文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2013.11.18

2013/11/18

一時期病んでいたような気がするが、
今はその自覚がない。
あり得ないことかもしれないが、
気のせいかもしれない。
その時の気分次第でそんなことを思ってしまうのかもしれず、
それの何が正しくて何が間違っているのかもわからず、
それを自覚してしまうことが錯覚なのかもしれないとも思い、
どう判断すればいいのかわからなくなるが、
君はそれについてどのような認識を抱いているのか。
そのときになってもまだ語っているのだろうか。
その時とはどの時なのだろう。
気まぐれな狂気によって何を語らされているわけでもないと思うが、
それも君の思い違いなのだろうか。
現実にはまだ何も語っていないのではないか。
それがその時点での君の現実かもしれず、
そして今ではそんな認識が間違っていることも承知しているようだ。
しかし本当にすべてが変わってしまったと思える時が来るだろうか。
ドアノブに手をかけると妙な気持ちになる。
不意にそんなことを思い浮かべてしまい、
めまいに襲われたつもりになり、
よろめきその場に崩れ落ちる。
でもそれは誰の演技なのか。
なぜが両膝が痛むようだ。
まだ懲りていないのだろうか。
そんなことを語っていること自体がまやかしだ。
ところで駅のホームの下に落ちていた
ビートルズのホワイトアルバムの後ろ半分は、
君の妄想の世界では何を示すのか。
それほどのお宝ではないし、
今さら妙に気になるわけでもない。
どうやらまだまやかしから抜けきれていないらしい。
たぶんそれについて語ることはできるのだろうが、
またそのように語れば、
何らかの成果を得られるのかもしれないが、
今のところはそれがまともに実行されたためしがないようだ。
気になることではあるが、
どうもまだ半信半疑であるどころか、
たぶん全面的に信じられないのだろう。
ではこの先どうやれば未来をつかみ取れるのか。
そんなことを思いながら
相変わらずわけのわからない幻想を抱いていて、
不意に誰かがしゃがみ込んで道端に生えている雑草を眺める。
そんな光景を思い浮かべながら、
それと余裕のある人が茶室でくつろいでいる光景を対比させ、
そこから何を導き出そうとしているわけでもなく、
それはありふれているようでいて、
あり得ない効果を期待しているのかもしれないが、
意味不明でかなり無理があるようだ。
比較するのには何かが遠すぎるのだろう。
苦し紛れではないと思うが、
そんなわけのわからない話に、
誰の嗜好を収斂させようとしているのかいないのか、
させようとしてできるものでもなく、
他にどんな思惑も意図もありはせず、
それが何かのごまかしであることは明らかであり、
まだごまかしの語り方から抜けきれていないのだろうが、
それ以上述べてしまうと、
いいわけじみてしまうのは避けられず、
すでにそうなってしまっているのを承知で、
さらにそんなことを述べているようだ。
どうやら完全に失敗しているみたいだ。
でもそれはいつものことらしい。

まただいぶおかしくなっているようで、
語っている途中で嫌になってくる。
本当に脈絡もなくつぎはぎだらけで、
何を述べているわけでもないのは一目瞭然か。
技巧を凝らしているつもりが、
粗雑で不連続な言葉の連なりとなっているだけのようだ。
それはまるで猫が目の前を通り過ぎたように感じられ、
それが何のたとえにもなっていないことを承知で
続けて言葉を連ねるならば、
要するに筋が通るように語ることに無関心であり、
庭の隅で鎖につながれた犬は何にでも関心を示すが、
勝手気ままに歩き回れる猫にとっては、
犬の関心など何ほどのことでもないということか。
言葉は言葉としてあるのかないのか、
あってもなくてもよく、
あればあったら面倒なことになるのかもしれず、
なければなかったら何かと不自由なのだろう。
鎖につながれた犬は自由に歩き回れる猫を憎んでいるのだろうか。
そんなことを思い浮かべながら、
道端に生えている雑草を眺めている君は、
茶室でくつろいでいる誰かが気になるようで、
茶人といえば利休というわけでもないのだろうが、
古田織部は最後は切腹させられたようで、
織部焼の茶碗の画像を眺めながら、
何だか痛そうな感じがしてくる。
すべては幻なのだろうか。
気にかかるというのが嘘なのか。
たとえそれが無駄であるとしても、
何らかの役目を果たしているようにも思えてくる。
でもそう思うことの何が気休めなのだろうか。
君は幻想の中で誰かに巡り会うつもりらしい。
茶室も何もありはしないのに、
ソファーに座っているだけでくつろいだ気分となり、
マグカップで緑茶を飲みながら、
織部焼も何もあったものではない。
それでもまだ道端に生えている雑草が気になるのか。
まったく関係ないのに、
猫が目の前を通り過ぎるのと同時に近所で犬が吠え始め、
それで気分が害されたわけでもないのに、
何となくその場を立ち去ろうとするが、
何でもないことなのに、
利休も織部もその死に方が悲惨に思われてきて、
趣味に興じながら老人が隠遁しているような時代に生まれていたら、
茶の湯も何もなかったのだろう。
しかし気まぐれとは何なのか。
次いで白い漆喰が所々ではがれ落ちた壁に両側を囲まれ、
そんな薄汚れた石畳の通りを
誰かが歩いている画像を眺めているようだ。
南欧か北アフリカの光景かもしれず、
今では廃れたアシッドジャズのグループのCDのジャケットでしかないが、
妙に気になるわけでもないのに、
他に記すことがないのだろうか。
頭の中でピアノが語りだす。
問いかけているのは君ではない。
では達人とは誰のことを指すのだろう。
クールなアンサンブルを聴きたいのか。
どうもまだ何かが足りないらしい。
平均律によって調律されているピアノから聞こえてくる音が、
他の楽器が奏でるメロディーとの間で
どのような差異を感じさせるというのだろう。

さらにおかしい。
たぶんでたらめなのだろう。
どうも理論は理論で、
その理論から導き出された文章が何やら主張を構成するのだろうが、
さらにその理論に対する批判から導き出された文章も、
君に何やらもっともらしいことを語りかけ、
結果的に君を惑わせ迷わせ悩ませているのかもしれない。
それについて君はどう考えどう思っているのか。
それらの主張が難しすぎてお手上げ状態なのだろうか。
そういうわけでもなく、
理解できる範囲内では理解できているのかもしれないが、
疑念は疑念として残っていて、
果たしてそれでいいのかとも思われ、
何だかまだ果てしなく書物を読み続ける羽目になりそうで、
なかなか現状では区切りや終わりが見えてこない。
人がやりたいこともやっていることも様々で、
人々の間でいろいろな思惑が交差していて、
それらのどれが正しいとも思えず、
筋の通った意見には耳を傾けたいが、
筋が通っているような意見ばかりで、
どれも信用できないわけでもないが、
一長一短があるようでないようで、
ごちゃごちゃしてきて頭の中で収拾がつかなくなってくる。
そしてそこから何を始めようとする気も起こらず、
そんな嘘をつくしか能がないのに、
やはりそれについて語ろうとして果たせずにいるらしく、
その代わりに出てくるのが、
それらのでたらめで意味不明な言葉の連なりとなるのだろうか。
そんな説明もでたらめのたぐいなのかもしれず、
たぶん記すべき何かを逸しているので、
そんなふうになってしまうのだろう。
しかし何を記すべきなのか。
目下のところは書物を読みながら
それを探している最中なのだろうか。
いいわけにもならないようで、
自己嫌悪に陥っているわけでもないのだろうが、
やはりここは考え込むしかないらしい。
ふざけているのか本気なのか、
それとも遊び半分なのか、
あるいはどうでもいいことなのか、
それらのどれでもないのか、
そんな言葉を連ね始めるときりがない。
雑な感じで語り、
語っている自己に言及しながら、
自家中毒になろうとしていることに気づき、
あわててそこから身を翻し、
今度は芸もない情景描写に逃げようとして墓穴を掘り、
結果として画面上に無駄で無意味な言葉が連なっているのを眺めながら、
思わずため息が出てくるようだが、
まあそれは自業自得ということで自らを納得させ、
本当は悦に入りたいところをじっと我慢して、
さらなる向上を模索し、
それを超える何かをつかみ取りたいと思い、
またひたすら書物を読もうとするわけか。
そういうことをしていること自体が
そもそもの間違いなのだろうか。
でもそういう成り行きなのだから逃れようがなく、
あとはそれを信じるしかないようで、
実際に何を信じているのか定かでないが、
やはり何かの到来を信じているのだろう。
果たしてそれが破滅の到来か否かは、
その時が来たらわかることだ。

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創刊日:2001-03-26  
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