文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2015.11.6 「夢を叶える」

2015/11/07

語る上で何かと何かを比較して語ると、
何か意味のあるようなことを語っているように装えるかもしれないが、
実際に何と何を比較しようとしても、
それが自身にとって都合の良い比較となるのは避けられず、
自説を裏付けるような比較なのだろうから、
語っている当人にとって都合の悪い比較など
するわけがないのは当然で、
都合の良いような比較ばかり繰り返すと、
話に説得力が増すことは確かなようだ。
もちろんそれもあえてそうしているのか、
あるいは本当に気付いていないのかどうかは、
その時々で異なるだろうが、
話者が語らずにいる都合の悪い事情に気付いた人には通用しないわけで、
それを批判する側は、
話者にとって都合の悪い事情や比較を持ち出して批判するわけで、
それがいったん論争などに発展すれば、
いつも決まって論争しているどちらもが、
論争者自身にとって都合の良い事情や比較を持ち出して、
論争相手を論破しようとするわけで、
普通はその比較にどれほど説得力があるかが、
論争に興味を持った他の人たちを味方につけ、
その勝敗を決める鍵となるかもしれないが、
始めから特定の政治や思想や宗教などの
団体が味方についている場合は、
その団体が掲げる主義主張に沿った意見を述べることで、
その論に説得力があるなしにかかわらず、
どんなに反駁されようと馬耳東風を装えるかもしれず、
どこの誰から批判されようと非難されようと、
そのような団体がバックについている限りは、
延々と同じような主義主張を繰り返していられるわけで、
ネット上などで同じようなことを
延々と繰り返し主張している人たちは、
そういう人たちなのだろうし、
そういう人たち専用のメディアもあって、
そこには同じような主義主張の人たちが大勢集っているのかもしれず、
そのようなメディアをそのような人たちが支えているわけだ。
そのような人たちやメディアが、
右翼と呼ばれようと左翼と呼ばれようと、
そのような組織的な固定観念に支配された人たちや組織が、
世の中の変革を妨げていることは確かなのかもしれないが、
一方で組織的な固定観念こそが
社会の安定に一役買っているのかもしれず、
そこから世間一般に向けて同調圧力が常に発せられていて、
世の中の空気や雰囲気や世論そのものを形成しているのだろうか。
その圧力に屈した人が多ければ多いほど、
固定観念やそこから生じる紋切り型的な主義主張が、
広く世の中でまかり通るのかもしれない。
何か自分たちと特定の敵対しているつもりの人や
メディアなどを攻撃していれば、
それで済んでしまうような事態となり、
敵と味方という単純化した論理を守っていれば、
あとは何も考えなくてもよくて、
味方の人たちと同じような主義主張を延々と繰り返していれば、
それで味方の人たちで構成される共同体に受け入れられるわけか。
その共同体が仮想的なものなのか、
あるいは実利を伴ったものかはわからないが、
それほど実利を伴わなくても、
趣味や娯楽程度でも十分通用するような世の中なのかもしれない。

中東やアフリカなどの紛争や内戦と違って、
敵を殺したり町や村で略奪したりというレベルではなく、
そのほとんどが言論の範囲内なのだから、
口汚く相手を罵倒したり嘲っていると言っても、
直接的な暴力の行使までは発展しない場合がほとんどだろうし、
デモ参加者が大量に殺されるといった事態には至っておらず、
それも法治国家であるとともに、
組織的な固定観念によって人々の行動や言動を束縛して、
そこから外れることが
ほとんど起こらないようにする社会かもしれないが、
たまに自暴自棄となって無差別殺傷事件を起こす人がいたり、
いじめや過労などで精神的に追い詰められて
自殺してしまう人もいるわけで、
平和な世の中と言っても、
そこに住んでいる人に対する周囲からの同調圧力によって、
具体的には多くの人たちが学校や会社での指導によって
決まり切った鋳型にはめ込まれて、
周囲をガチガチに固められて、
決められた動作以外は何もできないようにする構造なのかもしれず、
そんな平和の息苦しさに耐えられなくなって、
自由と冒険を求めて紛争地帯へと引き寄せられていってしまう人や、
また逆に紛争地帯での悲惨な境遇に耐えられなくなって、
平穏な生活を夢見て外国を目指す人もいるわけで、
紛争地帯へと引き寄せられていってしまう人は、
ジャーナリストや戦闘員として戦争ビジネスの餌食となり、
難民となって平和な国を目指す人々は、
低賃金の単純作業用の労働者として搾取の対象となるかもしれないが、
ともかくそうやって紛争地域と平和な地域の間で、
そのような状態を生み出して維持継続させるための、
人材資源の流出や流入などの交流があり、
どちらにしてもそれがこの世界を状況や情勢をもたらしている。
そこで暮らしている人々は絶えず現状以上の何かを求めていて、
それが金銭的な欲望の充足へも向けられ、
そこに何らかの可能性があるように期待するわけで、
そういう人たちはアメリカンドリーム的な成功を目指して、
同じ志を共有するライバルたちとしのぎを削り合いながら、
実利としての富や名誉を手に入れようとするのかもしれず、
実際に様々な競争に勝ち残った人がそれを手にするわけだが、
そのような夢を叶えた人がいるという事実が、
また多くの人たちに夢を与え、
それを目指す人々を生み出すわけで、
そのような循環を利用して国力を高めたのがアメリカかもしれず、
未だに成功を夢見て、
世界中から有能な人材がアメリカへと集まってくる現状もあるわけで、
それは富や名誉だけではなく、
学術研究分野やスポーツや映画などの娯楽産業まで多岐にわたり、
やりたいことがアメリカにあり、
そこで競争に勝ち抜いて
やりたいことをやれる境遇を手に入れたいわけだ。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。