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彼の声

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彼の声 2015.7.14 「国民主権の意味」

2015/07/15

これから何が起こるとしても、
現状がそう変わるとも思えない。
思いがけないことが起こるかもしれないが、
それによって何がどうなるにしても、
その時はその時でしかなく、
その時になったらそれに対処できたりできなかったりするだけだ。
それ以上に何が起こるとしても、
結局そこで何かが起こってみないことには、
それについて語ることなどできはしないだろう。
ただ想像にまかせて予想はできるだろうが、
その予想が当たったり外れたりするだけで、
後からそんなことに一喜一憂してみても虚しいだけだろうか。
考えうる限りでの最悪の事態を予想する人は、
それによって他の人たちを脅そうとする意図があり、
このままではひどいことになってしまうから、
政府がやろうとすることに
反対しなければならないと主張するわけだが、
ひたすらそればかり主張されると飽きてくる。
だからといってそれをやめるわけにはいかないのが
苦しいところだろうが、
ではいったい他に何を主張したらいいのだろうか。
とりたてて何を主張しなくても構わないのか。
しかし無関心を装うのは
政府の間違った政策をアシストすることになる、
とまたそれも脅し文句に結びつけられてしまうから、
やはり政府のやろうとすることに反対しないとまずいのだろうか。
それは国民各自の判断にまかされている。
政府がやろうとしていることに
一般の市民が賛成したり反対したりするのが、
民主主義であり国民主権なのだろう。
政府与党側も選挙の争点として主張しないことを
やろうとしているわけで、
誰もが選挙に勝てば
憲法改正に動くことは薄々気づいていただろうが、
実際に解釈改憲という卑怯な戦法に出てきたわけで、
多くの人たちが反対の声を上げるのは当然なのかもしれず、
反対活動に励んでいる人たちを屁理屈をこねながら罵倒するのは、
かなりひどい行為と見なされても仕方ないだろうし、
その程度のことと言えば、
それ以上に何を主張するようなことでもなく、
あまり奇を衒ったような理屈をこねくり回す必要はないかもしれない。
政府の法案が国会で議決されて、
アメリカなどの同盟国が武力攻撃を受けた場合、
武力攻撃をした国に対して自衛隊が攻撃を開始するような事態が、
果たして起こるかどうかはわからないが、
そのような事態に対する備えとして
法律的な合法性を確保しておきたいのかもしれず、
そのような法案を成立させて嫌でも戦争という非常事態に、
国民の目を向けさせたいのかもしれないが、
過去の歴史的な現実からすれば、
戦争は突然人々の意表をついて起こることが多く、
いくら事前に戦争に備えて法整備などをやったところで、
実際になってしまえば法律や憲法などにかまっていられないわけで、
ただの武力衝突でどっちが勝つか負けるか、
あるいは勝ち負けがはっきりしないまま泥沼化するぐらいが関の山で、
いずれにしても自国が戦場になれば、
たくさんの人たちが死傷して家財産が失われるわけだ。

だからわざわざ戦争に向けて法整備などしなくても、
憲法など改正しなくても、
いったん戦争になってしまば軍隊がやることは同じで、
戦争自体が超法規的な行為なのだろうから、
結局どうでもいいような法案を強引に成立させようとして、
わけがわからない間抜けな事態になってしまったのではないか。
それ以前にどうしても憲法を改正したい勢力が
政権を担っているわけだから、
仕方がないといえば仕方がないのかもしれないが、
もっと正々堂々と真正面から憲法改正を主張すれば、
それを支持する人たちからもそれなりに評価されたかもしれない。
しかしホルムズ海峡での機雷の掃海作業だとか、
枝葉末節な理由を持ち出して
なし崩し的に議論を推し進めようとしたのが、
こじつけ的なことを言っているように感じられ、
そういう姑息なやり方が逆に、
正面突破によって
憲法改正を成し遂げようとする人たちからの反発を招き、
憲法学者による違憲判断にも結びつき、
どうにもこうにもおかしな事態となって、
後は採決に持ち込んで可決してしまえばいいのかもしれないが、
その後の成り行きはどうなるかよくわからないのではないか。
どうせ評論家やジャーナリストなどが
あれこれと否定的な予想をメディア上で述べるのだろうが、
この先もそれらの勢力が政権を担い続けるにしても、
国民の間に蔓延しつつある政権に対する不信感や不快感が、
解消することはありえないような気がする。
またそのうち原発事故の影響で人が大量に死ぬそうだが、
本当にそうなればさらに政府に対する風当たりが強くなるだろうし、
果たしてオリンピックまでに事故処理の片がつくとは思えないのだが、
そんな状態でオリンピックを強行すればどうなってしまうのだろうか。
そうなればオリンピックなどもはやどうでもいいことかもしれず、
マスメディアが騒ぐだけで
一般の人たちは誰も関心を抱かないだろうか。
そこから感じられるのは
国家としての日本は確実に衰退へと向かっているように思われ、
いくら右寄りの勢力が韓国や中国に向かって対立を煽って、
国家自慢や国威発揚を仕掛けても、
まともな人たちは誰も踊り出さないだろうし、
政府を批判すればそういう人たちから
反日勢力だとレッテルを貼られて罵倒されるし、
多くの国民が不快な思いをしながら
嫌な気分を漂わせている現状が続くだけのようだが、
果たしてこんな状況を招いたのは誰のおかげなのだろうか。
首謀者の名前はあえて口にするまでもないことかもしれないが、
その該当する人物に責任転嫁したところで
何がどうなるわけでもなく、
感じ悪いとか憂さ晴らしの悪口などは
ほどほどに慎まなければならないだろうが、
一応は民主的な国家として
世界からそれなりに認められているわけだから、
無責任な言い方だが、
国民主権を信じているならば、
国民と呼ばれている人たちがどうにかしなければならないわけで、
具体的には選挙などで民意を示すしかないわけだ。

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創刊日:2001-03-26  
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