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彼の声

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彼の声 2017.1.21 「過度な期待」

2017/01/22

簡単な政治的なスローガンを打ち出して、
そういう主張に沿った政治をやろうとするのが、
別におかしなことでもないのだろうが、
アメリカ第一主義を掲げて
アメリカ人の雇用を確保しようと呼びかけても、
すでに失業率がそれほど悪化しているわけでもなく、
雇用は現状でも十分に確保されているのかも知れず、
あとは賃金が上がれば文句も言えないところだろうが、
企業が儲からないと賃金は上がらないだろうし、
さらに減税して公共投資を増やすとなると財政赤字が増えるだろうし、
何をやるにもすでに限界が見えているようにも思われるが、
やれるだけのことをやって少しは成果が出れば、
それを強調して宣伝することで
民衆の支持を集められるという算段だろうか。
政治的な次元でやれるのはそういうことであり、
それ以上のことを期待されても困るだろうし、
実際にそれ以上の何ができるわけでもなく、
それを超える何をやろうとしているわけでもないのだろうし、
簡単に言ってしまえば
政治とはそういうことでしかないのかも知れないが、
そこに何やら周辺地域との歴史的な経緯やら
地政学的な事情が絡んできて、
事態をそれなりにややこしくしているのかも知れず、
不法移民とかそれに絡んだ問題で関係する国との軋轢が生じれば、
大問題が発生したかのごとくに誇張されて報道されるだろうし、
また貿易や安全保障などの面で関係国と協議や交渉がもたれて、
双方の溝が埋まらず外交問題にでも発展すれば、
また大問題が発生したかのごとくに報道されるだろうが、
それらはこれまでも繰り返し問題になってきたことだから、
また何年か経過して次の政権になっても、
同じようなことが問題視されるのかも知れず、
もはや政治的には何がどうなるわけでもないような気がするのだが、
果たしてアメリカの大統領が、
何か暴走ぎみに勝手なことをやらかして、
世界を大混乱に陥れるような成り行きになれば、
それはそれで愉快なことかも知れないが、
そうはならないだろうとは思うし、
できればそんなつまらない予想をひっくり返して、
周辺国を呆れさせるようなことをやってほしいのだが、
思い返してみれば2001年の同時多発テロから
アフガニスタンとイラクでの戦争は、
予想もしなかったことだったし、
今もその混乱が尾を引いていて、
それらの国の国民にしてみたら、
もともとあった独裁政権を倒したのは、
少しは良かったことかも知れないが、
実質的にはアメリカの大統領が
自分たちの国に大惨事をもたらしたわけだから、
今回の大統領が表向きはそれとは真逆のことをやろうとしていても、
やはりこの先何が起こるかわからないと思っておいた方が良さそうだ。

日本の政治に関してはこの先何が起こるとも思えないが、
ここ数年の国内で起こっていることが何を物語っているかは、
様々な方面から様々なことが言えるとしても、
そのほとんどがどうということはないとは言えないにしても、
コップの中の嵐にたとえてしまうと、
事態を矮小化していることにもなるだろうし、
政権を握っている勢力に対して、
真正面から何を批判しようと、
無駄で無意味なことだとは言えないにしても、
たぶんそういう批判は少しずれているようにも思われ、
的外れなことを批判しているわけでもないのに、
批判が的に届かず、
しかもそれで構わないようにも思われて、
わざと手加減しているわけでもないのだろうが、
批判が批判として機能していないことは確かで、
別にそれでも構わないのだから、
文句を言う筋合いでもないのだろうが、
それでも少し言えることは、
威張っている人たちには威張らせておけばいいのかも知れず、
図に乗らせてのさばらせておけば、
政治的にはそれで済んでしまうような話で、
もしそういう人たちに向かって、
生意気だと近隣諸国がいちゃもんをつけてきたら、
それなりに誠意を持って立ち向かってもらえば
いいことでしかないのかも知れない。
彼らに何ができるのかといえば、
今やっているようなことだろうし、
今やっていること以上は求められないし、
それ以上を求めるのは筋違いに思われるし、
それは何かのきっかけで政権交代したところで、
それほど変わらないことなのではないか。
政権交代して脱原発や沖縄の米軍基地のさらなる縮小などの
懸案事項を推し進められたら、
それはそれで良い傾向に思われるだろうが、
現状ではそれを阻もうとする勢力が
政治の主導権を握っているわけだから、
とりあえずそういう人たちには威張ってもらって、
現状のまま頑張ってもらうしかなく、
やれる限りのことはやってもらって、
その結果をそれなりに評価すればいいのではないか。
どう考えても今やっている以上に何をやれるわけでもないし、
世界的に見ても何か政治的に画期的な試みを行おうとしているのは、
フィンランドがベーシックインカムを試そうとしていることぐらいで、
他はこれまで通りの延長で何かをやっているに過ぎないのではないか。
しかも政治に何か他のことを求めるわけにもいかないような気がするし、
メディア的な煽り立てと現実の政治は違うのだろうし、
他には予算の範囲内での行政サービスの向上と改善のような、
そんな地道な努力に政治が関わってもらえば、
場合によったらそれがすべてでも構わないのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
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