文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2013.7.3

2013/07/09

また夕暮れ時か。
この時間帯まで何を考えていたわけでもない。
音楽を聴いているようだ。
眠たくならないのか。
さっきまでコーヒーを飲んでいたからその点は心配ないか。
目を閉じて意味がないと思う。
また語れなくなっている。
その必要がなさそうで、
ただ闇雲に言葉を記していれば、
それで何か語っているような気がして、
そんなはずがないと思いつつも、
一方でそんなでたらめでもかまわないと思っているみたいだ。
本当のところはどうなのか。
何を感じ、
何を見ているわけでもなく、
そこに何があるとも思えないが、
たぶんそんな成り行きの中で言葉を記しているのだろう。
それで何がもたらされるわけでもないらしい。
記された言葉の連なりがあるだけか。
いったい何がそうなのか。
たぶん何がそうなのでもなく、
誰かの頭の中で何かが思い描かれ、
それに関して何か語ろうとすれば、
そんなふうになってしまうわけか。
しかし何がそんなふうなのか。
君に理解できるようなことではないかもしれない。
そんなわけでだんだん回りくどい言い回しとなり、
何について語っているのか不明のまま、
何だか虚無によって納得させられたようになり、
そんなはずがないのに、
わけがわからなくなって、
そこから先に語られるべき内容を失い、
またもや行き詰ってしまうのだろうか。

あまりにも安易か。
何がそうなのだろうか。
君の知ったことではないか。
わかるわけがない。
とにかく言葉を記さなければならない。
その中のどれに関してでもなく、
それに関してでもない。
何も記さなくてもいいのに、
言葉を記す。
それだけのことか。
それだけではまずいだろうか。
それは相変わらず君の知ったことではないようだ。
いくら語っても無駄なのか。
内容がなければそういうことになる。
でも冗談でならありか。
至って真面目な風を装うわけにはいかないようだ。
何でもないのにそれはないと思いたいが、
実際のところはどうなのだろう。
蒸し暑い。
それは相変わらずの状況になりそうだ。
そして何かの我慢が優先されるらしく、
君はそれらの蒸し暑さに耐えながら、
何かについて考えようとする。
無駄で無意味なことだろう。
そうだからこそ考える価値があると思われたりするわけか。
あり得ないことだが、
案外それでかまわないのかもしれず、
そんな風に考えている限りは人畜無害なのだろうか。
なぜそう思われるのか。
あるいは別に誰が思っているわけでもないか。
そういうやり方が見え透いていて、
何でもないことについて大げさに語ろうとも思わないのに、
その手の虚構に魅入られ、
それを自分の言葉でなぞろうとして、
あえて失敗してみせるのかも知れない。

それこそあり得ないことか。
君はそれに関して何か重大な事実でも知っているのか。
冗談だろう。
何も知りはしないからそうなってしまうのであり、
いつもこの辺でつまずいて転び、
また失敗に終わったことを悟るはずだ。
そうでなければとっくに済んでいるはずで、
何もかもが終わりを迎え、
後はさっさと退散する段階となっていて、
もう何も語らなくてもいい状況の中で、
憩いのひと時を過ごしているはずだ。
なぜそんな具合とならないのか。
現実にはいつも何かの途上で、
中途半端に焦れったいことを語りつつも、
そんな状態から抜け出られずに、
もがいているように装い、
何かを探求する仕草を誰かに向かって見せているつもりなのか。
すでに見破られているのではないか。
でもそれでかまわないのだろう。
そこに何かが記されていればいいのであって、
何か適当に内容があり、
利いたふうなことを語っているように感じられなくてもよく、
常に虚無的な無内容をあからさまに見せていようと、
そういう成り行きでそう記しているのだから、
やはりそれでかまわないのだろうか。
でもそれはどういう成り行きなのか。
内容を諦めているわけでもないのに、
そこから締め出されてしまうのを良しとしていて、
そんな語り以前の語りを用いて、
何か示したつもりになっているのだろうか。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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