文学

彼の声

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彼の声 2017.1.31 「資本主義の終わり」

2017/02/01

産業には様々な種類があって、
時代とともに新たな産業が次々に生まれ、
だんだんと種別に細分化してきた経緯があるとしても、
各産業がそれぞれに役割分担しながら
互いに関係し合っていることは確かで、
産業全体ではそこで働いている労働者の生活が成り立っている限りで、
それらの産業も成り立っているわけだから、
産業によって労働者をどれほど必要とするかは異なるにしろ、
産業全体ではある規模の労働者を必要としていて、
また様々な産業が組み合わさって、
最終的には消費者を必要とする製品が製造されているわけで、
そこで製品が買われて消費されないと、
その製造に関わっている産業が成り立たないのだろうし、
要するに全体として産業が成り立つには、
そこで働く労働者と、
最終的に作り出される製品を買ってくれる消費者が必要なのだろうが、
全体として必要な労働者と消費者の数が、
時代とともに産業の発展とともに変化するとしたら、
例えば今後労働者も消費者も余分になったり
不足したりする事態が起こるのだろうか。
一般的に言って不況の時は労働者が余って消費者が不足して、
好景気のときはその逆になるのが普通だろうが、
そのような景気循環によって発生する相対的な変化ではなく、
技術革新などによる必然的な結果によって、
例えば自動制御技術の進歩によって
労働者が要らなくなるような場合、
単純に労働者が失業するにしても、
収入の道が絶たれたままになってしまうと、
失業者とその扶養家族が消費者として機能しなくなるわけで、
そんな技術が進歩して効率的な生産が進むほど
製品が売れなくなるような事態が、
果たして今後起こりうるだろうか。
今までの歴史的な経緯からすると
あり得ないことのようにも思われるのだが、
要らなくなった労働者を吸収するような新たな産業が、
これから先もそう都合良く生まれてこなければ、
それが資本主義が終わる可能性を示していると言えるだろうか。
 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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