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彼の声

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彼の声 2017.3.5 「在日米軍」

2017/03/06

果たしてアメリカの政府はアメリカを支配しているのだろうか。
いったい何を持って支配とみなすのか、
その辺がよくわからないところで、
普通はアメリカ政府はアメリカを統治していて、
日本政府が日本を統治していることにはなるだろうし、
形式的には日米合同委員会が
日本を支配しているのでも統治しているのでもないわけだが、
日本の官僚や在日米軍やアメリカ大使館の幹部などが、
月2回の秘密会合を開いていて、
それが在日米軍の日本の占領統治が
今も継続中であることの証拠であり、
日本は実質的には未だ独立国ではなく、
アメリカの占領下に置かれていて、
その証拠に世界的でも類を見ない、
莫大な額の米軍駐留経費を負担させられているとともに、
米軍の大規模な駐留が終わる気配はなく、
アメリカの大統領も選挙期間中には、
米軍の日本や韓国からの撤退をほのめかしていたが、
いざ選挙に勝利して大統領になってみれば、
手のひらを返したように持論を引っ込めて、
逆に予算を増やして軍備増強を進めようとしているわけだから、
大統領といえども
アメリカの軍産複合体の意向には逆らえないことが、
図らずも露呈したことになるだろうか。
これだけ材料が整っているのだから、
アメリカの日本支配はもはや動かしようのない事実だろうか。
そう思いたいのならそう思っておいて結構だが、
それはそれとして何か不都合があるのだろうか。
米軍基地の反対闘争に加わっている人たちや、
基地周辺の騒音被害に悩まされている人たちなら、
できるだけ早期に米軍が撤退して、
日本から米軍基地がなくなってほしいと思っているだろうが、
それ以外の人たちにとってはあまり関心のないところかも知れず、
また都合悪いことには近年中国の軍備増強が進んでいるし、
尖閣諸島をめぐる領土問題も悪影響を及ぼしているし、
日本政府も日米同盟の強化ばかりを
推し進めようとしているのだろうし、
不都合があろうとなかろうと、
今のところは現状は揺るぎないように思われ、
それ以上の何を物語っているわけでもないのだろうか。

そういう次元ではそんな状況になっているように思われるが、
だからといって平和的な反米闘争のすべてが
弾圧されているわけでもなく、
反米的な内容の書籍の出版が
差し止められているわけでもないわけで、
反米闘争をやり続ける余地も残されていて、
実際に行われている現実もあるわけだが、
ただそのような政治勢力が沖縄県を除いては
政治的な主導権を握るような状況にはなっていないから、
現状が維持されているわけで、
そういう面ではどうにもならない現状がありそうだが、
そうだとしてもほとんどの人たちは、
深刻な状況を招いているとは思っていないのではないか。
だからこそ現状が維持されているわけで、
もとはといえば戦争が招いた結果だから、
それを変えるにはまた戦争でも起こらない限りは、
状況は変わらないのかも知れないが、
別の可能性もないわけではなく、
経済情勢や政治情勢次第では、
平和的に米軍を撤退させることも可能かも知れないし、
何らかのきっかけで米軍の撤退を望む機運が高まれば、
そんな世論の高まりを背景として、
米軍の撤退を実現させようとする政治勢力が、
主導権を握る機会も訪れるかも知れず、
そのためには現状の東アジア情勢を対立から宥和に導くために、
朝鮮半島を取り囲む中国やアメリカやロシアなども含んだ、
包括的な和平を推進するような
国際的な枠組みを構築するための国際会議などを定期的に開いて、
関係各国で協議する必要も出てくるのではないか。
そんな中でニ国間ではなく多国間で協議を進めて行って、
日本や韓国に駐留する米軍を
どう扱うかを決めるような展開に持って行ければ、
すぐにはうまくはいかなくても、
長期的には徐々に兵力を減らすような
流れに持っていける可能性も出てくるかも知れず、
そういうことをやるには
今までの日米関係を見直すことのできる勢力が、
政権を取るしかないのかも知れないが、
現状ではその可能性は無に等しいだろうか。
そんな面倒なことはやるまでもないのかも知れないし、
実際にそうならなくても構わないような国際情勢であり、
各国ともに現状でやっていることで精一杯なのかも知れない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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