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彼の声

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彼の声 2017.1.26 「普通の対応」

2017/01/27

どのような形であっても政府の権限が強まることが、
国民に対する監視や管理の強化に結びつくとするなら、
それは政府を支持する国民の意向が反映された結果だろうか。
それについてはいつもの調子で偏向した見方をするなら、
政府に飼い慣らされたメディアに洗脳された国民が
多数派を形成していて、
それが選挙結果に結びつき、
議会の多数派が行政権力の強化を目指す政府と連携して、
それに関連する法整備を進めている現状があるなら、
今後政府の権限がより強化され、
国民はますます自由を奪われ、
政府に従うことを余儀なくされてしまうだろうか。
そういう成り行きなら止めようがないだろうし、
悲壮感を漂わせて反対運動に参加しても無駄かも知れないし、
別に無駄だからといってやめる必要もないのだが、
そんなふうにして権力を強めた政府や議会の与党に対して、
国民が何をやれるのかといえば、
選挙で与野党のどちらかに投票するか、
関心がなければ棄権するか、
そんなところだろうか。
ならば権力を強めた政府が何をやれるかとなると、
法整備をしたのなら、
法に基づいて取り締まりを強化するかも知れないし、
場合によっては法律に違反したと見なして、
反対派を弾圧することにもなるだろうか。
それはこれまでも程度の差こそあれ、
機会を捉えてはそんなことをやってきた経緯があるのかも知れず、
これからも似たようなことが繰り返されるのではないか。
一般的に考えるなら、
政府は絶えず国民の国家への服従を強いる傾向があり、
それが国家権力の通常の有り様であって、
それに対して普通の国民は、
そういう服従強制に絶えず反発し反感を抱く傾向があるだろうが、
そんな実感が湧かずに、
自覚も抱かないように国民が丸め込まれているとすれば、
それは戦略的にも戦術的にも
国家が国民に対して勝利を収めたと捉えておくのが妥当な線だろうし、
そもそも国家と国民が権力闘争を繰り広げている
なんて信じられない人が、
国民の多数派を占めている現状があるのかも知れず、
一部の頭のおかしな人たちが反対運動を繰り広げているだけで、
そういう人たちにはなるべく関わらない方が身のためだ
という世論が形成されているとすれば、
それもそういう世の中の風潮なのかも知れず、
そうだとすればそのような風潮に対応した穏便な政治姿勢というのも、
何やら正当化することができるだろうか。

それに関して自意識過剰の被害妄想になりたくなければ、
特定の政治姿勢を意識して強調する必要はなく、
特に関心がなければ
関心のない状態にとどまっていればいいのかも知れず、
要するに選挙の時に与野党のどちらかに投票するか、
さもなくば棄権するかの選択があるだけで、
そんな選択にも関心がなければそれでも構わないわけで、
政府与党の人たちからすれば、
自分たちのやっていることに国民が関心を持ってくれるなら、
当然やっていることを支持してほしいだろうし、
支持しないのなら無関心でいた方がマシで、
下手に反対運動に関心を持たれては迷惑なのだろうから、
そういう空気を読んで対応するなら、
おのずから選択も定まってくるのではないか。
国民にはそれ以上の何が決められるわけでもなく、
それは選挙で選ばれた議会関係者についても言えることであり、
法案に賛成するか反対するか、
さもなければ棄権するかの選択があるだけで、
質問攻めにして時間を稼いで廃案に追い込む
とかいう戦術もあるにはあるだろうが、
一方で多数決に持ち込むのが本筋だろうし、
いくら強引な議会運営を非難して強行採決を言い募っても、
議席数が与野党で拮抗しているわけでもなく、
与党勢力とそれに協力的な野党が合わせて、
議会の圧倒的な多数を占めている現状があるのだから、
反対派の抵抗にも限度がありそうで、
その辺は何を言われようと、
強引な抵抗によって
無理に関係をこじらせるのは得策ではないだろうし、
場合によったら無抵抗に終始しても構わず、
淡々と通り一遍の対応にとどめておいた方が、
誠実な対応に見えるのではないか。
もちろん何をどう対応しても
政府与党側のメディアに攻撃されることは目に見えていて、
それはそれで仕方のないことであり、
そういう手合いには下手に反応しない方がいいだろうし、
誇張表現を省いた穏便な言い回しで受け答えをするにとどめる方が
まともな印象を与えるだろうし、
議会での質問も無理に攻めないで、
相手が普通に受け答え可能な質問に終始しておけば、
それで済むようなことかも知れない。
別に質問によって相手を困らせる必要があるとは思えないし、
そんなところで勝敗が決まるわけではないのに、
せこく点数稼ぎを目論んでも、
選挙の時にはほとんど忘れられているだろうし、
その辺がそんな議論を伝えるメディア共々
大きな思い違いがあるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
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