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彼の声 2015.8.24 「政治的な働きかけ」

2015/08/24

人も社会も人の思考も行動も状況に束縛されているから、
実際に人や社会を縛っている状況を離れると、
なんでも言えてしまうのかもしれない。
そして勝手なことを言う分には、
言っていることは人畜無害であり、
なんでも言えてしまうから信用のできない内容となるだろう。
要するにそれが何を意味するわけでもない。
では状況とはなんだろう。
それは歴史的あるいは政治的な経緯や成り行きだろうか。
そしてそれは同時に
文化的あるいは経済的な経緯や成り行きでもありそうだ。
またそれはその場所の
地域的あるいは地理的な位置関係も入ってくるかもしれない。
それらの様々な要因を考慮に入れると、
何やら説得力のありそうな言説となってくるのだろうか。
でもこれから何を語ろうというのでもないのだろう。
それらはすでに誰かが語っている内容か。
それを改めて繰り返すわけにはいかないのだろうか。
語ろうとしてもどこの誰とも同じようには語れないのではないか。
語ろうとする者が取り囲まれている状況も各人で違っていて、
束縛されている要因もそれぞれで異なり、
それだけ世の中に対する認識や見解も異なってこないか。
だからそれぞれの人が置かれている社会的な立場の違いによって、
その主義主張も異なってくるのではないか。
もちろん似たような境遇に置かれた人は
同じような思考や主義主張を持つに至るのかもしれず、
そのような人たちが徒党を組めば、
思考や主義主張に一定の共通性が生じるのだろうし、
それが政治的なデモや集会のときに発せられる主張となるのだろうか。
様々な社会的な立場や境遇から異なる意見や主義主張が生まれ、
そのような意見や主義主張を汲み上げるのが政党で、
政党はそれを政策に反映させなければならないわけか。
そんな水準で語る分にはそういうことになるのかもしれないが、
具体的にどんな政策を打ち出して、
それを議会や内閣の場で実現させるとなると、
どうも話がよくわからなくなるわけだ。
国政の場で一般の人々の意見が汲み上げられ、
政治にその主義主張が反映されているのだろうか。
政党が打ち出す政策に賛意を示している人がどれほどいるのだろうか。
世論調査や選挙結果がそれを表しているわけか。
その辺があいまいではっきりしたことは何も言えないのが、
現状での政治制度なのだろうし、
はっきりさせられない状況なのかもしれず、
メディア上でニュース解説者や著名人や評論家の類いが、
何か国民の意向はこうだと断言することもあるかもしれないが、
いったいそれにどれほどの人が賛同しているのだろうか。
それも世論調査してみればいいだけの話かもしれないが、
ではその世論調査の結果にどれほどの人が賛同するのだろうか。
もちろん世論調査の結果が
そのまま国政に反映されているわけでもないし、
それはメディアによる政権への賛同や批判の道具でしかないかもしれない。

たぶんそれでも現状の政治制度が機能しているわけだ。
それで政治が成り立っていて、
選挙で選ばれた議員が仕事をしていることになっているわけだから、
国民の意見が政治に反映されているのかどうかは、
はっきりとはわからないが、
制度そのものは機能しているわけだ。
そういうものだと納得している人がどれほどいるかは知らないが、
そのような政治制度が多くの国で採用されているわけだ。
そしてそのような政治制度によって現状の世界情勢があるわけで、
一部の国では選挙など形式的に行われているだけで、
一党独裁的な形態の国もあるわけだが、
それの是非もはっきりしたことはよくわかっていない。
現状がそうなっているだけで、
今後一党独裁や君主制が崩れて、
他の多くの国々と同じような複数の政党による議会制に移行するのか、
それともそのままの体勢が永続するのか。
どちらがいいのかもよくわからないが、
多くの国々で成り立っている
複数の政党による議会制がいいのかどうかも、
現状ではなんとも言えないところなのではないか。
ただそのような体制の国が
世界の大半を占めている現状があるとしか言えず、
今後それがどうなるかはよくわかっていない。
ただほとんどすべての国には行政を担う官僚機構が整備されていて、
制定された法律に基づいて国内の治安を維持していることは確かで、
国民を強制的に法律に従わせているわけだ。
そうでないと治安を保てないので、
それは当たり前のことなのだが、
その法律に従わせる力が権力であって、
住民がその権力に逆らうと罰せられる仕組みとなっているわけだ。
そのような仕組みが
果たして良いことなのか悪いことなのかわからないが、
ただ現状ではそうなっているわけで、
国民と呼ばれる人々の不満もその辺にあるのかもしれず、
憲法では国民が主権者となっているのに、
国民の代議員である政治家が
国民の言うことを聞いていないのではないか、
また国民の公僕である公務員が
国民を差し置いて権力を振るっているのはどういうことなのか、
その辺の制度的な仕組みと実態が、
主権者である国民を
ないがしろにしていると感じさせるのかもしれないが、
政治に自分の意見や主義主張が反映されていないと思う国民なら、
そう思って当然なのかもしれない。
そしてそんな不満を感じたら
政治的な働きかけをやるしかないのかもしれず、
それが有効に機能しているのかどうかはわからないが、
抗議デモや反対集会を開いたりしている人々がいるわけで、
そういう政治的な働きかけも含めて現状が構成されているのだろう。

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創刊日:2001-03-26  
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