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彼の声

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彼の声 2015.10.21 「解決策」

2015/10/22

人や団体が互いに対立して競い合い、
また連携して協力し合うことで、
何らかの政治的あるいは経済的な活動が生まれ、
それらの活動や動作によって
社会の中で様々な現象が発生するわけだが、
戦争もそれらの現象の一つと捉えれば、
それを含めた活動や動作が、
何らかの利益の奪い合いから生じていることは確かだろう。
そして時期や地域的な状況の変化から、
それらの動作や活動の中で、
やってもいいこととやってはいけないことの境界も変化し、
法律が有効に機能している平和な地域では、
合法的な活動がやってもいい行為で、
非合法な活動がやってはいけない行為とされるわけだが、
内戦などで無法地帯となって法律が機能しなくなると、
合法と非合法の区別がなくなり、
暴力と資金に物を言わせれば何でもできる状態となるだろうか。
人や団体もやれる可能性のあることなら何でもやれる状態となれば、
利益を得るためには手段を選ばないだろうし、
性悪説をとるなら人は犯罪に手を染めて、
団体はギャング団となるかもしれない。
確かにそうすることで利益がもたらされるならそうなるだろうが、
暴力を使うにもそれなりの武器を揃えなければならないし、
そのためには資金もそれを取り寄せるコネクションも必要だから、
誰もがいきなり暴力を使えるわけではなく、
それ以前にもその地域特有の因習や風土などがあって、
それに囚われている人は自由が利かないから、
何でも好き勝手にできるわけではない。
単純に社会を利益の奪い合いだけで語るわけにはいかない面があって、
金銭的な利益だけで社会が成り立っているわけでもなく、
それがないと地球上のほとんどの地域では
生きていけないことは確かだが、
それ以外にもあまり人々に気づかれていないところで、
社会を成り立たせる上で必要な要素があるのかもしれない。
また確かに法律に違反しない範囲での合法的な経済活動なら、
何でもやっていいことにはなるのだろうが、
実際には何でもできるわけではなく、
地域的あるいは時期的に、
さらに人や団体の性格や社会の中での立場や力関係などにもより、
それらを考慮すれば自ずからやれることは限られてきて、
実際にやっていることが様々な要因が作用した結果となって、
その活動に反映されているのではないか。
そのような活動をするに至る様々な紆余曲折があって、
そんなことをやっているわけだから、
それを度外視していきなりやっている行為を批判されても、
批判されている当人や団体にしてみれば、
どうにも改めようがないのかもしれず、
そう簡単に今までやってきた行為をやめるわけにはいかないのだろう。

だからと言ってやっていることが理不尽に感じられるなら、
批判しないわけにはいかないだろうし、
批判しても改まらないなら、
その人物や団体と対立するしかなく、
そうやって社会には対立が生じて、
それがエスカレートすれば、
場合によっては小規模なら殺人事件などが起こり、
また大規模なら紛争や戦争が起こることもあるだろう。
そのような現象は
簡単に解決できるようなことではないのはもちろんのこと、
根本的に解決不可能な問題なのかもしれないが、
だからと言って解決への努力を放棄するわけにもいかないのであり、
さらに解決への努力が新たな対立を生んでしまうこともあるわけで、
そのような対立の循環作用から
抜け出ることはできないのかもしれないが、
それでも対立の解消へと向かわなければいけないのだろう。
少なくとも何か決定的な解決法がないことは了解しておくべきで、
それは否定すべきことでも肯定すべきことでもないだろうが、
それを了解し理解しておくことが、
対立している双方が歩み寄れる可能性を示しているのかもしれず、
たぶんこのまま対立し続ければ共倒れとなるという危機感が、
お互いが妥協を模索する契機をもたらすのかもしれない。
悪い言い方をすればそれは談合を助長することにもなるわけだが、
状況によってはそうなるのも致し方ないケースもあり、
一概に競争原理が善で談合体質が悪だとも言えず、
公平な競争というのが幻想である限りは、
何もかも全てを競争で統一するわけにもいかず、
様々な方面で協調や融和が必要な時もあるのではないか。
また個人や家族の幸福を追求するのは、
人として当たり前の行為なのだろうが、
幸福というのは自分の思い通りになることだと捉えれば、
そこに競争がある限り、
自分の思い通りになることが
他人の思い通りにはならないこととなったり、
その逆もあり得るわけだから、
そのような競合関係が幸福追求を断念させることにもなるわけで、
それも競合関係から対立へと発展するのはよくあることで、
結局は幸福の追求も
ほどほどのところで妥協する羽目になる人がほとんどだろうし、
そう思い通りに行く世の中ではないことも、
了解事項であり理解しておくべきことなのかもしれず、
その妥協の度合いも
個人や所属団体の社会的な立場や力関係によって、
それぞれ異なってくるのも了解し理解しておくべきで、
そのような不公平がまかり通るのが理不尽に感じられるなら、
やはりそれも批判しないわけにはいかなくなるだろうし、
実際に経済格差や貧困問題で
政府の対応を批判している人も大勢いるわけで、
その批判内容に説得力があれば
賛同し支持する人もさらに大勢出てくるだろう。

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創刊日:2001-03-26  
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