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彼の声

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彼の声 2017.1.25 「無謀な判断」

2017/01/26

収入と支出の差がプラスマイナスゼロになるような社会は、
ゼロサム社会と言えるかも知れないが、
世界全体で見ればどうもゼロサムではなさそうで、
金額的には負債の額の方が圧倒的に多いだろうし、
さらにデリバティブなどの金融取引で生じている金額が
凄まじい額になっているらしく、
またとてつもない額になってしまうと、
いざとなったら借金など簡単に踏み倒せるわけではないだろうが、
実質的に返せないものは返せないわけで、
そういう意味で収支の差額など意味をなさなくなっているようで、
実際に把握しきれないほどの金融取引が生じているとすれば、
そういう次元ではすでに
資本主義経済は破綻しているのかも知れないが、
一般的な次元ではまだ正常な状態を保っているらしく、
とりあえずわけがわからない金融取引などは無視した上で、
またいくら負債額が嵩んでも未来に決済を先送りしながら、
そうやって何とか平静を装っている現状なのだろうか。
実際に生産も流通も消費も普通に続いているわけだから、
金融方面がどうなっていようと、
世界経済は揺るぎようがないのかも知れず、
また何かの巡り合わせで揺らいだところで、
リセットすれば簡単に再開できるわけでもないのだろうが、
必要とあらば多大な損害を出しながらも
リセットされてしまうのかも知れず、
その後から必要な対策を講じながら取引が再開されるのだろうか。
マネーゲーム的な面ではそうであっても、
実体経済が突然に滞るようなことは、
破局的な災害でも起こらない限りはあり得ないだろうし、
経済状態は実際に人や物や情報が動いた結果から判断されるから、
経済動向を分析した上で情勢的な診断が絶えず出されて、
それに基づいて将来の予想も出てくるのだろうが、
それ以上に何を述べる必要もないのかも知れず、
現状で世の中がどうなっているのかについて、
経済的な面での情勢の分析や、
それに基づいた何らかの判断も可能なのだろうが、
それ以外でも様々な指標となる分野があるのかも知れず、
それらのほとんどにも経済的な面が絡んでくるにしても、
何かこれといってはっきりしたことがわかるような
現状認識が導き出せないとしたら、
現状認識についての総合的な判断を下そうと試みること自体が
無謀な行為なのだろうか。

実際問題として人が活動するのに必要な資源がある限りは、
どこからともなくわけのわからないファンドが出てきて資金提供をして、
その資金と資源で生産が開始され、
必要なところまで流通して消費されるのだろうが、
アメリカの電気自動車や宇宙開発などの民間ビジネスでは、
利益が出ていないのに延々と資金提供が続いているし、
それらが将来利益を生み出す産業に成長することを見越して、
資金提供が続いているのだろうが、
もしかしたら今後利益が出なくても
活動が続いていく可能性があるのかも知れず、
他の分野で出た利益を突っ込んでいるのが実情だとしても、
例えばデリバティブなどの金融取引で
出そうと思えばいくらでも利益が出せるような
カラクリがあるのだとすれば、
もはや実体経済での利益など
不要になってしまうわけでもないだろうが、
そんなところから資金を活用して
必要なだけ生産して流通して消費するような、
いわゆる共産主義経済のような形態が出現したら、
まさに皮肉の極みかも知れないが、
日本でもソフトバンクが巨額の有利子負債を抱えながらも
事業をひたすら拡大している事例があるし、
巨大になり過ぎてしまうと潰せなくなって、
民間の銀行が無理なら国が融資したり、
破綻させて整理するにしても、
他の企業が事業を引き継いだりして、
結局は必要な分だけは事業が継続されれば、
物や情報の生産と流通と消費のネットワークも維持されるわけだから、
どう考えても人が存在して現状のような形態の社会がある間は、
何らかの形で経済活動が継続されていくことは確かだろうし、
そんな世の中で国と国とが勢力争いを繰り広げているとしても、
国家の構造的な特性からそうなっているだけで、
精神的に国家に依存している人にとっては気が気でないし、
勢力争いの結果に一喜一憂している人も中にはいるのだろうが、
いくら自国の縄張り内の繁栄を気にかけようと、
所詮はそれが経済的な繁栄なのだから、
最終的には金額で表示されてしまうわけで、
しかも世界的にわけのわからない金融取引や負債が
凄まじい額に達している現状もあるのだから、
どうもまともに判断するのが難しいような
情勢になってきているのかも知れず、
何を持って国家の繁栄や衰退を判断しようと、
内戦の続くシリアはさすがに衰退しているとしか判断できないが、
判断基準を変えれば、
北朝鮮ですら
それなりの繁栄を実現していることになっているのだろうし、
利己的な範囲外ではどうということはないのかも知れない。 

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創刊日:2001-03-26  
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