文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2015.9.29 「対立と結びつき」

2015/09/30

現状はあらゆることがおかしな方向へと、
収斂していってしまうような成り行きではないだろうが、
そもそも何がおかしいのかといっても、
別にそれほどおかしくはなく、
ただ多くの人が
それはおかしいだろうと思っているだけなのかもしれないが、
たぶんそれは何かの都合でそうなっている場合が多く、
その都合を優先させると、
何かそこに誰かあるいはなんらかの組織や勢力などの思惑が
絡んでいるように思われてしまうわけで、
そのおかげでおかしいと思っている自らが
不利益を被っているような気がして、
不快感が増してくるかもしれず、
要するに他人の思惑や意図に操られているような、
罠にはまっているような感じがして、
それが高じると被害妄想にとりつかれて、
怒りや憤りの感情に心を支配されてしまうだろうか。
怒りや憤りなら、
まだそのおかしくなっていることへの抗議に結びつくかもしれないが、
あきらめの心境に至ってしまうと、
そのおかしいと思っている状況を受け入れ、
そうだと見なしているなんらかの思惑に屈してしまうことになり、
それでは情けないと思われてしまいがちだが、
どちらでも構わないのかもしれず、
怒りや憤りにかられて抗議に出向く人もいれば、
我関せずで傍観を決め込む人もいるのではないか。
そういう反応自体は別にそれほどおかしなことではない。
だが様々な出来事や物事に対する人々の反応が
世論を作り上げているわけで、
メディアが行う世論調査の結果にもそれが反映されているのだろう。
選挙や議会制度にその世論調査の結果が、
人々の意識に跳ね返ることによって影響を及ぼし、
惑わされることになるわけか。
メディアが政治に影響を及ぼそうとするのは、
報道する内容の傾向と、
論説や解説者の主義主張と、
世論調査の結果を発表することによってであり、
そこにメディア固有の意向や思惑が読み取れるだろうか。
別にはっきりした意志や主張を読み取る必要はなく、
メディアに携わっている人たちにも様々な考えがあり、
それが交錯し絡み合った結果として、
なんらかの方向性が示されているわけだから、
特定のメディアに否定的なレッテルを貼って
非難することもないだろうが、
それはネット上で
不快な政治宣伝を繰り返している人たちにも言えることで、
何か向こうが攻撃してきたら反応すればいいだけで、
それがなければ放置しておいても構わないのかもしれず、
そういう人たちが攻撃するのは著名人が主な標的だろうから、
執拗に絡まない限りは、
一般の人たちはあまり相手にされていない傾向にあるのではないか。
そしてそのような人たちも、
彼らが信奉するメディアから影響を受けていて、
メディアが彼らのような人たちを量産するといっても、
それほど間違っていないような気がするわけだが、
それこそ彼らがその信奉するメディアによって
操られているように思われてしまうわけで、
罠にはまっているのは彼ら自身なのだろうか。

それは一方的にメディアに心を支配されているわけではなく、
メディアとそのユーザーとの相互作用から、
メディアとその信奉者との一体感が形成されるのではないか。
その度合いが著しく強まると
カルト宗教や原理主義のような様相を呈してくるかもしれないが、
批判や非難によってその精神的なつながりを断ち切ろうとしても、
そうやすやすと断ち切れるものではなく、
歴史的な経緯から人々の深層心理にもたらされ、
染み付いた偏見や感情が拭い去れない限りは、
いつまでも執拗に残り、
世代間で受け継がれて、
それが社会の表層に噴出する機会をうかがっているわけで、
現状でそれらのメディアやその信奉者たちが勢いを増しているとすれば、
まさにその機会が到来しているのではないか。
そしてそんな現象を目の当たりにした人々に、
社会全体がおかしくなりつつあると感じさせるわけか。
人の精神はいつの時代も
その人が生まれ育った地域の歴史的経緯から形成されるのかもしれず、
時間と場所にその意識が拘束されていると考えれば、
そのような偏見や感情が癒えるのにも、
これからの地域的あるいは世界的な状況の推移が
必要となってくるのかもしれない。
結局は人々の行動や行為が歴史を作るわけだから、
ネガティブな偏見や感情を取り除くべく、
未来へと向かう新たな歴史を
作り出していかなければならないだろうか。
たぶん現状でもそこに生きている人々の行動が
新しい歴史を作っている最中なのだろう。
そしてそれは世界が一つに統合される歴史なのではないか。
国家間の対立や軋轢を取り除いて宥和を進めようとする勢力と、
対立を煽って軋轢を増大させて国家を維持しようとする勢力との、
せめぎ合いの様相を呈しているのかもしれず、
もちろん国家を維持して繁栄へと導くのが、
政治家や官僚たちの役目なのだろうが、
そういう人たちの思惑や意向を越えて、
国の首脳などが建前として、
国際貢献や世界平和を目指そうと国連などで
演説せざるを得ないことが、
どうも政治家や官僚たちの意向や思惑を超えて、
世界の統合へとなんらかの作用が働いていることの証なのかもしれず、
国家間の対立を煽ることで
結果的に軋轢が増大することになるとしても、
経済的な利益を求めて
対立する国家へ商品を売り込まなければならず、
利益を求めようとすればするほど、
対立を煽っている人々のやっていることが
辻褄が合わなくなるような状況となり、
形骸化の作用にさらされるわけで、
例えば安保法案を成立させて、
自衛隊を南スーダンに派遣させる段取りだったらしいが、
そこには中国の石油利権があって、
東シナ海のガス田開発を巡って中国と対立しているつもりが、
紛争が続く南スーダンへは、
その中国の石油利権を守りに自衛隊を派遣する結果となるかもしれず、
それは皮肉な巡り合わせかもしれないが、
様々なところで国家間の経済的な結びつきが
強まっていることの証しなのかもしれない。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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