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彼の声

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彼の声 2015.6.6 「ユダヤ金融資本による世界征服」

2015/06/07

それらについては様々な意見があってしかるべきだろうか。
別にどんな意見なら納得するわけでもないが、
世間で幅広く流通している意見には不信感がある。
納得できない部分があり、
だから結果的にそこから少しずれたことを語っている現状がありそうだ。
なぜそうなってしまうかといえば、
世間の意見に関して疑念を感じている部分を考慮しているつもりなのだが、
その結果ちょっとひねくれたことを述べてしまっている印象もあり、
その辺を改善したいと思っているのかもしれないが、
その一方で世の中の状況に影響を受けているのだから、
思い通りの主張を導き出せるとも思えず、
あまりにも身勝手で独善的な主張となってしまえば、
現状から飛躍しすぎて、
荒唐無稽な妄想となってしまうだろう。
だから結果的に中途半端で折衷的な意見となってしまうことは
免れないのではないか。
そしてそんなことを述べながらも、
現状での変革の可能性を模索しているつもりなのだが、
それを語ってみたところで何が変わるとも思えないので、
不満が残るわけだが、
たぶんその不満が現状への苛立ちと、
変革の不可能性を物語っているのかもしれない。
そこに分厚い壁があり、
絶えずその壁へ言葉を投げかけているわけだが、
ことごく跳ね返されている現状があるのだろうか。
しかし実際にそこで何を述べているのか。
何を述べてどうしたいのだろうか。
それが今ひとつはっきりしない。
世界情勢を日本から見ると、
中南米やアフリカのサハラ以南やオセアニアの情勢など、
まるで眼中にないようだし、
欧米や中国や東南アジアや中東やロシアの情勢ばかりが、
もっぱらその俎上に上り、
何か陰謀論めいたことがしきりに語られ、
ユダヤ系の金融資本やアメリカのネオコンなどが、
イスラエルの諜報機関などとグルになって
世界のそこかしこで暗躍していて、
それらの勢力にロシアのプーチンや中国の習近平が
対抗している構図となっているわけだが、
それは昔ながらの石油や地下資源などの奪い合いや、
紛争地域への武器の売り込みや、
投資や株価操作などの金融関連などを交えて語られ、
要するになんらかの支配的な勢力が世界中で金儲けに精を出していて、
日本もアメリカを通じて
それらの勢力に搾取されている現状があると主張しているわけで、
その先兵となっているのが、
官僚と政権与党と産業界と御用マスコミの癒着連合体
という話の筋書きなわけだが、
果たしてそのような主張をして、
何をどうしようとしているのか。
このままでは日本がしゃぶり尽くされて
一般の人々が奴隷となってしまうから、
政権交代して権力を
民衆の手に取り戻さなければならないと言うのだろうか。

どうもそういう主張は
語っているレベルに飛躍があるような気がするのだが、
例えば日本は本当にアメリカに搾取されているのだろうか。
在日アメリカ軍が進駐していて、
しかも費用も世界的に類を見ないような多額を提供していて、
何よりも政権与党がアメリカの意向の言いなりになっているわけで、
一時逆らおうとした数年前の民主党政権など、
何もやれないまま官僚勢力によって葬り去られてしまった事実があり、
そう思われても仕方のない面もあることは確かだが、
一方で20世紀後半はアメリカへの工業製品の輸出によって、
国内経済が潤っていたことも事実で、
アメリカのおかげで戦後復興がうまくいったとも言えるわけだ。
もちろんそれは日本に遅れて隣の韓国や中国なども、
アメリカへの輸出で潤っているわけで、
それのあおりを食っているのかどうか見解の分かれるところだが、
それらの東アジアからの輸出攻勢によって、
アメリカの国内産業が衰退してしまったことも事実で、
その状況をアメリカ政府も見過ごすことはできないから、
TPPによって
環太平洋諸国の関税や物や情報の流通に伴う障壁をなくして、
自由で公平な経済競争を実現しようとしているわけだが、
そうなると日本では農業や医療分野などで保護がなくなって、
壊滅的な打撃を受けるとして
多くの人たちや各種勢力などが反対していて、
またアメリカ国内でも反対意見が根強くあって、
まだどうなるか先行きは不透明な情勢なのだろうが、
たぶんそのような動きと
ユダヤ金融資本を絡めて説明する必要もないのではないか。
またロシアとウクライナの問題にしても、
中世の時代にはルーシと呼ばれる当時の地域の盟主は、
現在のウクライナ人の祖先が打ち立てたキエフ公国がだったのに、
モンゴルの支配が続いたタタールの頸木と言われる時代に、
モスクワ公国が巧みにモンゴル帝国に取り入って、
モンゴル人たちをその地域から追い払った後は、
ロシア帝国へと発展して
その中にウクライナ人たちも組み込まれていってしまったわけで、
昔からロシアに対して反感が根強かったから、
ソ連の崩壊とともにロシアとは手を切って
ヨーロッパに接近したい願望が強く働いた結果として、
現在起こっているような紛争となっているわけで、
アメリカをはじめとする欧米諸国がウクライナを支援する理由は、
ロシアがロシア系住民が多数を占めるクリミア半島を
一方的に占拠して併合し、
また同じくロシア系住民が多く住むウクライナ東部に
軍事介入していることによるわけで、
ロシアにしてみればウクライナが親ロシア系の政権から
ウクライナ人の民族勢力を含む政権へ移行したから、
ウクライナ国内のロシア人が弾圧されるのではないか
という大義名分で介入しているわけで、
しかし欧米諸国にしてみれば、
それはロシアによる隣国への軍事侵攻そのものだから、
それに反対せざるを得ないわけで、
ウクライナの政権にはネオナチの勢力が含まれているとしても、
アメリカがウクライナのファシストと結託して、
ロシア国内のユダヤ金融勢力を追い出したプーチンに
戦いを挑んでいるという説明で、
何やらユダヤ金融資本による世界征服を
ロシアのプーチンと中国の習近平が阻んでいるという構図を
後押しているのだろうが、
果たしてそういう陰謀論をどこまで信じればいいのか、
そういう説明をまことしやかにしている人たちは、
世界征服をたくらんでいるらしいユダヤ金融資本について、
どれほどの知識を持っているのか、
あるいはそれらの秘密をどうやって入手したのか、
または彼らとユダヤ金融資本とのつながりはどうなっているのか、
どうもその辺のところで疑念を抱かざるを得ないわけだ。

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創刊日:2001-03-26  
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