文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.1.12 「目的の意味」

2017/01/13

生きていく上で何か目的を定め、
目的へと向かうことが生きがいになるなら、
それに越したことはないのかも知れないが、
それは具体的な成果を得られないと信じられないことかも知れず、
いくら強固な意志を持ってしても、
何の成果も得られないことを
いつまでもやっていられるとは思えないわけで、
そうだとすれば現にやっていることは何なのかと言えば、
本来の目的からは外れたことなのか、
あるいはたまたまその場の成り行きからやっていることで、
行きがかり上やめるわけには行かなくなってしまったのかも知れず、
そんなふうにして目的とは無関係にやっていることは
結構あるのかも知れないのだが、
世の中で生きていて、
果たして目的へ向かって一直線に進めるかというと、
たぶん結果的に何らかの成果を得られた行為が、
いつの間にか目的だと思い込んでいることがあるのではないか。
そういう意味で当初抱いていた目的が
必ずしも達成されなくても構わないわけで、
何かのきっかけから何らかの成り行きに巻き込まれ、
その中でたまたま上手く状況に対応できて、
納得のいく結果を残せたら、
それで満足するだろうし、
やっている途中からそれをやり遂げることが
目的のように思われてくる場合もあるだろうし、
その人にとって何が目的となるかは、
その場その時の状況次第である面もあり、
目的とは何かが
やっている過程で生じてくるものだと捉えておくのが妥当かも知れず、
例えば何かをやる前から欲望に駆られて目的を設定した時には、
それが目的である必要はあるにしても、
必然性はあまりないのかも知れず、
いくらそれへの思いが強くても、
思いが強い以外には
何の意味も意義も持ち得ないような目的となってしまうのではないか。
そうなると目的の重要性は後退して、
妄想を抱くならいくらでも抱けるが、
それが具体的な行動として機能するかどうかは未知数で、
途中で挫折してしまえば、
それをやり遂げようとする以前に宣言されるような目的は、
何でもないこととなってしまいそうだが、
中には運が味方して、
宣言したことを本当にやり遂げるような人も出てくるのだろうが、
それが当初から抱いていた目的であれ、
やっている途中から思い込むようになった目的であれ、
そのやっていることが実際に機能していることが、
実質的な意味や意義をもたらしていて、
それ以前の妄想を抱いている段階では
無意味でしかないのかも知れない。

やっていることが実際に機能することが重要なら、
それが目的であるかどうかはあまり重要なことではないのかも知れず、
当人にとっては
何にも増して目的を達成させることは重要となるのだろうが、
それは独りよがりな思いでしかなく、
それよりは社会の中でその人の行動が何らかの形で機能していれば、
その人に関わりのある他の人々は安心するだろうし、
周囲の人々に安心感を与えれば、
その人も社会の中で
肩身の狭い思いをしなくても済むようになるのだろうが、
それで当人が満足するかどうかは別問題で、
何やら野望を抱いているような人なら、
自分が社会の中で軽んじられているようだと気にくわないわけで、
他人から安心されるというよりは、
他人から尊敬され崇拝されていないと、
満足感を得られないのかも知れず、
それが目的となっているようならなおさらで、
結果的にそうなるような行いを成功させることが
目的ともなってくるのだろうが、
要するにそれは偉くなりたいということになるわけで、
やはりそうなるとそんな妄想を抱いているということだから、
それ自体が社会の中で機能するかどうかは別問題で、
何かをやった結果、
そのやったことが理由となって、
他の人々から尊敬されるという結果をもたらすわけで、
人から尊敬されたくて何かをやるとなると、
それは本末転倒としか言えないわけだが、
その尊敬を集めるような行為が社会にとって有益なら、
そうすることが社会の中で機能していることにもなるだろうし、
偉くなりたいという願望が目的化するのも、
何やら実質的な意味や意義を持つことにもなるわけだ。
そうであるなら人は
社会の中で機能するようなことをやるべきともなるわけだが、
あくまでもそれは結果論であり、
結果的に何らかの形で機能していれば、
一応は社会が成り立つ上ではためになっていて、
そのことで他の人から安心されたり尊敬されたりしていれば、
その社会を維持する立場の人や集団にとっては問題ないわけだが、
そういう社会からつまはじきにされている人からすれば、
自分を除け者にしている人たちの仲間でしかないわけだから、
敵でしかないのかも知れず、
またそんな社会を変えることが目的の人たちからすれば、
取り除くべき障害物でしかないのかも知れない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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