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彼の声

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彼の声 2017.2.8 「困難な対応」

2017/02/08

当たり前のことは当たり前に思えるようなことかも知れないが、
しかしその当たり前のことを考えていない場合が結構ありそうだ。
簡単に言うなら、
それを批判することはできるが、
それをやめさせることはできない。
世の中で問題となっているのはそんなことばかりだろうか。
批判している内容がそんなことばかりかも知れず、
やめさせることができないから批判するしかないわけで、
やめさせることができたら批判は鳴り止むのかも知れず、
だからそれに対して延々と批判が続いているようなら、
批判の対象となっているものが、
容易にはやめさせられないような権力と結びついているか、
あるいは関係する人や集団の利害関係の中に深く根を張り、
社会の慣習や制度と固く結びついていて、
絶えず批判を浴びせられながらも
必要悪として継続せざるをえないようなものなのかも知れない。
それが原発と在日米軍だろうか。
両者ともに政府が強引に批判を抑え込もうとしている姿勢が
顕在化しているわけで、
それだけ反対の声も根強くあるわけだから、
まったくやめさせる可能性がないとは言えず、
反対勢力はこれからも粘り強く反対し続けるしかないだろうが、
結局は政権交代によってしかやめさせることができないならば、
反対すること以外で、
人々に向かって政権交代をアピールできる材料を
探さなければならないだろうか。

それに関して大衆的な煽動を背景とした
狂信的なポピュリズムの勢力の相手をしていては、
おそらく勝ち目はないだろうし、
ごく穏健な政治姿勢を堅持しつつ、
それなりに筋の通ったことを主張するしかないのかも知れず、
何か批判を受けたら
道理をわきまえた範囲内で修正できるところは修正し、
どう考えても実現不可能な突拍子もない主張は
控えればいいのではないか。
マスメディアを介した煽動的な批判に
いちいち反論することもないだろうし、
できるだけ穏便な対応に終始しつつ、
枝葉末節なことで不必要に騒がず事を荒立てず、
議会内でも礼儀をわきまえて淡々と振る舞えば、
すぐにどうこうなるわけでもないだろうが、
長期的にはその方がまともに感じられるだろうし、
何よりも絶えず理性的に行動することが肝心なのかも知れず、
あえて大衆迎合的な人気取りはやらずに、
今政党内で主導的な地位にある人たちは、
長期的な視野に立って捨て石になる覚悟で事に当たれば、
もしかしたら次の世代の政治家たちが、
それなりに頭角を現してきて、
長期政権を担えるような人材が育ってくるかも知れず、
そのためには今が大事な時であり、
軽はずみな大衆煽動には乗らずに、
できることとできないことをしっかりと見極めて、
道理に適ったことを理性的に主張するしかないとは思われるが、
何でもできるような八方美人的な主張はやめて、
道理に適った反対意見にもしっかりと筋の通った対応ができるような
体制にしなければならないだろうか。

そうは言ってもたぶんこんなことはいくらでも言えるわけで、
それを実現することが極めて難しいのだろうが、
別に実現できなくても、
実現しようとしなくても構わないのかも知れず、
今流行りのポピュリズム的な大衆煽動勢力が
政権を担ったままであっても、
何が問題であるわけでもなく、
政治というのはそういうものだと捉えておくだけで、
それ以上に何がどうなるわけでもないのだろうし、
またこのままでは戦争への道だとか、
原発事故で日本が滅びるとか、
そうやって危機感を煽る行為が、
空振りに終わっている現実もあるわけで、
そういうのは実際に戦争になったりまた原発事故が起こるまでは、
何とも思わないようなことなのだろうから、
またなったところで小狡く別の方面に責任転嫁するだろうし、
戦争が終わり原発事故が収束すれば、
また何事もなかったように平静を取り戻すのだろうし、
さらに戦争が終わらず原発事故が収束しなくても、
別にそういう状況が続くだけなのだから、
だからと言って危機感を煽るのが悪いとは思わないが、
少なくとも執拗にやっても
効果が上がらないことはわかったのではないか。
人々が愚かなままで構わないのなら、
大衆迎合的な煽動合戦を繰り広げればいいのだろうが、
愚かなままでは困るのなら、
あえて人気の出なそうなつまらない主張で構わないだろうし、
そうだとしても実現できそうなことを主張すべきで、
夢を語るなとは言わないが、
地に足の着いた誠実な対応を心がけ、
政策を実現する上で必要な専門家の意見にも謙虚に耳を傾けて、
必要とあらば敵対している政治勢力との連携も模索して、
やはりこんなことはいくらでも言えるのだが、
それを実現させるのが難しいのだろうか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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