情報から遠ざかっていられる限り
は、無関係を装うこともできそうだが、暮ら
している範囲内ではそれで済んでしまうよう
なことでしかないならば、その人にとっては
大変な事態ではないこととなってしまい、メ
ディア経由でもたらされた情報が意味を持ち
得ずに、伝えていることの深刻さを共有でき
ないままとなってしまいそうだが、そんな状
況に慣れてしまうと、そんな平穏無事な環境
の中でしか世界を捉えられないだろうし、そ
んな環境が崩れない限りは、それ以外の環境
下で暮らしている人々に対して、共感も連帯
もできないだろうか。だからと言って無理に
そこから抜け出す必要はないだろうし、身の
回りが平穏無事であるならそれに越したこと
はないわけだが、その多くの人たちが平穏無
事な環境下で暮らしている状況というのを、
否定的に捉えることはできないわけで、それ
どころか誰もが肯定せざるを得ない事態とも
なっているわけだから、そうなっている原因
が何であろうと構わないのだろうし、そうで
ありさえずれば何とでも理由づけができそう
で、政治的な主導権を握っている勢力からす
れば、自分たちがそんな環境を作り出してい
ると主張することでもできるし、そんな主張
を自画自賛気味に信じることもできるだろう
し、そこで無理に否定的な要因を取り上げて
批判しても、相手にされない場合もありそう
なのだが、実際には批判キャンペーンに使え
そうな材料がおあつらえ向きに用意されてい
るので、批判勢力が揃いも揃ってそれに飛び
ついて、どうだとばかりに批判キャンペーン
を開始したわけだが、まさかそれが空振りに
終わることはないだろうし、実際にも何らか
の成果を上げつつあるのだろうが、平穏無事
に暮らしている人たちにとってはそれはそれ
であり、それらの批判に同調できる部分もあ
るのだろうが、だからと言ってそれ以外の部
分では今まで通りで構わないのだろうから、
それだけのこととなってしまうのではないか。

というか今まで通りではなく何かを刷新して
ほしいのかも知れないが、それが何だかわか
らないわけではないのだろうが、たぶんそれ
ができないわけで、様々な事情からできない
から今まで通りになってしまっているのかも
知れず、人々の願いとは関係のないところで
刷新が行われ、しかもそれが人々が望んでい
ることであるかのように装われてしまうわけ
で、何か今までとは異なることが行われた
ら、それが人々が望んでいたことであるかの
ように報じられてしまうのかも知れず、それ
がこのままでは大変なことなると危機感を煽
るような改変なのだろうし、具体的には国家
権力を強めようとする改変であったり、人々
が享受する各種の自由を奪うような改変でも
あるのだが、それを推進する側も反対する側
も、正反対の意味でこのままでは大変なこと
になるから、改変しなければならないの同時
に改変には反対しなければならないのであ
り、また例えば産業を振興するには改変しな
ければならないし、改変したらある種の産業
が壊滅的な打撃を被るから、改変には反対し
なければならないとなるわけで、どこまでも
正反対の理屈で改変を推進したり反対したり
することができるわけだから、どちらの理屈
からもこのままでは大変なことになるという
結論が導き出されるわけだから、その時点で
人々がどちらの主張を信用するかの選択を迫
られているように思えるわけだが、実際にそ
れは世論調査や選挙での選択肢ともなるわけ
だが、もしかしたらどちらを選択しても大変
なことにはならないかも知れないし、また正
反対の主張をする人たちの言い分を聞き入れ
たら、どちらを選択してもこのままでは大変
なことになるから、改変をやめた方がいいの
かも知れないし、実際に中途半端な妥協策が
模索されて、何が改変されたのかわからない
ような骨抜きの改変が行われたり、そうなる
とまた実質的に何も変わらないから、このま
までは大変なことになると主張する者まで出
てくるわけだが、そうなるとどちらを選択し
なくてもこのままでは大変なことになるとな
るのかも知れないし、どちらを選択しても選
択しなくても、このままでは大変なことにな
ることになるから、このままでは大変になる
という主張そのものが信用できなくなるわけ
で、信用できないのならば、政治的には何を
やってもやらなくても、別に大変なことには
ならないのかも知れないし、それとは別の事
情から大変なことになるのかも知れないし、
どちらにしても危機感を煽る主張が無効に思
われてくるわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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