文学

彼の声

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彼の声 2015.4.27 「冗談にもほどがある」

2015/04/28

耐えられないような具合に状況が推移しているとも思えず、
ただの戯れ言とともに意識があるように思われる。
記している言葉の連なりがそれを知らせてくれる。
取り立ててどうということはない状況の中で人々が暮らしている。
すべては自然現象なのだろうか。
人の心理作用もその中に含まれているのかもしれない。
そこから何を導き出せるとも思えないし、
それでも無理に導き出そうとすれば、
それはどのような構造を伴った内容となるのだろうか。
現にある言葉の連なりを読んでみれば、
その全容がおぼろげながら見えてくるのではないか。
それが戯れ言だと思われるわけか。
そう見なぜばそれらの惨状を理解でき納得できるだろうか。
記された内容が事物を捉えられていないように思われる。
その対象となってさえいないのかもしれない。
言葉で表されるべき対象とはなんなのか。
それがこれだと言えるだろうか。
それがこれでないから、
これだとは思えず信じられないから、
疑念が生じて困惑を呼び込み、
何を語っているようにも思われなくなるのではないか。
何について語っているのでもなく、
その対象ではない他の何かについて
語っているように思われてくるわけだが、
その何かがなんでもないことやもののように思われ、
そこで取り止めがなくなって語りを断念しなければならなくなり、
語り終えられなくなってしまうわけか。
そこまで至らずに語りをやめてしまっている現状があり、
それが中途半端で曖昧模糊とした印象をもたらしている。
その時点ですでに迷っていて、
どうやれば語り終えられるのか見当もつかず、
あとどれほど語ればそこへと至るのかわからず、
方向を見失い道に迷ってしまったような感覚になるらしく、
何を語っているのかも、
何を語るべきかもわからず、
その場にとどまり続ければいいのか、
あるいはその場からすぐに立ち去ったほうがいいのか、
判断がつかない。
判断材料がもたらされていないのかもしれず、
どのようにすればそれがもたらされるのか、
その方法も皆目見当がつかず、
ただうろたえるばかりで、
何もできなくなってしまうらしい。
そしてそれが嘘や冗談だとは思えず、
それについて真剣に考えなければならないような気になり、
その必要もないのに
さらなる暗中模索と回り道を強いられる成り行きとなるのだろうか。
たぶんそうではない。
それが嘘にも冗談にもなるような成り行きだから、
そうならないような道を探さなければならなくなるのではないか。
そのままの内容では終われないわけだ。
終われないと思われてしまうような中途半端な内容になっている。
それを超える内容を導き出したいから、
今語っているそれを打ち捨てなければならなくなるのだろう。

もうどこへも逃げられないというのは嘘であり、
冗談でしかないのかもしれない。
そこからの移動はいくらでもでき、
どこへでも行ってしまえるのだろう。
そうすべきなのかもしれないが、
現状はどうなっているのか。
多くの人々がそこへ留まろうとしているのではないか。
今ある現状を前提としか考えられず、
それなしでは何も信じられないわけだ。
現状の不具合がそこから生じているのを承知で、
それを生じさせている構造を壊すなんて考えられず、
できることはその構造を利用して利益を得ていると思われる人々を
批判することしかできない。
そして批判することによって不具合が是正されると思い、
それを信じて疑わないどころか、
そうすることしかできないと思い込んでいるわけだ。
現実にそうすることしかできないのだろうか。
今その構造を利用して利益を得ている人々を退けて、
今度は自分たちが
その構造から利益を得ようとしているのではないか。
だから彼らにとっての批判は闘争なのかもしれない。
お前らが利益を独占していないで、
俺たちにも分け前をよこせとわめくことが
批判と思われているのだろうか。
それともそんな状況の単純化が嘘であり、
冗談でしかないわけか。
ではそんなふうにもっともらしく語れば
冗談になるしかない現状の中で、
それ以上に何を語ればいいのだろうか。
そんな状況から逃れられないのはもちろんのこと、
それを超えることなども不可能なのではないか。
逃げられないし超えられない障害物が
前方に立ちふさがっているのが現状だろうか。
その障害物とはなんなのだろうか。
それは現状を成り立たせ構成している構造そのものだろうか。
安易にそれらが国家や政府や企業だとは思わないほうがよさそうだ。
確かにそれらも含まれているのかもしれないが、
それを支えているのはそこに暮らしている人々自身であり、
その中にはそれを批判している人々も含まれるのであり、
安易に敵と味方を区別すべきではないのかもしれず、
味方と思っている人々すらも、
それらの構造物の存在を信じて疑わないのだから、
それを解体するような提案など受け入れようがなく、
むしろあからさまな無視と無言の反発を招くだけだ。
それらの人々にとっては、
そんな提案など冗談にもほどがあるのであり、
相手にするような対象ではなく、
相手にすべきは現状で利益を得ている人々しかいないわけだ。
わけのわからないことをほざいている頭のおかしい人に
付き合っているほど暇ではなく、
まずは批判と反対運動によって
目の前の敵を打ち倒さなければならない。
そのための道具が言葉であり、
言葉によって自分たちに都合のいいイデオロギーを組み立て、
そのイデオロギーから導き出される価値観を
広く世間一般に広めることによって多数派を形成し、
その形成された多数派を動員して選挙で勝利し、
自分たちの願いを実現させる体制を築こうとしているわけだ。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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