文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2015.9.12 「今の気分」

2015/09/12

この世界には未来がある。
人類の未来もあるのではないか。
では今生きている人たちに何かできることがあるだろうか。
今やっていることがそうらしい。
そのやっていることが未来につながるかどうかなんて、
考えてみても仕方がないかもしれないが、
何か目的があってやっていることかもしれず、
その目的を失ってしまうと、
やることがなくなってしまうだろうか。
だがやれることがそうあるわけではなく、
それをやらざるを得ない成り行きにならないと、
なかなかやろうとしないのではないか。
何もやらなくても構わないのならそれに越したことはないだろうが、
何かをやらざるを得ない成り行きなら、
そこにやる目的が介在していると考えればいいだろうか。
沖縄の辺野古に在日米軍の滑走路を造らざるを得ないのにも、
そこに目的があるから造っているわけか。
周りを住宅地に囲まれた普天間基地の飛行場が危険だから、
辺野古に滑走を造って移転させる案が、
日米の政府間で合意したが、
地元の沖縄で反発が強く、
県外か海外に移転して欲しいという要望があり、
日米両政府ともいったん合意した辺野古へ移転させようとして、
工事も強引に始めてしまったから、
地元の沖縄県と日米両政府との間で軋轢が生じているわけか。
辺野古へ決まるまでと決まってからの経緯や成り行きも、
途中で政権交代などもあって二転三転していて、
だいぶ話もこじれているようだから、
うまくいかなくて当然なのかもしれず、
外から沖縄県や反対している地元住民を攻撃する人たちまで現れて、
不快な雰囲気を煽り立てている最中だろうか。
他にも原発の再稼動や事故処理や放射線被害の問題と、
安保法案や憲法改正の問題と、
派遣法の改正やマイナンバー制度や消費税率を上げる問題も含めると、
まさに問題山積状態で、
それら全てを実行するとなると、
国民の間にさらに不快感が増す事態となりそうな雰囲気だ。
そして数年後に開催される予定の東京オリンピックも、
メイン会場となる国立競技場の改修費用が嵩んだり、
採用された大会のエンブレムが盗作だと訴えられたりして、
盛り上がるどころか、
逆に開催を取りやめたほうがいいのではないかと思うような、
しらけた雰囲気になりつつある。
それらのやることなすことがうまくいかないのは、
何も今に始まったことでもないのだろうが、
政権与党の政治家たちや行政のやっていることが、
国民が嫌がることをやらざるを得ない成り行きとなっているわけで、
国家にとって良かれと考えてやっていることなのだろうが、
それが国民の痛みを伴う事態に直面しているわけか。
それでも内戦状態のシリアや独裁体制の北朝鮮などと比べれば、
はるかにマシなほうなのだろうが、
そういう比較は無意味かつ不当であって、
要するに他の欧米やアジアなどのまともそうな国々と比較して、
日本はどうなのかということになりそうだが、
国ごとに実情が違い、
なんとも言えないところだろうか。

国家や政府や行政がやっていることは、
何もそればかりでなく、
普段からやっている事務的な役所仕事は、
とりあえず滞りなく行われているわけで、
それ以外の方面で政治家が絡んでくると、
途端にうまくいかなくなるのかもしれず、
しかもその政治家や政党の支持者や批判者などが、
国に対する思い込みが激しすぎて、
すぐに何か良からぬ陰謀や謀略が
政治家や官僚たちの間で企てられていると疑われ、
放っておくと国民がひどい目にあう
という疑心暗鬼に囚われているわけで、
またそういう疑いの目で政治家や官僚を見て批判している人たちを、
一部のナショナリストなどが
国家転覆を企てる外国勢力とつながっているなどと
デマを広げようとするから、
ネット上では双方の間で非難の応酬となり、
それらの非難合戦を娯楽と見なして
面白がっている野次馬もいるようだが、
たぶんそういう次元では現状は非常事態の真っ只中で、
これからの日本の命運を左右する
伸るか反るかの一大決戦が繰り広がられている最中なのかもしれない。
そういう認識が果たして現実を反映しているのか、
あるいはネット上で罵倒合戦を繰り広げている当事者たちの
思い込みの賜物なのか、
どちらでもあり、
どちらかでもあり、
どちらでもないのかもしれず、
この先誰もが納得するような結果や結末に至るのかどうか、
そんなことを予想も予測もする必要さえないのかもしれず、
結局なるようになるしかないのだろうが、
誰もが拍子抜けしたり落胆したりするような結果になるとしても、
それがどうしたわけでもないのかもしれない。
彼らの国家に対する思い入れや思い込みが空回りすればするほど、
国も政治家も官僚たちもそれを受け止められずに
期待外れや落胆をもたらし、
国家そのものがなんでもないただの行政的な区分でしかないことが、
次第に明らかとなってくるような予感がしているのだが、
そういう国への幻想がだんだん剥がれ落ちてゆく成り行きに、
今多くの国民と呼ばれる人たちが直面している最中なのではないか。
たとえ過剰な思い入れを抱いて国を愛したり誇ってみせても、
国がその人に報いてくれるわけではなく、
世間的になんらかの業績を残した人には、
世間体を気にして勲章や感謝状などをくれるかもしれないが、
普通の一般人には何もくれない代わりに働かせて税金を取り、
法律を守らせて守らない者は罰するわけで、
あとは結婚でもして子供を産んでもらって、
働き手である国民を再生産して欲しいだけだろうか。
それを特定の誰が望んでいるわけでも
命令しているわけでもないだろうが、
国家意志として
そんなメッセージを国民全体に行き渡らせるようにするのが、
政府や議会与党の政治家や官僚たちの役目なのかもしれない。

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創刊日:2001-03-26  
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