文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.12.3

2008/12/05

廃墟の中で誰かがうずくまっている。
くだらぬ空想だ。
ならば今度は見渡す限りの荒野だ。
それは何の終焉でも始まりでもない。
なぜそんなことを述べてしまうのだろうか。
述べていることが馬鹿らしいが、
それでも自虐的になる必要はない。
たぶん何かを肯定しようとしているのだろう。
何かの存在を認めようとしている。
それは気分の問題だ。
本気ではない。
当たり前のことが当たり前のように起こり、
何かを台無しにしている。
終わりが近いのだろう。
現に君は自らの終わりに直面しているはずだ。
少なくとも誰かの作り話の中ではそうだ。
しかし記されていることは相変わらずの意味不明だ。
それの何が気に入らないわけではない。
明日冷たい雨が降ったら誰もいなくなり、
がらんどうとなった建物の中で何が見つかることもない。
言葉はどこに記されているのか。
それが誰の台詞を構成するとも思えない。
廃墟の街の中に人影はない。
考えるようなことではなく、
それが言葉を記すのに必要なでたらめに過ぎない。
君の背後で時間が経っている。
そういうのは気に入らないか。
君が気に入るような話には持っていけそうもない。
言葉が君を無視している。
それは誰かの思い込みだろう。
ただやる気がしないのだ。
何かが君を追いつめている。
それは何かの思い込みだろう。
すべては何かから始まっていることらしい。
それは何でもないのに何かなのだろう。
風景は当時と何も変わっていない。
まだ過去の記憶が残っている。
何もできずにいるようだ。
そこから一歩も先へ進めない。
わかりきった罠にはまっている。
躓きの石を避けることができない。
心はいつもとらわれの身だ。
そんなことはないと思いたいが、
誰かが地べたへうずくまる。
それがわからない原因ではないか。
とりあえず話はまだ終わっていない。
別に勇気を振り絞って何かを叫ぶ必要はない。
もとからそういうことではないのだろう。
誰かの文脈から逸脱する。
どうしてもそれは違うと思ってしまうのだろう。
君にとっては仕方のないことだが、
誰かはそこから修正を施して、
何でもないことを何でもないように述べている。
そんなふうに装い、
君を煙に巻いているつもりなのだろう。
別に煙草を吸っているわけでも、
パイプを吹かしているわけでもない。
そういう感じではなかったかもしれない。
見た目が当時とはだいぶ違っている。
本気になるのが嫌なのだ。
だからこれから何をやるわけでもない。
誰かが黙って夜空を見上げる。
それも何でもないことの延長だ。
向き合うべき問題ではない。
対峙すべきは心の闇ではなく、
そこで述べられている何でもないことだ。
意識が空疎なことを述べている現状を
受け入れられない。
そこで停滞しているのが我慢がならないようだ。
指の運びと記している言葉が合っていない。
わけがわからないのが今に始まったことではないのは
わかっているが、
近頃は逸脱しすぎている。
わざとそうやっているのだろう。
しかしそれでも何を述べているわけでもない。
そう思いたいのだ。
本当は何かしらそこに主張があるはずだ。
しかしわかりにくい。
わかりやすく述べられず、
そのつもりがないらしい。
そういうことではないのだろう。
過去を振り返って反省している。
しかし何が自業自得なのだろうか。
自ら招いた窮地を脱しようとするつもりがないらしい。
それも作り話の中でやっていることか。
ならばすべては馬鹿げている。
実際にやっていることが
記している文章に反映していないようだ。
君は作り話の中で言葉を記しているつもりになる。
君が記しているのはどんな作り話なのか。
君は架空の文章の中で何を語っているのだろう。
それは誰が記すべきことでもない。
現時点ではそれに関して誰も語ることができない。
思わせぶりやほのめかしでは何も語れない。
今のところ話のすべては謎なのだ。
果たして何も語れない状況を
変えることができるだろうか。
そんなことを述べている限り状況は変わらない。
しかし誰かはそれでかまわないと思っている。
今でもそうだ。
過去でもそうだったし、
これからもそうだろう。
君はどこまでも空疎なことを述べているつもりだ。
作り話の中ではそうだ。
現実の世界では何でもないのに、
君は未だに己の不在を利用しながら
虚構の中で生き延びようとしている。
それはどういうことなのか。
何について誰が何を述べているとも思えず、
それに関して君はどこまでも懐疑的な立場を貫き、
そんな嘘を記している誰かを
どう評価していいのかわからず、
今も迷い、
何を述べるべきか考えあぐねているつもりだ。
たぶんそれも冗談の続きなのだろうが、
そんなふうにして延々と同じようなことを
記していることについては、
わけがわからないわけではない。
何かの惰性が介在しているのだろう。
今までに述べてきたことが
そういう空疎な言説の流れを作っていて、
そこから逸脱しようとする心を
とらえて離さないようだ。
そしてそういうふうに述べると、
どうも嘘っぽくなってしまうように思われ、
自らの述べていることが
自らが思っていることとは
違うような気がしてくるのだが、
その辺から誰が何を述べているのか
わからなくなってきて、
自らは何も述べていないようが気がする一方で、
誰でもない誰かが
ひたすら言葉を記し続けていることを
信じられなくなってくる。
やはりそれも作り話の中で行われていることに
なってしまうのかもしれず、
わけがわからないの一言で
片付いてしまうようなことなのか。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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