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彼の声

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彼の声 2017.1.16 「システムの変動」

2017/01/17

現状で成り立っているシステムは、
世の中でそれなりに機能しているから成り立っているのであり、
それをいくら批判したところで、
またその批判に正当な根拠があるとしても、
機能しているシステムを止めるのは容易なことではなさそうだが、
政治権力に訴えてあからさまにシステムを止めようとする試みが
うまくいかなくても、
別のシステムを競合させて、
批判されているシステムの需要を減らす試みは継続中のようだから、
原発反対運動にしても全く見込みがないわけではなく、
粘り強く批判活動を継続していけば、
何かのきっかけで実を結ぶこともあるかも知れず、
そのきっかけがすでに起こってしまった原発事故だとしても、
さらにまた事故頼みというわけにもいかないだろうが、
この先どうなるにしても、
無理なことを継続させるにはそれなりの資金と労力が必要で、
批判されているシステムが競合するシステムよりは
非効率であることがはっきりしてくれば、
そういうシステムは徐々に廃れていく傾向になるのだろうが、
その徐々にというのが時間的にどの程度のことなのか、
実際にそうなってみないことにはわからないだろうし、
原発が本当に無理なシステムかどうかを決める機会も
なかなか巡ってこないようで、
日本の現状から感じられることは、
今は政治の主導権を握っている勢力と結託して、
原発推進派の巻き返しが活発化している時期であることは確かで、
この先どこまでそんなことが続いていくかは、
予断を許さないことかも知れないが、
現状でそこへと作用している様々な事情が、
あるとき急にかみ合って、
思いもしない展開となる可能性もあるだろうし、
利害関係にある人や集団の思惑を越えて事態が動いていくようなら、
何かしら世論の期待が高まって、
思わぬところから思わぬことが起こるとも限らず、
そういう意味で今はちょっとしたことで一喜一憂しても、
どうにもならない時期なのだろうから、
冷静に事態を見守りつつも、
見え透いた煽動や挑発には乗らないことが肝心なのかも知れないが、
一般的に言って歴史は
取り返しのつかない事態の繰り返しから構成されていて、
今までそれを未然に防ぐことができなかったからこそ、
歴史という概念があるわけで、
今も続いているシリアの内戦なども、
取り返しのつかないことの典型だろうし、
もちろん福島の原発事故もそうだったわけだし、
今後も取り返しのつかない事態が起こることは
覚悟しておいた方が良さそうだ。

実際にやっていることが合理的であるか否かというよりは、
様々な事情が複雑に絡み合って、
結果的にそんなことをやっている現状があるわけだから、
たとえ採算が取れなくても、
どこからか資金と人員を補填しながらやっていることもあるわけで、
その結果が国家予算の
大幅な財政赤字を生んでいるとも言えるわけだが、
その延長で原発事業も継続させようとしているなら、
やってできないことではないだろうし、
すでに原発のある自治体への交付金まで含めれば、
そうなっているのかも知れないが、
まだそれでも国家全体としては、
システムがそれなりに機能していて、
現状で行き詰っているとは言えないのだろうし、
世論を構成する多数派の実感としても、
まだ取り返しのつかない事態になっているわけでもないのだろうから、
実情がどうあれ政治の主導権を握っている勢力は、
現状維持の延長上で事態を乗り切ろうとしているのかも知れないが、
事態がどうなっているのかを本当に把握しているのかとなると、
たぶん把握しているつもりになれるだろうし、
実際にそれなりに大体は把握していることにもなっているのだろうが、
そうだとしてもそれは
様々な事情が複雑に絡み合った上で成り立っている事態なのだから、
その複雑に絡み合っている事情の一つ一つを
把握しているとは言えないだろうし、
それらの事情の絡み合い具合も、
それぞれの強度も異なっているだろうから、
今は安定しているように感じられるかも知れないが、
いつ如何なる事情で絡み合いがほぐれるとも限らず、
それは日本の国内事情だけでなく、
海外の事情も複雑に作用を及ぼしていることなのだろうから、
変動要因には事欠かないだろうし、
今までは何十年もどうにかなっていたとしても、
この先も同様に事態が推移していくとは言えないにしても、
実際にやっていることは
現状維持の延長上でどうにかしようとしているように見えるわけで、
そういうところが危ういところでもあるのだろうが、
やはり期待としては何かが起こってほしいと思うわけで、
最近ではその最たるものがアメリカの政治情勢なのだろうが、
果たして大統領が代わっただけで情勢が動くのか、
動いたとしても表面的なもので、
本質は何も変わらず、
世界情勢に目立った変動は起こらないのか、
あるいは期待していたのとは全く異なる変動が起こり、
その思いがけない変動によって途方に暮れてしまうようなら、
取り返しのつかない事態となるかも知れず、
そうなれば期待を超える何かが起こったことを、
驚きとともに実感することになるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
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