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彼の声 2010.12.30

発行日:12/30

誰かはまだそのペースを守っているのだろうか。
たぶん何を語ろうとしても、
何かの繰り返しになるだろう。
何がそうなのではなく、
今日も今日でやることをやっているだけだ。
だからどうしたわけでもなく、
それがそういう語りとなっているわけで、
たぶんそれが誰かにとっての関心事なのだ。
世間の注目を集めるとはどういうことか。
そういう人に聞いてみたらいい。
君にその機会が訪れるのか。
誰のことを述べているのだろう。
たぶん君ではない誰かがそうなっているのだろうが、
相変わらず君には関係のないことのようで、
君はただの傍観者のまま、
その空疎な話を終えようとしているわけか。
君の話ではない。
それとは無関係だが、
誰かは指を怪我してしまったらしい。
それがどうしたのか。
年末になるとテレビ画面上に幽霊が登場する。
毎年故人の有名人が出ているだけだ。
その人の存在を忘れてもらっては困るということか。
もういい加減に忘れさせてほしいか。
誰のことを述べているのか。
誰でもない誰かであり、
かつて固有名を有していた誰かに違いない。
だからその名前が君とは無関係だと主張したいのか。
確かにそれは君には関係のないことだが、
それがどうしたわけでもなく、
かつてそんな人物がいたことを、
いつまでも語り継ごうとしているメディア関係者とも無関係だ。
ついでにそんなことを語っている誰かとも関係なく、
君はそのことに関して何も語れなくなり、
別に語ろうとしていたわけでもないことに気づく。
だから別にその件はどうでもいいことだろう。
そんなことは語る前からわかっていたことだ。

しかしそれ以外の何を語る必要があるのか。
それ以外があるとは思えず、
必要もないのにそれを語る必要があるとも思えない。
またわざとそんなことを述べているようで、
呆れてものもいえなくなるか。
きっとその時はそうだったに違いない。
しかしその時とはどの時だったのか。
そんな話ではなかったはずか。
たぶんどんな話でもなく、
話など何もしていなかったのかもしれない。
しかしなぜいきなりそんなことを述べてしまうのか。
何だか怪しい雲行きになってきたように感じられるが、
言葉を記している誰かは、
そのとき投げやりな気分になっていたのだろうか。
なぜ過去の話になっているのかわからないが、
突然画面がカラフルになり、
聞いたことのある曲が流れてくるが、
それが何かの合図となっているわけではない。
では何が合図なのか。
誰かがどこかで合図を送っているわけか。
だからそれは何の話なのか。
何の話なのでもなく、
誰が何の合図を送ってきているのでもない。
では君は何かの幻影を見ていたのか。
だからそれがおかしいと思っているのだろう。
君はだいぶ堕落してしまったようだ。
ひたすらいい加減なことを語っているのではないか。
果たして君が語っていることになるのだろうか。
そんなことはどうでもいいのではないか。
確かに誰が空疎なことを語っていても、
何がどうなるわけでもない。
君はただの傍観者であるしかない。
いったい傍観者がこの世界に何をもたらせるというのか。

どうも近頃は視力の衰えが著しく、
ほとんど何も見えなくなっている。
糖尿病か何かか。
どこかの誰かはそんな頃もあったらしいが、
今は生まれ変わって、
別人となっているようで、
まだかすかに前世の記憶があるらしく、
そのかすかな記憶を頼りにして、
何かいい加減なことを語ろうとしているらしいが、
そんなフィクションにまともな内容があるわけではなく、
単なる思いつきで言葉を繰り出し、
その無内容に落胆して、
また別の話の中に入っていこうとするが、
今はそうではないと述べておこう。
それはどういうことなのか。
また何かつまらないことでも述べているのだろうか。
もうその記憶はない。
結局何も語らずに終わろうとしているのか。
ただ目がかすんでいる。
老眼か何かだろうか。
一時的な現象なのかもしれないが、
何か気の迷いでもあるのだろうか。
何も思いつかないことに変わりはない。
一向に埒が明かず、
気持ちも散漫で、
気分が乗ってこないようで、
このままつまらない方が正気でいられるような気もするが、
誰かの狂気を懐かしんでいるわけではなく、
気が狂うこと以外に何ももたらせなかった誰かを、
更生させられなかったことを、
今さら何を後悔しているわけでもない。
それもその場で思いついた作り話の一部か。
そこまで至っていないのではないか。
何も語らない代わりに、
いい加減に繰り出された何かの断片が、
語られることのない話の一部となっているわけではないことを
物語っているのだろうか。
何かを物語る以前に、
それは違うと思っているだけか。

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