文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2013.7.26

2013/07/31

今日は何かあるのだろうか。
たぶん何もない。
何もないわけがないが、
何もないと記し、
そんな風にして記述を継続させようとするが、
やはりそれは無理というものか。
でも結局は続けるのだろう。
たぶんそういうことになるだろう。
どうも取っ掛かりがつかず、
いつまで経ってもこんな具合となるしかないが、
それが何を意味するのかわからない。
これはどういうことなのか。
この状況の何を説明したらいいのだろう。
この世界はどうなっているのか。
どうもなっていないような気がする。
相変わらずの世界資本主義に席巻されていて、
その中で相対的に貧乏な人たちが、
デモだの武装闘争だので散発的に各地で抵抗しているだけか。
それだけではないと思いたいが、
興味が湧いてこない。
その中で何か良くなる可能性がないのだろうか。
他人事でしかないか。
そう述べては無責任だ。
では現状のままで、
変わりようがないのだろうか。
あと数十年経てば、
自ずから変わってくるだろう。
だから抵抗運動を続けている人たちは、
そのまま続けていればいいのか。
でもやはりそれでは他人事だ。
君は待つ。
ただ待っているだけでは何も変わらないのかもしれないが、
やはり待つしかないようだ。
それは間違ったやり方に違いない。
何か行動を起こさなければならないのかも知れないが、
今はわからない。

自然の成り行きにまかせよう。
なぜかそう思うしかないようだ。
それではだめなことがわかっていながら、
あえて自然の成り行きにまかせようと思ってしまう。
積極的に何かをやる気分にならないのか。
そうなのかも知れず、
その代わりに自分とはまったく関係のない内容の文章などを読んでいる。
退屈なのだろうか。
持て余しているわけでもない。
ただ暇なのか。
本を読んでいるらしい。
そして途中で立ち止まり、
真昼の蒸し暑い空気の中で、
周りを見渡してみれば、
そこに何があるわけでもなく、
だだの風景に取り巻かれていることに気づき、
それだけで、
それ以外ではないようだ。
やはりここには何もなく、
どこにも何もない。
何も見つからず、
途方に暮れるだけのようだ。
何を探しにやってきたのか。
何かここにあったはずか。
確かにあったのかもしれないが、
今はもうないということか。
かつてあったのは何かの残骸だろうか。
自我の残骸か。
そんな風に記す必要はない。
でも固有名を記すことができない。
君はどこで息づいているのか。
道端で立ち止まったあたりでおかしくなった。
急に何かが意識から抜けていく感じがして、
気がついたらどうなっていたのか。
たぶんそれは嘘だ。
それ以外は何も嘘ではないかもしれないが、
虚構の中で誰かがそんなことを記している。

そういう逃げ方はいただけない。
でも何もないのだから、
この際多少のごまかしは大目に見てもらいたいか。
実際はそんなはずもなく、
予定調和の結末を期待しているのだろうが、
本当の結末はどこにあるのか。
今のところは何が結末であるわけでもなく、
話をどこへ持って行こうとしているのでもない。
要するに話にならないから話なのか。
それも違うだろう。
何が違うわけでもないのに、
違うと記してしまうこと自体が違うのか。
それでもかまわない。
そういうやり方に固執している限りは、
そうなって当然か。
他に何ができるわけでもなく、
どう思っているとも言えないが、
結果的にそうなっている現実があり、
その現実を受け入れるにしろ拒否するにしろ、
君の判断に関係なく、
そんな現実があり、
君を戸惑わせ、
場合によっては窮地に陥れるような現実があるらしい。
でもそれで君はどうなったのか。
現実をうまく味方につけ、
窮地を脱したのだろうか。
君が体験したのはそんなことではないか。
ただわからない。
これは仮想現実ではないし、
架空の話でもない。
どうでもいいといえばそうで、
何もないわけだが、
そこに何かあると空想することで、
かろうじて記述を続けられ、
その何かを思うことで、
何とか正気を保っていられるわけか。
でも実際にはそれどころではないはずだ。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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