文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2017.1.6 「運命の巡り合わせ」

2017/01/07

日々の暮らしの中でどうにもならないように思えるのは、
自らの力量を超える事態に直面している時だろうが、
そう思える時にもそれなりに対応してきたから、
今も生きている現実があるわけで、
自分ひとりの力だけで生きてきたわけでもなく、
周囲と社会的な関係を構築しながら、
それを維持し続けられる限りにおいて、
社会の中で生かされている現実もあるわけで、
そのこと自体をどう思ってみても、
自分にはどうすることもできない面があり、
たぶんそれを恣意的にどうにかしようとすると、
それが自らの力量を超えていることに
気づかされてしまうのかも知れないが、
無理だとわかっていてもそんな実感に逆らおうとするのは、
何とかしなければならない事態に
直面しているからだと思わざるをえくなるわけで、
結局はそうしようとするのが運命なのだから、
あきらめて現状では無理に思われることをやろうとして、
実際にそんな試みの最中なのかも知れないが、
一方で運命というは自分ではどうすることもできないのに、
それをどうにかしようとしているわけで、
何かをやっていることの中身には、
どうすることもできない部分と
どうにかしようとしている部分とがあり、
どうすることもできないように思われる部分では、
それが運命だとあきらめていながら、
どうにかしようとしている部分では、
あきらめずに何とかしようとしているわけで、
しかもそのどうにかしようとしていること自体が、
そうするのが運命だと思ってあきらめている部分であり、
その辺で何かがこんがらがっているようにも思われるのだが、
それでも意識の中ではつじつまが合っているつもりなのだから、
少なくとも支離滅裂な感情にとらわれているわけでも、
自分ではどうすることもできない矛盾を
抱え込んでいるわけでもなさそうで、
そう思うのが当然の事態の中で、
何かをやり続けているつもりにはなっていて、
実際にどうにもやりきれないことに
挑み続けているように思われるとしたら、
それについて当人がどう思ってみても、
そんなことをやっている現実の中につなぎとめられている実態があり、
それが自らの力量を超える事態の一部始終なのではないか。

自己言及的なフィクションというのは、
常に自らを超えて外部にまではみ出ているようにも思われ、
それが自意識過剰の誇大妄想だとも気づいていながら、
それがないと何もできないわけでもないのだろうが、
現実にそんな妄想に依存している部分もあり、
そこに微かな狂気の萌芽すら感じる時もあるかも知れないが、
一方で何かに逆らっている自覚も芽生えているわけで、
その逆らっているものが社会の一般常識程度なら、
そこから大した妄想にも発展しないだろうが、
中には国家機密情報をばらして第三国へ亡命した人までいるわけで、
その人にとっては逆らうのが命がけであるだけに、
そこまでやれば
誇大妄想の範囲を遙かに超えていることにもなるのだろうが、
そんなふうに妄想として抱くフィクションを超えて、
現実の世界へとやっていることがはみ出る事態というのが、
自分ではどうすることもできない運命に
翻弄されていることになるのだろうし、
それをどうにかしようとして、
実際にどうにかなってしまった現実なのだろうが、
もちろん自分ひとりではできないことを
周囲の協力者の助けを借りてやったわけで、
そこに世界情勢の成り行きと巡り合わせがあり、
結果的にそうなってしまったことは
運命だと思ってあきらめるしかなく、
当人は亡命生活を余儀なくされている現実があるわけだが、
そんなおおげさな事態からは程遠く、
まだ妄想の段階に留まっていることなどいくらでもありそうで、
それが現実の世界へとはみ出ることができずに、
妄想のまま終わってしまうことなどもいくらでもありそうで、
そんな実現不可能な誇大妄想と戯れているうちが、
まだ自らの力量の範囲内に留まっていることの証しなのかも知れず、
そういう意味で現実の世界で何かを実現させることには、
絶えずそれを実現させようとする自らの力量を超えて作用する
運命の巡り合わせがつきまとっていて、
そんな運命に巡り会えなければ、
いつまで経っても誇大妄想の段階に留まっていて、
一向に実現のめどが立たずに、
その人の意識の中に埋もれたままとなってしまうのではないか。
そしてそれも運命だと悟ってあきらめればそこで終わってしまい、
あきらめきれずに死ぬまで挑み続ける人も中にはいるのだろう。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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