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彼の声

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彼の声 2017.3.30 「苦し紛れの迂回」

2017/03/31

メディア上で騒ぎ立てていることに関して何か興味があるとすれば、
毎度のことながら事の本質が別のところにあって、
それが誰でもわかるような問題として提起されているのに、
それが必ずしも争点とはならない情勢なのだろうか。
そうではなく今回も議会で政治家の不祥事以外に
争点がないように思われているはずがなく、
実際には他にも争点があることは誰もがわかっていながら、
その争点を隠すために
政治家とその関係者の不祥事で騒いでいるわけでもないのだろうが、
実際に「共謀罪」に関する法改正を巡る問題でも、
一応は議会で争点となっているらしく、
複数の人たちが共謀して犯罪を企んだ時点で罪となるので、
何かと言いがかりをつけやすく、
一方的に警察の捜査権限が拡大するだけだから、
与党の一部でも審議入りに難色を示す向きもあるようだが、
それは国民向けのアリバイ工作的なアピールかも知れないし、
このまま与党の主流派に押し切られて
いったん審議入りが了承されれば、
一定の審議時間を経過したのちに、
頃合いを見計らって採決の運びとなって、
賛成多数で法改正が成立する可能性があるだろうし、
もともと枝葉末節な問題に過ぎない政治家の不祥事以外で、
何か不測の事態が思いがけず発生しない限りは、
結局は大山鳴動して鼠一匹的な成り行きになりそうだが、
マスメディアが与野党共謀の上で演出する政治劇場としては、
そうなる他ないような構造があるのかも知れず、
実際に不祥事を追求していた野党の政治家にも、
過去に不祥事を追求された経歴があって、
今回も与党と御用マスコミの一体となった
争点のはぐらかし戦術にまんまとはまって、
当人は対抗的に提起された疑惑はデマだと主張するのが、
今のところは精一杯のようだが、
役割的にはその程度で構わないのかも知れず、
所詮は昔からいちゃもんつけとカミツキガメ程度の
役回りに終始していたのだから、
それ以上を求めても意味のないことであり、
議会というのは伝統的に
そういうことに終始する場なのだということを、
理解しておくことが肝心で、
他に議論することが何のないわけではないだろうが、
マスメディアが騒ぎ立てる内容も、
昔から伝統的にそういう方面の話題が多く、
別にそれが悪いわけでも良いわけでもないということなのではないか。

また別に「共謀罪」に関する法改正が成立したところで、
警察権力が何かと権限を濫用する事態ともなって、
罪なき人々が司法の場で裁かれるようになろうと、
それなりに限度があるだろうし、
権力に従順な大多数の市民にとっては他人事に過ぎず、
一部の極左暴力集団というレッテルを貼られた組織が
影響を受けるかも知れないが、
また平和的な市民運動にしても抗議活動が激しさを増してくれば、
見せしめ的な意味合いで
中心メンバーが逮捕されてしまうかも知れないが、
たぶんそれにしても事の本質は別ところにあって、
それは議会で争点として提起されている問題ではなく、
また建前上は法改正の標的となっている
テロ活動が起こってしまう理由を探ろうというのでもなく、
例えばそれは政治家の不祥事を巡って追求する側とされる側が、
別に事前に共謀して示し合わせたわけでもないのに、
むやみやたらとどうでもいいような枝葉末節な部分で、
煽動合戦を繰り広げるような顛末となったり、
イスラム原理組織のテロ活動にしても、
実際の戦闘とは無関係な一般市民を巻き込むようなテロを、
仕掛けなければならない状況に追い込まれたりするわけで、
政治家の不祥事にしてもテロ活動にしても、
要するに正攻法でやっていてはすぐに行き詰まってしまうから、
あえて迂回して回りくどいことをやって、
しかもそれが大した成果など期待できるわけでもないのに、
やはり心ならずも苦し紛れに
やらざるを得ない行為となってしまうわけで、
要するにそこで何かやっているふりをしながら、
それをマスメディアに向かって必死にアピールしたいわけで、
もうそんなことをやっている時点で行き詰まっているのだろうが、
実質的的にはそうであるとしても、
今のところはそれ以外にはやりようがなく、
正攻法の正面突破ができないから、
脇道に逸れながらも弱い部分を卑怯なやり方で
執拗に攻撃しているつもりなのだろうが、
たぶんそれも実質的な被害は大したことはなく、
いくらそんなことをやり続けても
世の中の全体的な構造は揺るぎようがなく、
しかもそんな些細な行為自体が
かえって構造の強化に役立っているのかも知れず、
いつもそうやって枝葉末節で些細な争いごとを、
マスメディアがデフォルメしながら誇大宣伝して、
それに対する大げさな対策が整備されて、
その結果ますますそこから逸脱するようなことができなくなって行き、
誰もが行き詰まりの焦燥感に苛まれて、
さらに苦し紛れの迂回を重ねる羽目に
陥っているようにも見えるのだが、
本当のところはどうなのだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
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