文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2015.3.14 「歴史認識」

2015/03/15

言語と文化は作られたものだろうか。
自然に発生したように装われている。
そうみなせば納得するだろうか。
たぶん自然発生した部分もあるのではないか。
それを後から国家が取りまとめ、
なにやら存在の必然性があるかのように装うわけか。
子供に対する洗脳教育によって、
それを行っているわけだろうか。
歴史教育も自国に都合のいいようなことを教えたいのだろうが、
最近は右翼が
自虐史観などと過去のの歴史教育を批判しているわけだが、
それの反動で自虐史観をやめて自慢史観となってもおかしいだろうし、
自国の歴史を自画自賛したところで、
そのおかげで自国が経済的に繁栄するわけでもないだろうし、
そのような洗脳教育は
自国民を精神的に支配するための手段でしかないだろう。
歴史教育なんて世界史だけで十分なのではないか。
日本はたまたま千三百年ぐらいの信用に足る文献資料があるが、
アメリカなどは三百年ぐらいの歴史しかないだろうし、
国によってかなりのひらきがあり、
世界的に自国の歴史を教える学問分野としては、
公平性を欠いているような気がするのだが、
だったら人類の歴史として世界史を教えたほうが、
思考的に偏りのないまともな人間に育つのではないか。
その点で国家が人の心の中にまで立ち入ってくるのは良くないことで、
行政としての役所仕事だけに専念して欲しいのかもしれないが、
その役所仕事の範囲が官僚や政治家の都合で拡大解釈されて、
ゆりかごから墓場まで介入するのが
当然のような風潮になっているのかもしれない。
なぜそうなっているのかといえば、
国民が国土とともに国家の資源であり、
政府に従順な人間に成長して、
大人になってから国家のために働いて欲しいから、
子供のうちから洗脳教育を施して、
先行投資しておく必要があるのだろうが、
その辺の功利的な思惑が、
国家間のいらぬ軋轢や対立をまねく
要因の一つとなっているのだろうか。
国家の一員である前に世界の一員であるべきだなんて
きれいごとを主張しても、
そういう類いの人たちの前では馬耳東風でしかないだろうし、
経済的な実利の前では理念は無力でしかないだろう。
だから反体制的な人々も、
今の体制では国民が経済的な損害を被っている
と盛んに喧伝するわけで、
広い意味では体制側も反体制側も
国家主義者の集まりでしかないわけだ。
そんな状況で右も左も出し抜いて、
国家そのものを形骸化せるにはどうしたらいいだろうか。
そこから先は誇大妄想となってしまいそうだ。

世界的に国家を形骸化させることで、
人々にとってはどんな利益がもたらされるのだろうか。
それがないと人々の国家に対する依存を断ち切れないだろう。
国家がなくなれば戦争がなくなり、
世界全体が平和になるだろうか。
それだけでは誰も脱国家主義になびいてこないだろうし、
現時点で国家をなくすためのうまいやり方があるわけでもなく、
いくらそんなことを主張したところで、
それでは空想の域を出ず嘲笑の対象にしかならないだろう。
そんなわけでまだ方法論に行く以前の
実現不可能な妄想の段階にすぎないことだ。
そういう意味では個人の力でどうこうできる問題ではなく、
わずかにできることはといえば、
微細な方面で国家のおかしな動作を
批判して行くことしかできないのかもしれない。
その一環で自虐史観だろうが自画自賛史観だろうが、
どちらも馬鹿げていると主張するしかないようだし、
二千年には日本人などいなかったわけで、
一千年前ですら現代人とは全く異なる人たちが暮らしていたわけで、
日本史と呼ばれる歴史そのものに、
国家として一貫した連続性などあるわけもないと主張することで、
行政よる洗脳教育を批判していることになるだろうか。
そんな個人的な批判の繰り返しで国家がどうなるとも思えないが、
黙っているよりは微力ながら
少しでも思いつく限りは批判しておいたほうがいいだろう。
小さな積み重ねがやがて広がっていき、
いつの日か国家を消滅させることができるなんてあり得ないが、
ともかくやれる範囲内でやっていくしかない。
国家がそこに暮らす人々を管理し洗脳し支配して、
そして資本主義が国家と結びついて、
官僚機構を維持運営するために税金を搾り取る目的で余計に働かせ、
結果として企業が人々を労働力として物扱いしているわけだから、
両者ともに批判していくしかない。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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