文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2013.8.20

2013/08/20

相変わらずというわけにもいかないようで、
そろそろ暑さも一段落してほしいが、
今のところその気配は感じられず、
たぶん来月になっても暑いのだろう。
暑さにうんざりしながらも少しは馴れ、
あきらめがついた頃にようやく涼しくなる。
毎年そんなパターンなのかもしれない。
それにしても何もない。
人はなぜ当たり前のことを当たり前に思い、
当たり前のように言い、
そうではない人に反感を抱くのだろうか。
そうではないと思うからか。
誰が疎外されているとも思えない。
でもそれらの何が美しいとも思えない。
また何かをごまかしているのだろうか。
たぶんでたらめに語りたいのだろう。
正しいことを述べられないようだ。
何かが重荷になっているのかもしれない。
でもそれででたらめになることもないだろう。
しかし何なのだろうか。
ただ暑いだけか。
まだ夏なのだから仕方のないところだ。
でも何に居直っているわけでもない。
どこかへ何かを移動させなければならないのだろうか。
そんな気配を感じながらも、
何かの到来を待ち続けているように装い、
虚勢を張っているのかもしれないが、
たぶんそれは孤独な末路を呼び込むだろう。
君はまだもう少し書物を読んでいなければならないようだ。
今さらながら、
文章読解力のなさを痛感しているみたいだが、
それでも昔よりは読めるはずだ。
現に昔読んでわからなかった箇所が
理解できるようになったではないか。
それも勘違いのなせる業か。
そう思ってしまっては身も蓋もなく、
少しはわかったふりをしなければ、
読んでいて楽しくないだろう。
読む気力も失せてくる。
だからひたすら読もうとしているわけか。
それが理由になっているようには思えないが、
ともかくそこから浮かび上がってくる問題を
何とかしたいのだろうし、
そのための解決策を模索しているわけでもないのだろうが、
気晴らしもかねて十数年ぶりにひたすら書物を読む。
読んだ先に何があるのだろうか。
この先に何が待ち受けているとも思われない。
でも不意に何かが見つかれば、
それが何かの出口であったり、
それを脱するきっかけであったり、
そういう幻想を抱きたいのだろう。

思いがけないことは二度と起こりようがないか。
それはわからない。
そうなる手前で気づいてしまうか。
でも気づいてしまった元も子もないのではないか。
では気づかないうちに
罠を仕掛けなければならないのか。
子供じみている。
たぶん罠も何も必要ではなく、
率直にそれらの出来事に驚けばいいだけで、
起こりようがないことが起こったことに
感動していればいいのではないか。
怠惰に振る舞えば、
そのつけが君に何かをさせようとするだろう。
それだけのことに呆れていては、
何ももたらせなくなり、
そこでおしまいとなってしまう。
だからこうして言葉を記しているのではないか。
また理由になっていないことを述べているらしいが、
今はそれでもかまわないのか。
そういう成り行きを甘んじて受け入れて、
隙だらけのように見せかけ、
その内に何かを呼び込もうとしているのか。
でもそれは戦略でも戦術でもなく、
ただのいいわけに過ぎず、
そんな態度では何も得るものがないのではないか。
要するにまた君はフィクションの中で
そんな言葉を弄んでいるのだろうか。
話になっていないか。
でも具体的に何を話すつもりだったのか。
それを忘れてしまっては話にならないか。
忘れているのではなく、
もとから話などなかったのではないか。
でも本当に何もないわけではなく、
何かあるのかもしれないが、
それが具体的な相貌を見せてはおらず、
潜在的な領域にとどまったままで、
しかも顕在的な領域では
不在のままであるそれに向かって、
何やら言葉の連なりを
まとわせようとしている限りにおいて、
それが話といえば話の体裁を取り繕っているのであり、
そんなあやふやな説明によって
誰を惑わそうとしているのでもないのだろうが、
とにかく無理にそれについて語ろうとすれば
そういうこととなり、
次いでそれが何だかわからないうちに
語り終えてしまい、
謎といえば見え透いた謎を残しながら、
また次の語りにつながっていくわけで、
たぶんそれは誰にとっても
どうでもいいようなことかもしれないが、
やはりそれがとりあえずの話の中身なのだろう。
要するに冗談なのか。

そう思ってしまえば身も蓋もない話になりそうだ。
何がどこで区切られているわけでもなく、
どこまでも無駄話には違いないだろうが、
今のところそれを続ける成り行きにはなっているようで、
いつまで続くかはわからないが、
続けている現状があり、
いつまでも続くわけもないのだろうが、
今は続けていて、
実際に続いているわけだ。
でもそれではおかしいだろうか。
続ける意味も意義も見出せない。
意味も意義もないから続けられるのかもしれない。
続けようとする意志が
そういう虚無的な思想の虜となっているのだろうか。
そう考えれば何か納得がいくとも思えないが、
そういう理由を後付け的に加えれば、
何だかそれらしい文章となるような気がして、
それも一つのごまかしには違いないが、
たぶん実際には思想も何もありはせず、
何が思想なのかもわからないうちに、
それを語ったように見せかけ、
次いでもうそれは済んでしまったこととして、
その先に言葉の連なりを
延長させようとする意図が見え見えで、
何だかくだらなく思えてくるのかもしれないが、
それも冗談のたぐいだろうか。
わかってしまえば何のごまかしにもならない。
だからわからないように事を進める必要があり、
誰が何を進めているのか知らないが、
そんなはぐらかしも文と文の間に差し挟みつつ、
傷ついた皮膚が徐々に再生してくように
言葉を記してゆけばいいのかもしれず、
何事もなかったかのように語り続けば、
それで済んでしまうのだろうが、
しかしなぜそうなってしまうのか。
今さら何を蒸し返しても後の祭りか。
蒸し返す対象さえ定かでなく、
何に反発してみても、
反発する対象も定まらないまま、
疑問を投げかけられている当のものから
ひたすら遠ざかるだけで、
それ以外の運動や現象はどこにも見当たらず、
それを意識すればするほど
困惑の度を深めるばかりで、
何の結論にも至り得ないのは
わかりきったことかもしれないが、
それでもなお疑念を抱くとすれば、
それはその先に言葉を連ねるための方便となり、
君をますます記述の虜にするための罠なのかもしれないが、
やはりそれがどうしたわけでもないわけか。
今のところはそうだ。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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