文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2013.2.23

2013/02/27

別にない知恵を絞っているわけでもない。
しかし知恵とは何なのか。
ここから何かを発揮させるわけか。
でも何かとは何なのか。
人類は絶えずイノベーションあるのみで、
新たな分野を作って、
そこへ資金を供給して、
既存の分野の価値を相対的に下げ、
金儲けの多様性をさらに増して、
結果的に何かやっていることにしておくわけか。
そうではないだろう。
人々はそれに実質が伴っていると思い込み、
実際にそこで働き、
糧を得ているわけだ。
それは恐ろしいことだろうか。
とにかく衣食住が間に合っているうちは何とかなる。
そういうことでしかない。
間に合わなくなった者たちは死ぬしかないか。
中には路上生活者だとかいるではないか。
かろうじて生き延びている人たちもいるわけだ。
しかしそういう状況をどうにかできるのだろうか。
一握りの人たちに偏っている富を公平に配分し直せば、
たぶん誰もが何不自由なく生きていけるかもしれないが、
それはフィクションであり、
自然の摂理が働いている限りは、
そうならないようになっていて、
ごく一握りの富める者たちと、
それを目指して必死に働いている大多数の者たちがいないと、
現状は維持できないのかもしれず、
あとは富める者になるのをあきらめて、
ほどほどのところで妥協して、
それなりの幸せで満足している者たちが、
中間層を形成していればいいのだろうか。
それはまったくの冗談か。
あまりにも馬鹿げているように思えてきて、
まともな神経の持ち主なら、
そういう価値基準とは違うところを
目指す必要にかられてしまうかもしれない。
現状を考えれば、
そんな図式を拒否したいのだろうし、
それとは違うことを思っていることを正当化したいように思われ、
自らがやっている仕事に没頭することに自足し、
貧富の格差がどうたらこうたら
という社会問題のごとき幻想を忘れようとしている。
それでかまわないのだろうか。
それは幻想ではないか。
しかし幻想でなければ何なのか。
現実に問題となっていることか。

そもそも幻想とは何か。
芸術か何かか。
何が芸術なのだろうか。
金儲けがすべてではないことは誰もがわかっていることだろうが、
それが芸術だとは思えない。
たぶん同じように芸術がすべてではないのだろう。
特定の何かではなく、
様々なことが絡み合っているのであり、
それで何を基準にしてどう判断したらいいわけでもないのだろう。
今やっていることの範囲内でどうこうというわけでもなく、
何をどうしたらいいのでもないのかもしれないが、
そのへんでわけがわからなくなってしまうか。
それではだめであることも承知しているのだろう。
では何なのかといえば、
やはりわけがわからず、
話は振り出しに戻るしかないようだ。
どう考えたらいいのかわからず、
途方に暮れてしまうか。
考えがまとまらず、
まともな言説を形成し得ない。
そもそもなぜそんなことを考えなければならないのか。
そこから疑念が生じて、
必要のないことを考えているような気がしてきて、
とにかくそんなこととは関係なく、
今日の仕事をどうにかしなければならず、
それをこなしながら、
あるいはこなした後に、
再び考えるつもりかもしれないが、
それも冗談となってしまいそうで、
そのときになったらまた別のことを考えているのだろうし、
それらは今のところ何ら切実な問題とはなり得ないのかもしれない。
たぶんアフリカの貧しい人たちを助けるために
奔走しているセレブたちとは立場が違うのだ。
U2のボノは未だにそんなことに関わっているのだろうか。
君は南米の奥地で生活してる裸族とともに、
同じ格好をしているスティングの写真を見たことがあるだろうか。
あれこそが金持ちの道楽なのだろうか。
ああいう活動もそれなりの成果を上げて、
とりあえず当人たちは自己満足に浸れたのかもしれない。
ああいうことによって世界がより良くなったと実感できるのか。
たぶんそういうことだ。
君としては腑に落ちないのだろうが、
それはそういうことのようであり、
君とは無関係にかつてそういうことがもてはやされていて、
今もそれは続いているのかもしれない。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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