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彼の声

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彼の声 2017.2.13 「集団の特性」

2017/02/14

人が集団として組織される時は、
集団の目的に従わせるように集団内の人を拘束するしかないわけで、
どのような分野でも集団が組織される限りは、
そこに集団の目的に従わせられた構成員がいて、
集団のために働いているのだろうが、
集団内で働く拘束力にも、
集団の性質や性格に応じて、
その強度にも差が出るだろうし、
わりと拘束力の弱い集団に属しているなら、
その構成員も集団内で比較的自由に振る舞えるだろうし、
人が何らかの理由で
何らかの集団に所属していないと生きていけないなら、
他の条件を考慮に入れなければ、
できれば拘束力の弱い集団に入ろうとするのではないか。
またそれに関して人が構成する社会が、
果たして同じ目的を共有する集団であるのかについては、
日頃それほど意識することはないだろうが、
行政が絡んでくると、
ある一定の人口を擁する集団として認識することになるだろうし、
それが管理の対象として、
何やらもっともらしい目的を担わされてしまうのかも知れず、
それが管理するための口実となるだろうし、
目的に合わせた管理システムなどが適用されてしまうのかも知れないが、
一方で管理の対象となっている人たちは、
自分たちの思想を規制して
行動を拘束するようなやり方には反発するだろうし、
自らが何らかの形で管理されていることを意識すれば、
普通は不快に感じるのではないか。

そういうことが管理する側に回ると軽視されてしまうのかも知れず、
どのような形態であれ、
管理するということは権力を行使することになるだろうし、
他人の自由を奪って、
思い通りに操っているような気にもなるだろうし、
それが他人を従わせる上での快感や優越感にもなるのかも知れないが、
そういう気分をもたらすのが、
集団内の管理職的な特権意識だろうし、
それが組織化された集団に生じる特性なのではないか。
そしてそれこそが人を集団に引き込む魅力であり、
集団内での競争に勝ち抜き、
人を管理する特権階級になりたいという欲望が生じるわけで、
そしてそんな欲望を成就することが、
集団内に生きる人の目的となると、
競争や権力争いが激化して、
ますます他人の自由を奪って従わせようとする傾向が強まるだろうし、
そういうことがエスカレートしてくると、
どんどん管理が強化されて、
自由が奪われることになるだろうか。
たぶん実際にはそれとはまた別の傾向もあるのかも知れず、
他人を思いやり他人の自由を尊重するような配慮が
集団内に行き渡れば、
集団を維持できる範囲内で
人への拘束を弱める傾向にもなるのかも知れず、
実際にそういう方向での模索も、
世界各地で試みられているのかも知れないが、
それには集団を存在意義や存在目的を
どう定義するかが問題となってくるだろうか。

人は単独でいるよりも集団となっていた方が有利な面があるから、
集団が組織される傾向があるのだろうし、
集団内で自由が制限される弊害も生じているのだろうが、
たぶん弊害を放置するよりも改善する方が、
気分が良いことは確実で、
自由に振る舞える方がストレスもかからず、
健康にも良いのだろうが、
集団内での管理術もなるべく構成員にストレスをかけないような
管理の仕方も模索されているかも知れず、
浅はかなマインドコントロールのような類いではなく、
誰もが普通に納得する方向での改善となると、
自由の拡大となるしかないだろうし、
快不快の意識を尊重するなら、
管理強化的な自由の削減や特権意識や差別化の増長をやめる方向性が
求められるのかも知れないが、
競争心や権力欲が煽られるような状況の中では、
それは望むべくもなく、
たぶん現状で集団的な利益に与っていることに意識的である人なら、
当然のことながら競争心や権力欲の虜となっているだろうから、
無理な相談なのかも知れないが、
現実にはそういう勝ち組に属している人は、
社会全体ではほんの一握りしかおらず、
大半の人たちはどちらかといえば負け組に属しているのにもかかわらず、
自分たちを支配し場合によっては搾取しているとも言える勝ち組に憧れ、
勝ち組の応援団に組み込まれてしまっているのではないか。
しかもそうすることによって
世の中が成り立っている現実があるのかも知れず、
それも人が集団に所属していると思うことによって生じる特性だろうか。
 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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